音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

クリエイティブ ランナーズハイの対処法〜なぜ、朝読み返したら最悪なのか

昨晩は無我夢中で作って「めっちゃ最高だ!」と思って明け方まで頑張った!

でも寝落ちして、朝聞き返したら最悪だった、という経験をしたことはありませんか?

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私ももちろんあります笑

でもさすがに最近は少ないです。自分の最悪に慣れたのかな笑。

 

別にテンションが上がらないと曲ができないわけではない

若い方には密かに言いたいです。

これを唱えてみてください。まあ、歳をとると夜テンション上がらなくなるから、放っておけば誰でもこうなるんだけど。。

 

私は密かに「クリエイティブ ランナーズハイ」と呼んでいます。

ja.wikipedia.org

継続的な運動によって引き起こされる一時的な多幸感であり、喜び、深い満足感、高揚感、ウェルビーイングといったポジティブ感情を経験する感情的状態である

引用;上記wiki

また体質によって、というか、そういう癖がついてしまう人もいます。また脳内ホルモンが出やすいセンシティブな人、とかもおられると思います。

 

専門的用語があるのでしょうが、私はちょっとわかりません。

news.merumo.ne.jp

上記記事では「真夜中のラブレター現象」が正式名称、だと言っていますね。

その他も色々出てきますね、脳の機能などの解説も出てきます。

睡眠・概日リズム機構が気分調節に及ぼす影響と その神経基盤pdf

 

cocoloni.jp

 

特に上記PDF論文の文章が論文なので説得力が半端ではありません。

5時間未満の睡眠しかとっていない個人は高い抑うつを示し、7,8時間の睡眠をとっている個人が最も低い抑うつ得点を示したことが報告されている。

 

一方で、睡眠不足はポジティブな情動反応をも増加させる。Gujarらは、被験者を一晩の全断眠を行うグループと、通常睡眠をとるグループにランダムに割り付け、国際的に標準化された画像セットから選定されたポジティブな情動刺激画像を呈示して評価(快・不快の程度)を行わせ、その際の脳活動をfMRIにより計測した[8]。その結果、全断眠後の被験者は通常睡眠後の被験者に比較して同じ画像をよりポジティブと判断する傾向が見られ、扁桃体・島皮質に加えて、腹側被蓋野や被殻などの報酬系の活動が亢進することが示された。興味深いことに、前述の研究と同様、前頭葉領域(内側前頭前皮質、眼窩前頭前野など)と報酬系領域間の機能的結合の低
下が認められている。睡眠不足は情動の正負にかかわらず、ヒトの前頭葉の制御機能を低下させ、情動反応性を増加させると推察される。

つまり、眠らないことでポジティブ反応も、ネガティブ反応も増加してしまうんですね。少し前から寝不足の習慣が続いたある時、クリエイティブ ランバーズハイが訪れるのではないでしょうか。

 

 

また逆の人もいるでしょう。夜ネガティブになる人も。

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ラブレターは読み返せ、が先人の知恵なのでしょうが、それは現代的ではありません。

現代では、どうやってランナーズハイを活用するか、を考えた方が良いです。そんなに読み返したり、やり直したりする時間は現代人にはないからです。高いテンションで最高の曲ができるに越したことがありません。そしてそれは若く未熟な時だけです。

厄介です。

 

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音楽が仕事になると、自分が一番安定した制作ができる時間に制作するので、夜中寝不足で制作、ということがほぼなくなります。私は9:00ー15:00の間でどんどん難しいレベルの制作にしていきます。

逆に売れっ子さんは、24時間制作していないといけないのでランナーズハイを超えた状態になるそうです。「倒れるまでにとりあえず一生ぶん稼ぐ」という思考ですから、あまり普通の方にはオススメしません。

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だから専任プロになれば解決されます。それでも夜中に作ってテンション上がって未だに朝失敗する、みたいな人はなかなかこの世界残っていないと思います。

ぜひ何回か経験したら対処法を編み出してください。原因と根拠があるわけですから。

 

最初にも書きましたが、別にテンションが上がらなければテンションの高い曲は書けない、というわけではありません。

テンションが上がりすぎた時は「今めちゃくちゃ気持ちいいから今日は無理。今日はデモ程度の気持ちで作ろう」と思えれば100点だと思うのですが。

あ、それでも一度上がったテンションはそうは下がらないので、その日は眠れませんので覚悟して笑。

そうやってテンションをコントロールしていくうちに、大人になってやがてテンションも本当に上がらなくなります笑

 

・「今最高だ、と思ったのはランナーズハイのせいだ。」

・「朝最悪だと思っても、ポジティブに。」

 

と思って、私は常に冷静にものを見られるようにしていきました。

作っている時はギューーーーっと集中してしまっていたんですが、ハッと気がついて、第三者的になって、自分の後ろで自分の曲を再度聴き直すようにしました。周りにすごく冷静で一刀両断するような人っていませんか?そういう人に後ろで聞いてもらう感じです。それで「朝聞いた時の最悪の気分」を夜体験した時の充実感笑。嬉しくなって直そう!としてテンション高いままで治せました笑。

 

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不定調性論では、自分が感じたものを信じよ、と言っていますよね。

だからこそ「ちゃんと感じられるようにトレーニングする」が目標になります。

「いいと思い込んでいた」というのが一番自分をがっかりさせます。未だに自分もあります。ほんといかんな、と思いますが、鍛えていないので音楽以外で自分の思い込みを直すにはなかなか難しいです。だからこのランナーズハイで落ち込む人の気持ちも未だによくわかります。

 

一番盛り上がっている時、第三者的に自分の作品を聴く、という工夫も、まあ自分の苦肉の策かもしれません。

脳の作曲の回路がonになっている時が感じられます。これも工夫したんですが、感じるようになるんです。だからテンションを下げてもエンジンは回転しています。

勢いで作らず、ゆっくりとアクセルを離すことで自動で進んでくれます。

そうした状態で「感じるものをちゃんと感じる」を再度実行していけば、作曲への楽しみとか、期待とかは半減しますが、求めるものは翌日まで持ち越さず作れます。楽しくなければ、という思い込みを捨てることで目的を達成する、ってあたり、大人だなぁ・・・と。年取ったなぁ・・と。

 

ひょっとすると若い方はそのまま何回か経験した方が良いのかもしれませんし、 癖になっている人は、そのままの方が良いのかもしれません。

オチがつきましたが、この話題は共有した方が良いと思ったので記事にしました。