音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

初心者のプラグインの使い方2〜音圧上げはコンプかエキサイターかリミッターかエンハンサーかマキシマイザーか。

www.terrax.site

音圧を上げて音をくっきりさせる、ためのプラグインがたくさんあります。

果たしてどれがいいのでしょう。

初心者の場合は、まず何よりコンプを一つ慣れておいた方がいいかな、という印象を持っています。私の方ではProC2+EBUSLim(またはMOTU MW Limiter)で音圧についてのスキルを身につけることをお勧めしてます。

 

エキサイターやマキシマイザーは持ち上げることに特化していて確かに音圧はすごいことになるのですが、ミックスのことを考えてくれていないので結局バランスをとるのに他にプラグインを使うことになったりかなり数値を変えておかしな設定になってようやく普通の音が出る、みたいなことになります。プラグインで上げすぎ、下げすぎ、切りすぎ、持ち上げすぎ、というのは不自然です。音を作るプロが「こういう設定は上げ過ぎに入る」という設定なので。プラグインはちょこっとプリセットをいじる、というスタンスからサウンドを覚えて、それから大胆な設定に向かってください。 EQをコンプみたいに、コンプをリミッターみたいに、使うようになってしまうとぐちゃぐちゃになります。そういう変態設定は基礎を十分に理解した上で飛び道具的に使ってみてください。

 

また、リミッターは頭打ちになるのでコンプとしての効果よりもやはり文字通りリミット効果が強いです。十分な抜けが得られない場合があります。

エンハンサーは初心者は使えません。

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例えばこのnoveltechのエンハンサーは効きがいいので使ってみる価値がありますが、これはEQとコンプがいい感じにミックスした効果を一度に出せる、というだけで「仕組みがわかって使える」タイプのものではなく、そこでの発想はこのプラグインにしか使えません。

 

それに対して

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例えば、こういう目で見てわかるコンプの目盛り感じや、数値の感じは、その他のコンプでも応用できますし、逆にそれぞれの効きの違いもわかるようになります。それがわかると初めてハードエミュレーションコンプ(往年の名機をエミュレートしたコンプ)などの質感も捉えられるでしょう。

 

コンプも様々お勧めがあると思います。

もし色々なページを見て「自分にはこれだ!」というコンプが見つかれば良いのですが、もしよくわからなかったら、上記のfabfilterのコンプから使い倒してください。

DPの方はMOTUのコンプでもいいです。

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私はコンプ効果そのものはProC2に任せ、 C2の前にこのMOTUコンプを入れる事があります。何もいじってませんが、これだけでも気持ち音圧がクリアーになります。

必要に応じ角度をつけたりゲインを上げたりしますが、調整が難しいのであまりいじりません。なるべくPro2のつまみで作るようにしています。

私がこれをメインに使わないのは、効きが薄いからです。本来はこれがコンプなのでしょうが、DAWから入ってしまったためにある程度がっつり聞くことに楽しみを感じてしまっていたので、MOTUの効きに最初は不満がありましたが、現在では大変重宝しています。微細に綺麗に効いてくれるのでとても良いです。ボーカルトラックはいつも

MW COMP⇨ProC2の多段がけ、です。

 

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魔法のように音が変わる!という謳い文句のINTENSITYですが、コンプ感がかなり強いので「コンプかけすぎですよ?」と言われます。確かにキラ!っとした音を作るのですが、ジャンルをすごく選びます。だから一回かけてみて「ああ、これは合わないなぁ」と思うときもある、ということです。それは時間の無駄なんですよね。

かかりすぎてしまうので本当に薄くしかかけられ図、それならEQでhigiを上げたり、ProC2でゲインを上げても欲しい効果は手に入ったりするのです。

ProC2のようなコンプにはそういう事がないので、余計な手間がありません。

 

ゆえにProC2でコンプレッサーの感じを捉えられてからリミッター、マキシマイザーへと試してみてはいかがでしょうか?ProC2に満足したらマキシマイザーは必要ないかもしれません。

動画でも紹介されているので購入前に検討してみてください!

 

<おまけ〜サウンドを変化させ流程のコンプ>

コンプのスレッショルドのつまみをいじると全く違うサウンドになってしまう、ということもあり得ます。

これはコンプがやるべきことではなく、音色選びの段階でやることです。

結局は同じことなのですが、音色が変わるほどコンプをいじると、もう一つコンプをさす必要が出てきます笑。音色変化用、音圧調整用という多段がけです。

これはコンプの本来の使い方ではないので、これはそういう意図を理解した上でそういう使い方をしてください。

 余裕が出てきたら逆に様々なマキシマイザーを試してみると「あ、これ好き」「これはいらん」とか即断できると思います。

お試しあれ!