今回はブログ読者様に教えていただいたアーティストの作品が大変素晴らしかったので、誠に勝手ながらご本人にお願いして勝手に音楽を作らせていただきました。特にアーティストの展覧会とは関係はございません。
小三部作です。
そのほかの作品も全て幻想的で別世界観、別常識感、別概念感に溢れていますので、ぜひご覧いただきたいです。
それぞれのworkをクリックしますと、一つ一つの作品を観ることができます。
素晴らしいです。インパクトがあり、振り切った美しさに置いて行かれる感がたまりません。異世界の生命体、その化石のようでもあります。イメージをそそられました。
Suite of Glassnature (KAN TAKEUCHI 2020)
I.The Forest
このお部屋空間に流れているのを想像しながら作りました。下記ページで個々の作品を見ることができますので、ぜひ観ながら流してみてください。
あなたに続く森 / The Forest That Leads To You | Mika Aoki 青木 美歌
こういう世界から招待された精霊がこちらが話しかけるのをそれぞれの玉座で待っているような画です。神聖さしかない。
一つの主題を二回演奏しますが、少しずつ変質しています。二つは違うものですが、昼と夜のような陰と陽の対称です。
II.You and I
この作品が少しずつ育っている時の音が聞こえます。
下記で作品詳細が観れます。
あなたと私の間に / Between YOU and I | Mika Aoki 青木 美歌
作品のコンセプト(HP参照)も素晴らしいですが、持っている色合いの影響力の凄さたるや。どこか普段考えてる"やましいこと"をエネルギーごと吸い取られそう。
III.life and death
作品の他の写真も素晴らしいです。
未生命の遊槽 Aquarium of life and death | Mika Aoki 青木 美歌
ひっそりと渦巻く人の念=チェロ
それを優しく包む異自然の生物の鼓動=ピアノ
です。これらが見えない世界で絡み合い様々な気持ちに人を導きます。
真ん中に置かれたのは「長持」だそうです。
畳にチェロって合う。
======
今回はついにピアノだけの作品から脱却して、他の楽器を使いました。
部作の場合は、こうしたアプローチもいいかなと感じました。
私は音楽も大して分かっていないので藝術なんてまだまだ無知に近いのですが、「クオリア」を大切にする、というのは、いわばそういった理屈抜きで脳が反応する状態にしておく、ということで、今回作品のお写真見てゾワっときました。
これだよ!これ!
という感じでした。
音を聴きながら観ますと作品が錯聴と錯視のようなものが働いて"動き出します"よ?
それとも自分はそういう体質だからこういう音楽を作っているだけかも。
また、下記からmp3音源もダウンロードできます(ページ右「開く」をプルダウンで「ダウンロード」を選択)。
上記、Aoki作品やHPを見るとき、または相応な芸術作品を展示会やギャラリーで見るとき、もし周りがうるさくなかったら、お好きな曲をヘッドフォンで小さく流しながら作品を観てください。本当は会場に流れているのが一番いいです。
あまり音が小さいと低音が消えてしまうので、プレイヤーのイコライザー機能とかで低音を上げめにしてください。
この音楽は「環境音楽」です。サティの「家具の音楽」の概念、BGMとも違う「インテリアミュージック」です。効果音、と言ってもいいです。
もっともっといろんな経験を積ませていただかないといけません。
2020年は「現代不定調性作品」アートの現場で使用していただけるようであれば、無償でお作りしています。
★★★★★★★
人の持ち得るインスピレーションの限界まで連れて行ってくれるような今回の素晴らしい青木美歌さんの作品・プロフ・イベント情報は下記のホームページからご参照ください。
青木美歌さんのInfo
こちらで近々の展示会などの日程・情報が見られます。
★★★★★★★
※今回の画像は使用の許可を青木さんご本人からいただいております。ありがとうございました。急に記事が豪華になりました。
==後記==
三曲とも調が揺らぎますが、短調と長調が陽炎のように浮かんでは消えます。
純粋不定調性音楽です。木や花みたい。と言えば良いでしょうか笑。花は笑わないけど、悲しそうでもない。
音楽理論を使う感覚はなく、聞いたことがある質感を「知ってる」と耳が反応する、知ってるから知っている。その認知の濃度に加減をつけて表現するだけです。
世界のことなど何一つわからなくてもいい。出逢えたものが全て。
その中でこじんまりと生きていきたいのです。
井の中の蛙が、井の中に別の宇宙が広がっていることを知ったんです。大海を知る、なら、私は井の中の奥を探求し、そして表に出していきたいです。
現代は井の中にいながらにしていろんな人に会えるようです笑。井戸の壁越しに会話しても今はインターネットがあるのでそばにいるように会話ができます。
ことわざもグローバル化翻訳しないとね。
「井の中で探索も検索もしない蛙」
はよくない、とか笑。
万能の音楽は「静寂」だと思います。だから「静寂の隙間をどの程度音で埋めるか」をうまくデザインしていくことになろうかと思います。
自分でも何やってるかわかりませんが、「自分のやりたいことをやろう」って思っていたら、ここに辿り着きました。さて次回は。。。
音の配置を確認したい、とのご要望がありましたので、こちらでお願いします。
チャンネル登録よろしくお願いいたします。
登録の方優先にご質問とかお答えしています。