音楽教室運営奮闘記

不定調性論からの展開紀行~音楽と教育と経営と健康と

不定調性論をご紹介いただいて...徒然〜不二草紙ブログへ

www.youtube.com

以前この曲を作らせていただいた経緯が、読者さまよりのご紹介からでした。www.youtube.com

fuji-san.txt-nifty.com

ご紹介頂いた記事はこちら

f:id:terraxart:20200227141837j:plain

改めて"宇宙"です。

 

私自身はにわかでも遊びでもありません。これに自分の人生を犠牲にする覚悟です。

とにかく自分が生きているうちは修正に修正を重ね、ご指摘頂いた問題点や課題を全て取り込んで参る所存です。もし修正のしようがない致命的な欠陥が見つかれば、そこで自分の半生は無駄になるわけですが、ここ数年でようやくそれを笑い飛ばす覚悟ができました。

 

皆様に叱咤激励いただき、自分の足元を固めてまいりたい所存です。

しかし逆に言えば、なんらの先入観(他者が展開したコト)もないからこそ、いきなりモノからコトを紡ぎ出すことができたのかもしれません。

 『青緑の澄性』〜音楽の「ことたま」(参照)

 

 

その通りです。先入観がなかったので作品そのものと向き合えました。見た瞬間自分がイメージしていた通りの写真でもあったので勢いがつきました。最初からこういうものを音楽にするつもりでご依頼したので、この人とウマが合うかも、等まで感じました笑。

 

記事にこうあります。

 音楽は「一瞬で全体」である「モノ」を、歌や楽器などの「コト(琴)」を通じて、一度時間軸上に展開して、そして、私たちの脳内で再び「一瞬で全体」である「モノ」に帰すという、古代から人類が獲得していた「高次元へのアクセスツール」です。

  

そういうことなのだと思います。

おそらく多くの作家さんがこういうやり方をしていると思います。ただそのやり方に名前がなかっただけです。

頭の中に生まれたナニカを行動の動機にして、追加される何らかの意欲となるままに、手が進みます。根拠は言葉で説明できません(クオリア感)。

その間止めどなくイメージややりたいことが流れる水のように身体の中をどんどん流れていきます。曲は悩むことなく最後までできます。

頭を使うのは推敲の時です。一週間ぐらいかけます。これは時間が掛かるのではなく、同じ曲に集中できる時間が90−120分ぐらいなので、毎日それだけの時間の間、翻訳の文面が間違っていないか、なんども読み返す作業をするわけです。

 

山口さんの記事にある「音楽のことたま」とは、不定調性論では「多解釈可能な存在であること」を意味します。

例えば「あまむら」という言葉を聞いた時、何をイメージするかは人それぞれ微妙に違います。音楽の旋律も同様です。この時パッと開くのがイメージでありクオリアです。それを自在に許してあげるのが不定調性論的思考の第一歩です。自分より優れた受講生がそれをやるのを先生としてみてきました。みなさん解釈力がすごい。

 

様々な解釈(それは一時的なもの)が可能な一つの言葉=音楽の旋律(和音も含めて)です。だから音楽を聴くと、自分の潜在意識の中に埋もれている言葉や思いが沸騰して意識の上まで泡となって飛び跳ねます。それらが感情になって吐き出されます。音楽が終わると音楽が始まる前よりも穏やかな気持ちになっています。感情の灰汁が自然と外に出るからではないでしょうか。これも脳の活動の一つだと信じます。

 

この考えない音楽は、

思い⇨旋律=音楽

というシンプルな構造式で出来てます。今回の「青緑の調性」はそうやって作りました。

 

そういう自在な心を取り戻しませんか?ということを問いかけるのも芸術家の仕事かもしれません。

コロナ時期、芸術や思想・今必要でないものが常に疎まれますが、様々な災いを乗り越えて残ってきた文化の灯火はどれが消えてもバランスを欠くと思います。拙作メモで「均衡」と言っていますが、個人に必要ないから排除する、ではバランスを保つ努力を拒否しているに過ぎません。

つまりそれではバランスが崩れます。この大きなバランスが崩れれば結果としてその人自身も影響をうけます。

お互いが支えあえる努力を保つためには、芸術が持つような柔軟な発想力や突飛な解決力を忘れないこと、に尽きると思います。

 

自分も石並べのその先にある"芸術"をひたすら目指すのみです。

 

拙作が山口さんの即興演奏のスタイルに似ている、ということでひょっとすると、本当に考え方とか、似ているかもしれませんよ。

光栄です。

 

幅広い交流範囲をお持ちで、大変多岐にわたる話題に、読んでいて決して飽きない山口さんのブログ、どうぞご覧ください。

fuji-san.txt-nifty.com

www.terrax.site