音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

スティービーのコード進行へのチャレンジが始まったアルバム;スティービーワンダーレポート9-3

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事例35God Bless the Child(CDタイム 0:14-) 

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Aメロ

FM7  B♭7(13) |FM7  B♭7(13) | Cm7  F7(9)  |Cm7  F7(#9)  |

Bメロ

B♭M7  |B♭m7(9) |Am7  D7(♭9) |Gm7 C7♭9) |

FM7 B♭7(13) |FM7 B♭7(13) |

Aメロ

FM7  B♭7(13) |FM7  B♭7(13) | Cm7  F7(9)  |Cm7  F7(#9)  |

Bメロ

B♭M7  | B♭m7(9) |Am7  D7(♭9) |Gm7 C7(♭9) |

FM7  | B♭7(13) A7  |

Cメロ

Dm7  DmM7 |Dm7 Dm6 |Am7  |E7  A7  |

Dm7  DmM7 |Dm7 Dm6 |Am7  D7 |D♭7  C7  |

=degree=

Aメロ(Key=F)

IM7  IV7(13) |IM7  IV7(13) | Vm7  I7(9)  |Vm7  I7(#9)  |

Bメロ

IVM7  |IVm7(9) |IIIm7  VI7(♭9) |IIm7 V7(♭9) |

IM7 IV7(13) |IM7 IV7(13) |

Aメロ

IM7  IV7(13) |IM7  IV7(13) | Vm7  I7(9)  |Vm7  I7(#9)  |

Bメロ

IVM7  |IVm7(9) |IIIm7  VI7(♭9) |IIm7 V7(♭9) |

IM7  | IV7(13) VI7  |

Cメロ

VIm7  VImM7 |VIm7 VIm6 |IIIm7  |VII7  III7  |

VIm7  VImM7 |VIm7 VIm6 |IIIm7  VI7 |VI♭7  V7  |

ビリー・ホリデイの1939年の作品カバー。

スティービーのアレンジではテンションサウンドが雰囲気を醸し出してます。

同曲で原曲にもCメロにあるクリシェが用いられています。ゆえにスティービーの曲とのマッチングも良いですね。

   

事例36Do I Love Her (CDタイム 0:12-)  

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Aメロ

D♭M7  CM7 |BM7 |D♭M7  CM7 |BM7 |

G♭ |A♭m7 D♭7 |G♭M7 |E♭m7 A♭7 |〜

=degree= key=D♭

IM7  VIIM7 |VII♭M7 |IM7  VIIM7 |VII♭M7 |

IV |Vm7 I7 |IVM7 |IIm7  V7 |〜

今回取り上げる曲としてははじめてスティービーのみのクレジット曲。

一行目のVIIM7は経過和音であり、四拍目に挿入されてます。

そして続くVII♭M7が特徴的。こうした和音配置は、オリジナル曲の中にどんな特異性を投じるか、という欲求であるように感じます。他曲にない響き、他曲にない進行感を有する曲を作ってみたい、という欲求でしょうか。

同アルバムでは、和声に関する実験が随所に見られるので、これはスティービーの探究でしょうか。18歳の頃のリリース作品ですから、ロン・ミラーからの作曲の指導も本格的にあった頃だと思われます。

 

事例37The House on the Hill (CDタイム 0:10-)

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Aメロ

E♭7 |E♭7 |E♭7 |E♭7 |

A♭7 |A♭7 |E♭7 |E♭7 |

B7 |B♭7 |E♭7  G♭ A♭|E♭7 |〜

(CDタイム 1:11-)

A♭7  |A♭7  |E♭7  |E♭7  |
F#7  B7 |F#7  B7 |F#7  B7 |F#7  B7 |

G#7 |B7 |C#7 |C#7 |〜E♭7

=degree= key=E♭ブルース

Aメロ

I7 |I7 |I7 |I7 |

IV7 |IV7 |I7 |I7 |

VI♭7 |V7 |I7  III♭ IV|I7 |〜

(CDタイム 1:11-)

IV7  |IV7  |I7  |I7  |
III♭7  VI♭7 |III♭7  VI♭7 |III♭7  VI♭7 |III♭7  VI♭7 |

IV7 |VI♭7 |VII♭7 |VII♭7 |〜I7

モータウンの作家陣の楽曲。

基本形式はE♭のブルースですが、III♭、VI♭、VII♭の使用により緊張感を出てます。

F#7への進行感はいわゆるIII♭7への進行感からの展開を活用。

それがすぐにB7への流れとなり、これはF#7をI7としたIV7へのブルース進行となるように工夫されています。進行感の瞬間的な変化。

またそこからE♭7までの流れも、III♭、VI♭、VII♭を活用しスムーズにE♭7に戻しています。

 

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