音楽教室運営奮闘記

不定調性論からの展開紀行~音楽と教育と経営と健康と

SNSのしがらみから脱出する方法/ミニマムビジネスのススメ?〜音楽制作で考える脳科学13

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参考にするのは「自分では気づかない、ココロの盲点 完全版 本当の自分を知る練習問題80」です。

 

その他のトピックを音楽制作と絡めて書いておきます。

<赤が魅力的な理由>

血液の赤に由来すると考えられているそうです。だから結構世界中の民族で共通するのだだとか。鮮やかな赤色は酸素豊かな血液であり健康的だと脳が感じるのだそうです。

あとは顔を赤らめる、とかにも敏感ですね。

また血が流れることは危険信号ですから、戦意にも影響するそうです。

赤を無意識に恐れるのだとか。ボクシングやレスリングでは赤コーナーの方が勝率が高いんですって。青コーナー側の戦意が知らないうちに減退するのでしょうか。

 

アイドルのセンターも赤が魅力的ですよね。中心!と感じます。まさに心臓。

だから誰に赤を担当してもらうか、って無意識の反応に影響されるんでしょう。

「アイドルグループ」で検索してもらえると彼らの立ち位置がわかります。

赤が端っこにいると違和感があります。不思議ですね。

青は落ち着かせるって言いますから赤のざわざわ感はさらに加速します。

 

あ、それから「やっぱり赤が多いじゃん!」みたいに勝手に自分の都合のいい情報だけピックアップしてしまうのは「確証バイアス」ですから気をつけて笑。

 

<人は自分の脳内世界以外の「世界」を知らない>

残念ながら、自分が正しいか間違っているかを、他と比較しながら判定することができません。(中略)どんなに謙虚な人でも、どんなに気弱な人でも、堂々と「常識」に囚われて生きています。(中略)日本人にとってシマウマは「白地に黒シマ」ですが、黒人に同じ質問をすると「黒地に白シマ」と言う逆の答えが返ってきます。(中略)シマウマの生息地はアフリカですから(中略)黒地に白シマのほうが「正しい」とも言えます。

(中略)

結局のところ、正誤とは「心地よさ」や「快適さ」の度合いでしかなく、究極的には「好きか嫌いか」の問題に帰着します。

(中略)脳は自分が培ってきた好悪観を無条件に「正しい」と思いがちです。

現代のSNSインフルエンサー社会のしがらみから脱出するためのヒントが書かれています。

常識と非常識、正義と不義、善と悪、快と不快、正常と異常、得と損、健康と病気-あらゆる二律違反は、立場によって定義が反転し、線引きは曖昧です。

そう、世の中結構曖昧でできています。

自己の周囲での正しさを上手に一般化できる人がインフルエンサーになります。

素晴らしい音楽も、素晴らしい絵画も、素晴らしいビジネスも、素晴らしい意見も、それを「良い」と主張する人の数が多かったにすぎません。

しかし「多い」と言っても"1億いいね"をもらえるわけではありません。

世界の人口は何十億です。

誰もがそうなれるわけでもないのに、飛び抜けたインフルエンサーを信望するのは疲れませんか?インフルエンサー側も疲れるでしょう。

 

同じ教育を受けてきたら同じ常識しか育ちません。

それでも中にはマトリックスの世界から目覚める人もいます。

そのインフルエンサーだって全ての点において"あなたの好悪観"と合致しません。

 

再生数ビジネス、フォロワービジネス、いいねビジネス(結局これらは広告ビジネス)が今世界を席巻していますが、現代の広告ビジネスが多様化細分化されれば、20人依頼者がいたら、十分にひと月一人が食べていくことができないでしょうか。

 

 「彼がこう言っていた、俺も賛成だ」と言うのは、"俺たちは女性の好みのタイプが似ているんだ!"ぐらいの感覚だと捉えられればいいのかなと笑。別に主張するほどのことでもないし笑。

 

大きなビジネスとは別に、小さなビジネスの展開、毎月30人に届けば十分食べていけるビジネスが次のハッピーの一形態になるかもしれませんね。

自分はすでにそういうビジネスしか行えないのですが。

2万人フォロワーがいなくても生活が楽しい人もいると思います。

 

このことはなんとなく昔から本で読んでいて、不定調性論も「結局は好き嫌い」みたいなことを言ったりしています。

自分の判断がバイアスだらけなのであれば、道徳にとらわれすぎず(芸術表現においては)、まずは自分の好悪観で表現することを「良し」とする方法論があっても良いのではないかと感じます。

そしてそれを他者に強要しない、自分のモデルができた人は他者のモデル作りを応援する、という形でそれぞれが自分と似た人、自分を必要としてくれる人を見つけ、それだけで食べていけるミニマムビジネスは今後どうでしょうか。

 

<言われ続けるとそうなる>

ステレオタイプ脅威(Stereotype Threat)について。

人の類型化は、自分にも向けられるそうです。

「自分はダメだ」と言い続ければダメになります。卑屈になりその型にハマっていきます。そうした言動に敏感になり、さらに悪循環を引き起こします。

 

これはその現場のリーダーの責任だと思います。「この人が言うのだから間違いない」と言うバイアスという錯覚がチームに広がり、本人もそれを信じるようになります。

それで競争を煽って日本統一した徳川家康という人もいますが笑。

 

一方で「君は作詞ができる」「君はダンスが上手い」とできることを指摘するやり方もあります。でもこれも「それ以外はダメ」というニュアンスを含めると逆効果です笑。

 

皆を集めて「この中では君が一番ダンスのチーム感覚がいいからダンスは君がまとめてみなさい、他のみんなはそれ以外の部分で彼/彼女を支えてあげなさい」

とそれぞれ同じ指摘をしてやるべきことに集中させ、他はそれぞれの周囲が支えます。あの人が他のことはできないのは○○○をまとめることに集中しているからだ、と思いやすくなります。これは人数にもよるのですが。

 

キッズも片っ端から褒めても、褒めないと「飽きられた」と感じます。そこで何が得意か、何が不得意かを察知して、これがこれだけできるのだから、これが不得意でもいいのではないか、と自ら感じてもらうように指導します。これは自分の経験からです。

不得意なとことは年齢とともにやんわりと察知し、上手くかわす術を勝手に覚えます。

 

なかなかセオリー通りにはいきませんが、私自身は得意なところを伸ばしてそれでとりあえず食べられるスキルを身につけてもらって、自分で収益を得てから不得意なところで苦労してもらいたいな、と感じています。

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