音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

制作メモ;<ピアノ曲>In Peace~不定調的な即興表現★★★★

不定調性論で作るピアノ小品、第二段。

教材的に使います。

もちろん楽曲が教材のように素晴らしいという意味ではありません汗。。

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方法論を作ったら、作品を作りなさい、と言われてだいぶ経ってしまいました。

これを作るのに必要なのは、一点だけ。

・音に意味を感じられてどんなストーリーの断片なのか分かる事

です。これが分かれば作曲は先に進めます。

ここにこの響き!とイメージできているわけではなく、不定調性論的な手法の助けを借りて自分の中にはない響きを置いていくことであとはシーケンスを作っていきます。

 

オレンジ色が浮かんだら、それは夕陽なのか朝日なのか、とか、それで周囲はどうなっているのか、何を思ってそれを見ているのか、とかっていうことを音に翻訳していきます。

 

コードを考えない、というのは、決して法則や汎用性、慣習を無視する、というのではありません。音楽環境のすり込から、考えずに作っても勝手に協和音はできますし、勝手にケーデンスが出来ます。ただそれを意識しないことで「いつもの響き」にならないだけです。

 

アヴォイドや一般的ではないテンションが乗っているように見えますが、これらのコードは通例のコード表記をするのであれば、本来ちゃんとルールにのっとった表記にできるコード表記を探すべきです。

 

しかしそれをやると、かならず「機能和声の普通の進行」に還元されてしまいます。

これが嫌で音楽理論はダメだ、という人もいます(自分がダメじゃない方法を作ればいいんだよ!)。

機能和声の基本的ルールを極限まで拡張下の近代の悪癖でした(というかそれしか解釈の方法がなかった)。無理やりにでも一旦ルール内に落とし込んで「これが発展したものだ」とすればよかったわけです。まあそうしないと評論家もメディアが売れる言葉を書けません。

 

Cのキーが明瞭であるとき、低音から、

c,e,f,b,d♭

だとCsus4M7(b9)omit5ですが、これは変です。だから他に置き換えて考えなければなりません。この構成音をたとえば、c,e,f,(g),b,d♭と考え、

g,b,d♭,f,(c),eなどと"解釈"して

G7(b5,13)である、的に解釈するわけです。これでは本来配置された音にたいして作曲家が当てた和音のニュアンスを損ねてしまう"可能性が高まります"。現に作家はコードで考えていない、と言っているわけですから分析する側は機能和声で解説しようとするのではなく、「なぜそれがそこに置かれたのか」を考えればいいだけです。

 

そのとき、分析者や解釈者は「自分にとっての意味」を探っていかざるを得ません。

でもそれは学問といえるでしょうか。

 

しかし、それによって分析者の精神が豊かになり、自身の作品や活動へのヒントとなり、独自性を発展させるエネルギーになれば、学問としての効果と同じような意味を与えることができます。

 

学習や勉強、研究の最終目標は、自身の人生の充実、だと思います。知識欲というのは性欲や食欲が歪んだ姿です。ただの生存本能であり、それによって苦しむのでは意味がないんです。やはりある程度は求めた快楽を得られないと勉強はイヤなものになってしまいます。それは血気盛んな若者を見ればわかる事です。彼らはもっと大切なことを学ばなければならない時もあるのに、良く分からない勉強をさせられているときがあります。

 

こんな事を言うと元も子もないので、こういう危ない人は、ちょっと世間から離れたところでメッセージを静かに発信していくべきかもしれません。

 

もしあなたが音楽家で、義務や責任、競争や虚実混合に疲れたら、ぜひ思うままに知識が自らの内から浮かんでくるやり方を試してみてください。あなたの中から湧いてくる知識こそがあなたがずっと探し求めていた答えそのものだと気が付くはずです。

 

あ、方法論的なことは下記などを参考にしてください。

不定調性論の学習内容インデックス - 音楽教室運営奮闘記

 

たとえば・・・

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最初だったら、このトップのメロディを作ります。

その後内声とベースを当て込んでいきます。コードは考えません。一つ一つ響きを聴きながら自分の意識の下のほうで本当に鳴らしたい音を探します。

慣れてくるとサクッとできます。「マザーメロディ」とか「和声単位作曲法」も同じように作ります。

 

また0:36ぐらいの

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これは同じ音形が並びます。シークエンスです。シークエンスは調性を越えて連結してくれます。奇抜なサウンドや、微妙な転調を施したいときは内声、ベース、トップのいずれかにシークエンスを作ります。私はこれはSteely Danで勉強しました。0:52-も大変ですが、同じように作ります。慣れればすぐできます。

"自分の奥底"が見えてくるととらえやすくなります。真っ暗闇だったのが、暗さに慣れて集中すればなんでも見えるような状態です。

 

1:51-のgの連鎖も和声谷作曲技法です。またはOne note samba的な。

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2:03からは曲の冒頭の音型が別の雰囲気になって展開しています。音域も少し上がっています。

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だから何だ、って話なんですがね。

 

2:34もシークエンスですね。

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なぜDAWのための、とつけたか、と言うと、こうした不協和を実際に鳴らすためには、凄まじく細かいヴェロシティとペダルチェンジが必要で、人間技を超えているからです。

でもDAWがあることで、これらの響きは不協和ではなくなりました。

バッハの頃はなかった不協和の美が誰でもコントロールできる時代になりました。

 

だから協和、不協和、美しい、美しくない、を一人一人が改めて考えていかないと、すぐに「既存の美」に取り込まれてしまいます。このような音楽性においては、昨日まで美しいと思っていたものを今日も美しいと思うのは時間の無駄です。今日も昨日も美しいと伝えるのは女性だけで十分。

音楽はいつも新しい美を求めていたいです。

 

今回は動画内に参考コードネームを入れましたが、あくまで参考まで。こちらではコードで考えてはいません。

でも#11やm6がよく出てくるあたり、きっと好きなんでしょう。

こういうのをコントロールできるようにさらに極めていきたいですね。まだ守りに入ってるところがあります。

 

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==コーヒーブレイク〜M-Bankロビーの話題== 

何にでも接続できて128GBのUSBとか便利じゃん??て話になりました。

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