写真をいただきまして音楽を作るシリーズです。
スカイツリーの写真。
そして遠くの富士。
見てるだけで風を感じます。肌が粟立つようです。
風を感じるような心持ちの曲です。富士はずっとそこにあって、何億年もずっとこの地が変わっていくのを見てきたのでしょうか。
不定調性のままに、というか、写真の脈動のままに出てくるメロディを置いていきました。
写真がなければできない曲想ですし、本当に面白いです。本当に自分が作ったのかな。
それとも写真の物語をただ読み上げただけなのかな?
小節線を無視して作っています。風に規則などないように。
でもなんというか、節度のある自然、というのは凛々しいです。
時に大きな脅威となる存在であるが故に、こうして心を打つ風景を見せる時は、なんとも泣けてきますよね。なんであんなに恐ろしさを見せる存在に、どうしてこんな美しい側面があるのかまるで理解できません。
理解をする、ということがそもそも不可能な存在ってありますよね。
「理解」って人間の範疇での、すごく小さな認識なのかもしれませんね。
音楽もよくわからない存在ですが、音楽を通して何か知りたいと思ってしまうのもまた人の弱さなのでしょうか。
なかなか作りながらまたスイッチが入った作品ですので、ぜひゆったりな気分の時、風を想って、聞いていただければ幸いです。
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