音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

制作メモ/EDMをそれっぽく理解できる用語・テクニック解説2(sonic academy"KICK"他)

今回もこの曲で。

 

kick

曲の冒頭0:25からお腹にくるドスドスドス!っていう低音があると思います。

ドラムで言う所のバスドラの音。です。

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足で踏むやつ、ですね。

EDMの場合は、これが

・激しく鳴るところ

・小さく鳴るところ

・鳴らないところ

があります。0:57くらいからは鳴ってませんね。ブレイク、といった感じで、また後半激しく鳴ります。「ビートを刻む」です。EDMは文字通りエレクトロダンスミュージックなので元はユーロビートのようなクラブビートから展開したジャンルです。この頭打ちのバスドラがかっこいいかかっこ悪いかは、命より大事、です。

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よく使うのはこのSonic Academy社のkickというシンセです。文字通り200種以上のキック音だけで作られてるシンセです。軽いし元音がそのまま重くて良い音で加工も簡単なので使っています。完全にEDMのためのプラグインシンセです。音はサンプルと区別がつかないので、「あ、kick使ってるね?」って言われないぐらい普遍性の高いkickなのでおすすめです。

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今回の曲は見ての通り、kickに合わせてもう一つサンプルのバスドラを全部重ねています。今回はSA社のkickの低音がシンセっぽく残る感じだったので、それをイコライザーでカットして、別のバスドラサンプルの低音が締まっているバスドラをかぶせています(曲で使っている楽器やテンポ感によって毎回異なりますので注意です)。

こうやってバスドラだけで4トラック以上とか使う人もいます(低音、超低音、中音、高音とか)。逆に一つでイコライザーでうまく作れる人もいます。様々です。明らかに重ねた方が音は太くなります。初心者の方は傘根津技て他の楽器を殺してしまうので、EQをよく勉強してください。音を重ねるのは中音域をカットした時バスドラが細くなりすぎないようにするためでただ音圧を稼技たくて重ねるわけではありません。

先ほども申し上げましたがバスドラは命より大事なので(笑)、気合を入れます。

まあ、サクッとシンプルでチープなキックがいい時もあるんですが、、、とにかくEDMの肝はキック、とかって思っておいていただいて「kickがいい音ですね」っていってあげることがクリエイターは嬉しいのです(多分)。

あまり我々は恥ずかしいから言わないけど笑。

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↑これは古い記事ですが、これで知りました!時々セールやるみたいです。

音も聞けるよ!

www.sonicacademy.com

14日間フリーで使えるのでクリエイターの人は使ってみてね。海外製品ですが、問題なくクレジットで買えますのでトライしてみてください。


 

 

sumple cut up

1:34あたりはブレイクと言って、例えばこの曲のようにメロディ一つだけになってトリッキーな効果を作ります。先のバスドラも命より大事ですが、こう言うブレイク部分をどういう風に作るかも命より大事です笑

だいたい命より大事、っていうのがクリエイターの性です。時々命の方が大事だよ!って言ってあげてください。本当に忘れてのめり込んでいるので笑。

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メロディを一旦波形データにして貼り付けた後、ハサミで切っていく感じです。すごく地味な作業です。おばあちゃんのお裁縫並みに地味な作業です。

切り刻んで、かっこよく聞こえるまで何度でもやり直します。順番をかえたり、一つをコピーして貼り付けたり。引っ張ったり縮めたりなんでもありのパッチワークです。

画面の灰色の縦線がリズムのラインなので、ここにうまく合わせて"イイ感じ"にしていきます。これこそ理屈というより、クリエイターの音楽的なクオリアに掛かっています。

 

EDMerがパリピ脳だ、と思われますが、どちらかというとクリエイター当人は"ぽたぽた焼のおばあちゃん”的に繊細で我慢強い作業をやっています。パリピなのはあくまで表向きだけです。基本的には引きこもりです。

逆にお家でじっくりパソコンだけで音楽を作りたい、っていう人にEDMは最適です。

何せ1人でパソコン一つで世界に発信できる音楽できちゃうので(あとMIDI鍵盤とか)。

 

かくあれ、EDM曲のこうしたブレイク部分をよーーーく聞いてみてください。

"凝ってるなぁ"っていうブレイクがたくさんあります。

 

それでは第3回もお楽しみに!