台風の夜に夜なべしました。
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音楽理論とは、多数の人に役立つための一般的な指針である必要がありました。
不定調性論は独自論です。だからきっと私がとてつもなくすごい作曲家になって名前を残さない限り、この手法は個人の制作に用いられるだけでしょう。
情報化社会になり、個人は個人の情報管理の中で生活を完結できるようになりました。
音楽制作もスタジオを押さえてたくさんのミュージシャンのスケジュールを調整し、あーだこーだ言い合いながら曲を作る機会も減りました。
これからますます一人で音楽制作をするミュージシャンが増えるでしょう。
だから個人が個人で完結する方法論が伝統技法の他にもう一つ引き出しとして持っていられれば、自在に社会と個人との間を行き来しながら、クライアントの気質に応じて、伝統的技法の中に個人のやり方を上手に含ませることで、結果として新しいサウンドができることになります。
20世紀は伝統の破壊や、より先進的なものを追いかけた結果、ポピュラー音楽ではないもの、伝統的な音楽にはないものを追い求め、表現した時代でした。
しかし21世紀になり、やはり伝統文化は素晴らしもの、残すべきもの、という側面があることを理性の中で受け止められるようになりました。
故に、無理して無調や、アヴァンギャルなものにのみ先進性を見出さなくても、人はやはりバッハを聴くし、ポピュラー音楽を楽しむ、ということがわかりました。
クラシックからジャズに移った時、ジャズからポピュラーに移った時、人も移動していきました。そしてなんでもありなポピュラー音楽こそが、伝統も前衛も全て飲み込んでしまう可能性を秘めた21世紀人には取り扱いやすい音楽であることもわかりました。
これはすなわち、ポピュラー音楽を制作するものは、あらゆる音楽ジャンルに意識を通じることができても良い、ということです。個別化が進めば音楽もどんどん個別化するでしょう。
動画で述べるとおり、私はランダムに音を置きながら、そのイメージを拡張し、音楽を作りたいという欲望を持っていました。
しかしそのためには「調性を保つ」「協和不協和を保つ」「形式を保つ」という暗黙の了解のようなものに非常に負荷を感じていました。それらの価値基準は他人が作ったものだからです。お客様に出す料理を一般のお客様に喜んでいただけるように味付けするのは当然です。しかしいざ「よし!今日は自分がいいと思うBGMを作ろう!!」と思い立った時、「自分がいいと思う」ことを表現する手段がないことを知りました。
大した問題ではないですが、これはプライベートで出かける時、制服以外の服がない、みたいなのと同じだ、と感じました。別に制服で出掛けりゃいいじゃん、て話。それが許せる、許せないは個人の判断。
不定調性論は数理親和音モデルで、基音1音に対して、10音まで親和させることができる個人別協和度伸縮自在な音親和モデルをつくりました。自分の協和感覚、自分の音感親和に対する価値観で作ったモデルです。だからその尺度を自分が今から作ろうと思う音楽に当てはめて自在に動かして、いつもと同じような意識で音楽を作れれば便利だ、と考えました。
別にただ12音を使えばいいじゃないか、という話ですが、そういうやり方はすでにありますし、従来まであった個別的手法です。。そうではなく、ちゃんと自分が納得できる方法論をつくりたかった、というところが変態なわけです笑。
そうです、そんなものなくても死にはしないのです。
だから徐々に自分の変なところを知り、震撼しました。
しかし、こういう個人が形成された以上、自分を生き続けるしかありません。
今回の動画は、そういう個人的手法や作曲時の思考を公開したものです。
後はこの手法がちゃんと残るように私自身が作品を作り続け、発表し続けないといけません。
方法論そのものは既に教材に落としこめています。
どなたか一人でも、ピンときて、自分のやり方に目覚め、その才能を羽ばたかせるヒントになれば幸いです。
DTMのレッスン動画にはなりません、異端クリエイタースピリッツ養成動画みたいな感じです。もちろん普段のレッスンでは「適当」に音楽を行うことなく、一つ一つ丁寧に一般的感覚と一般的知識についてディスカッションしながら進めてまいります。
台風19号(2019)の退避中スタジオに二日留まり作りました。
被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。
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==コーヒーブレイク〜M-Bankロビーの話題==
何にでも接続できて128GBのUSBとか便利じゃん??て話になりました。