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こういうきつい音が入ったブルースは、ブルーではなくもう「赤」のイメージなんですが。
聞いて頂ければもうそのままなんですが、コンテンポラリーブルースです。
不定調性でどこまで真似できるか、みたいなことをやっています。
キーは
最初はCだったんですが、最後はDになってます。Dなんかな?
最後の和音はD7M7(9)なんだけど、これCで置き換えると、C6(b9,9)とも言えるから、これジャズ理論では「ちゃんとCで終わってるじゃん」とこじつけられなくもないですよね。
でも、それこじつけてなんか意味あるの?っていうのと、別にキーが変わってもそんなにもんだいなくね?っていうことを言わんとしています。
キーの統一は、バランスの統一、整合感を設ける、という意味かもしれませんが、コンテンポラリーではそんなに意識しません。不定調性な時代になりました。
もっと自由に!って何十年も前から言われてたけど、「どう自由にやればいいの?先生そういう自由な曲作ってよ」っていっても体系がないわけですから先生も困ってしまうわけです。自由だから何やってもいいとしか言いようがないし。
問題は音楽する側にそれをイメージする『クオリア』的な動機がちゃんとないと、自由を謳歌できないわけです。ジャングルに行っても自由だけど、食べ物を確保できなかったり、蚊に刺されて死なないようにしたり、ライオンに食われないようにしたりする何らかの対策は必要だと思います。イメージを持て!というのは結構必死に考えないと、現代はイメージなくてもぼーっと生きていけるので。私自身そうかも。
Cのブルースなんですが、最初から微妙に学校で教わるCのブルーススケールから離れようと必死です。というか自分の場合
同じスケールがギロギロギロ!!って来ると、上の方では半音あがったスケールがちょうどいいんです
みたいな感じ方だから、もう音楽辞めちゃえよ!!と言われる人間です。
ほんとそうだなぁ、先生とかやっちゃいけないよなぁと分かってて、もう引っ込みつかなくなってそれを今せめて作品に残して死んでいこうとしています笑。
最初からそうすりゃ良かった(笑)
それは不定調性論、ていう、そういうことを気が付く前に作っていたものが、本来の自分に本当に合致していた、という不思議な経験を持っています。イメージのまま作った自分の方法論に救われたんです。
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一つ一つの和音の変化に、私は飛び散るような情感を感じています。これ同じじゃダメなんです。というかそういう音楽は世間にあるじゃん?
このブルース、正確に12小節じゃないです。作るままに作ってます。でも自分の中では必要(人に出したら削られるやつ)を削らずに作ってます。そういうのがオリジナルを作る、ってことだと思います。世間に出して売るような曲はオリジナルって言わないですよね(ここだけの話)。
最初のコーラスの終わりのドミナントはGaug7(b9)
ドミナント部分は教材の解説用でハーモニックインターチェンジをわざと使ってます。
2コーラス目は、G7(b9,#9)/D
3コーラスめは、Gaug(#9)的な。
こういう和音て、最初にベースのgを置いたら、あとはなんとなくドミナントの音を置きながらずらして作ります。足したり引いたり。ベースにGがあるとだいたい何とかなります。最初からコードネームを指定して考えて構成音を配置していくと、音楽の流れが止まってしまうと思います。脳の中では前の和音やフレーズの流れが持つクオリアが生き生きとしているうちにその次の和音を置かないと、脈絡がぼやけて必要な音が見えなくなり、理論に取り込まれます。
でもそんな作り方していたらいつまでたってもちゃんとしたことは出来ないので、最初は「ちゃんと理屈に沿った曲」をそのスピード感ですぐに作れて、ちゃんと脈絡が作れるようにトレーニングします。
だいたい半年から1年半ぐらいかかるかも。
その先に、スケールや機能や、音存在そのものにこだわらない「自分なりのクオリア感」が得られるようになってきて「なんかわからんけどこれだ」と感じられるようになります。
100万円のツボか3000円のツボかを見極めるには、子供のころから良いものをひたすら見なければいけないそうですが、音楽も同じかもしれません。
そこがレッスンでは重点的にやらねばならないところですが、「イメージ」という目に見えない存在が相手なので、先生側が明らかにその抽象的なイメージをちゃんと伝えられるほどの実感がないとレッスンになりません。
そこは私自身も課題。
本人は必ずある日「これか!!!!」
という日が来ますので。
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その他にもブルースリック的なものを崩したり、スケール混ぜ合わせたり、半音移行を使ったり、いきなり無関係な和音入れたりしていますので色々探して頂いて、もし気に入ったものがあれば使ってご自身のイメージを拡張してみてください。