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引き続き70年代サウンドアレンジネタを列挙していきましょう。
音源は著作権の関係でyoutubeでご覧ください。
ヒット曲をあげる、というよりもアレンジでよく参考になる楽曲を上げています。
<71年ホーン/ストリングスセクションの参考に>
Andy Williams - (Where Do I Begin) LOVE STORY 1970 (High Quality)
これも言われたことありますね。こういうストリングスに会う曲、っていうのはメロディは細かくなくて同音を別の発音でつなげていく感じのゆったりと下語りの曲で合います。あんまりメロディが綺麗過ぎるとストリングスが活きません。
それからやっぱりストリングスに負けない歌唱力。
Isaac Hayes - Theme From Shaft (1971)
何よりチャールズ・ピッヅのワウの音。油が跳ねたようなこの音にすると急に70年代のブラック感が出ますね。ブラスストリングスアレンジがしっかりしているので参考に。
Wilson Pickett - Don't Knock My Love Pt 1 (1971)
我々はドリフの早口言葉でこの雰囲気を覚えたので、それからはソウルナンバーは全てドリフのノリになってしまいました。
ソウルのリズムはドリフのノリそのまんまで、あれがコメディであることに気がついたドリフの音楽感覚というか、そっちにふる???っていうところが痛快であり、また日本人の正しいソウルリズム利用なのだ、と知りました笑。
日本人でソウルが改めてかっこよくなるためにはsuperflyを待たねばなりませんでした。
まあアコギ+ストリングス鉄板。
ラテン系のリズムでキラキラ系ピアノと歌い上げ駆け上がり系ストリングス。
マーティ・マニングのアレンジ。
<ソウル/ファンク系>
Funky Nassau- beginning of the end
ちょっとタコスな匂いもしながらもファンクな作品。こういうテイストは日本人の頭の中にないのできてコピーするしかない!!
<AOR>
こんなに綺麗なメロディなのに、アレンジ雑(雑ではないけど)、みたいのがやっぱり洋楽のいいところでもあります。ちゃんとするところがまずはハート&ソウルで音楽を共有する感じ、と言いますか。信教の性質かもしれませんね。
こういうのはDTMでは作れません。これをDTMでやると汚くなります。こういう感じを希望される場合はバンド系で作っている人を推薦します。
<おまけ>
テレフォンボイスとズンタタリズム。
The Who - Won't Get Fooled Again
こういうイントロはいつの時代も使えます。whoがやったから!
Gladys Knight & The Pips - If I Were Your Woman
ベースを固定するイントロの典型。緊張感、程よい焦燥感が出ます。
Noel Paul Stookey - Wedding Song (There is Love)
アルペジオのワンパターンアレンジ。
5th Dimension On Less Bell To Answer
70年代ダンスバラードアレンジの好例として。薄いストリングス、適度なグルーヴの強度。