DP10.1から備わった最強バウンス機能に特化した記事です。
こちらでも少し触れていましたが改めてモノラルトラックのあるステムバウンスをご紹介します。。
こういう曲があったとします。
M1,M2,M3はモノラル、あとはステレオトラックです。
曲データを全て選択して「バウンストゥディスク」を選択。
左側の「トラック」にチェックを入れると、右にような小窓が現れます。ここでどのトラックをバウンスするか選択します。全書き出しなら全部選択のままで結構です。
「トラック」にチェックを入れることで、全トラックパラアウト(パラレル書き出し)が可能です。「アウトプット」のチェックを外すと、2mixの書き出しをしません。
各トラックのバウンスと、全体2mixが同時にできます。画面のそれぞれのトラックをクリックすると、選択が解除されバウンスされません。
1,3,6と全体2mixの選択を外しました。クリックすれば外れます。外れたトラックのデータはバウンスされません。
今回はモノラルデータがあるので
このフォーマットの部分を、
このインターリーヴド、またはディインターリーヴドを選びます。macならAIFFを選んでくだあい。windouwsならBroadcastになるのでしょうか。ただし、ステレオに細かく動くエフェクトをかけたファイルなどは音が変わる時があるので、可能な限りバウンスできるフォーマットは試して覚えておくと良いです)。
もちろんいうまでもなく納品先の指定のままに。
そしてチャンネルのところを「トラックフォーマットに準ず」を選びます。
これでモノラルはモノラルへ、ステレオはステレオになります。
ここではトラック全選択でバウンスします。
これでOKを押すと、
このようにバウンスフォルダに出力されます。これまでの2%の労力ですね。
これらを並べてみましょう。
完璧です。
====
おまけ。
インターリーブファイル=1つのファイルで複数のチャンネルを扱うファイル。
ディインターリーブドファイル=複数のチャンネルは1つのファイルになります。
これはディインターリーブドファイルを選んだ時のバウンスデータです。ファイルサイズが小さくなっているのはバウンステストの際、誤って16GBを選んでしまったからです。紛らわしくてすみません。
要はステレオファイルがLRのモノラルファイルになる、というだけでふたつで一つのファイルです。
ユーザーガイドには
「• プロジェクトのインターリーブドフォー マットが「ディインターリーブド」に設定されている場合、チャンネル毎に独自の拡 張子(.L, .C, .R など)を追加した複数のモノサウンドファイルを作成し、どんなエディットを行ってもステレオトラックのサンプルアキュレートなフェーズロックを保持します。」
とあり、
ちょっと何言ってるかわかんない(サンドイッチマン風)
この辺の詳しい上手な解説ができる方は教えていただきたいです。