音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

不定調性進行のカラクリ〜全てを解釈できる体系を作ることで生まれるもの(2019)★★★★★

早速不定調性論の考え方について昨日の楽曲を用いて考えていきましょう。

<参考>

不定調性論の学習内容インデックス - 音楽教室運営奮闘記

 

 

www.youtube.com

全て、なんて書くものを信用しないように。。笑

それをまず言っておきます。自分もまだ半端モノなので、未熟で無知と知りながら、前に何とか進んでいきたいです、もしそれがあなたが生きる際に迷惑になるなら直接言ってください。できることがあれば考えます。

このスタンスで20年、このやり方を少しずつ発信してきました。

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さて。

音楽学習をされた方に質問です。

「あなたは自分の曲を作るためにどのような学習が役に立ったと実感していますか?」

この答えの多くは、私のレッスン経験上ですが、自分で好きなアーティストを探して、カバーして、コピーして、ひたすらライブやって、ひたすら恋をして、七転八倒しながら特にどうやればいいかわからず苦しんできたやり方が、きっと結局は良かったのだ、、というようなことではないでしょうか。

 

そう、だから音楽学習は疎まれる時があります。勉強しても作曲はできない、と。

 

でも昨今はyoutubeがあって本当に良かったですね、多くの人の優れた動画で、音楽学習が面白いものだ、って若い方が思ってくれるのは最高です。

 

楽曲を作るには、先例を真似て、ちょっと変えて作り続けて脳内に作曲の回路を作るしか方法が今のところありません。

こと音楽において、どのように多様な価値を認められるようになるか、を考えました。

それはあらゆる表現に意味を見出せてそれぞれに共感できるコミュニティで独立できる方法論であること、と考えています。そのためには機能和声論の対極に位置するプライベートに変更自在な楽曲理解法が必要になります。

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不定調性論は、どんなふうに音をつなげても分析できる、意味を与えられる、関係性を評価できる方法論です。

これにより作品に意味を見出そうと思える人なら誰でもどんな作品にも価値を創出することができます。

必ずあなたの作品に呼応できる人がどこかにいます。

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「どんなふうに音をつなげても分析できる」

の具体例を紹介しながら、その真意を書きます。

f:id:terraxart:20190526112505p:plain
これは同曲の一番最後のケーデンス部分です。

ここは直感的に、VIIb-Iの終止感を模そう、と感じて実施しました。

ここでは、

E△ーF#△

という流れが脳内でのモデルでした。

しかし出来上がった構成音を見て、正直にコードネームを書くと、

E7/C#6--F#M7omit3

となります。

これ、機能和声で解釈しようとすると、ちょっと操作が必要です。

ところが不定調性論では簡単です。解釈が作家の自由にできるからです。

最初のコードに、

Eu7(uw+h),hB

とありますね、これは不定調性論における和音集合表記です(教材の中では複数表記の方法があります、あとは解釈です)。

Eu7とはE7と同じ構成音です(意味が少し違いますが)。基音eの上方八倍音、オクターブレンジ3までの仕様和音です。

そこにeの裏面側の側面基音であるc#と、eの裏面領域音b♭を加え、さらに、E7の中の構成音であるbの裏面領域であるfを加えると、E7のそれぞれの領域音を派生させた和音、と解釈することができます。これがとても大切です。意識がVIIb感においておけることで作品は純度を維持できます。その理由を説明します。

このコードを機能和声で解釈すると、

C#7(b9,#9,13)/F

と解釈できるので、これはF#M7に解決するドミナントコードである、と解釈することもできます。こうなるとただの凝ったテンションのV7-Iになるだけです。

そうなるとわかると、作家は音を変えたり、ニュアンスを変えたりしようとしてしまうことがあります。「ただのドミナントモーション」になることを嫌がる場合もあるからです。しかしそうすると最初の着想から離れ、どんどん意味が不明瞭になってしまいます。

そうなるのではなく、不定調性論の解釈がでは、意図した着想での解釈を維持できます。それをあとはドミナントモーションと解釈する人はすればいいのであり、自分は着想のままに解釈でき続ける、という立場が維持でき、最初の着想が失われることもありません。これがプライベートに変更自在にした理由です。

 

で次に向かうFM7ですが、三度の音を出したくなく、でも空虚な五度にしたくなかったので、何かを加えているうちに長七度になったようです。これも意図していません。色々鳴らして確かめているうちにこれになっただけで、長七度がなっている、というのは今気がついたことです。勝手にM7の響き感を流用していたのかもしれませんね。

これを音楽理論家が、これはM7を用いたのだ、と解釈するかもしれませんが、それは細かく言えば正しくありません。私はM7コードを用いた意図はありません。

音楽分析は分析者の視点になるのであり、それは私信である、としてみてください。

 

作家の意図など容易には分かりません。

だから分析は自分自身が作品を生み出すために用いるのみです。

それに共感したい人が共感すればいいだけであって、それはコマーシャルだ、と認めていくことで原理的な言い争いも減るのではないか、と思います。

納豆にネギを入れるのが真理か否か、と同様、結論を出さない方が面白い話題はたくさんあります。分析ゲームは解釈ゲームの楽しさにすぎません。

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音楽理論に欠けているのは、個人の感性をいかに育てるか、の一つ一つの手法を省略しすぎて統合化を拡張してしまったことです。統合化(教えを本にまとめてしまうこと)は効率的には良いですが、個人を殺してしまいます(本に書いてあることが全てではない)。

だからゼミや私塾で、個人が個人の開発を並行して行わないと「社会にとっての正しさ」が「個人にとっての正しさ」だ、と錯覚してしまいます。

これは一人一人を生きづらくするだけです。

私はずーーーーーっと自分自身が見つけられず素直に錯覚を受け入れていました。

ましてや、自分らしく作った曲が、一般から見るとへなちょこ曲なのですから、「こんなもの正しいわけがない」と信じ込もうとして自分を偽りました。

しかし本来自分が「心地いい」ものは、やはり自分がイメージできるものしかなく、それを具体化せずして、「社会が良いと思えるものをちゃんと学習する」という心意気にはなれなかったのです。今はどんとこい!です。なんでも作ります。

それはいつでも自分の音楽がある、という安心感からです。外の音楽をやることは、旅行に出るようなものです。人って弱い。

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12音はいかようにも解釈できるので、言葉巧みな人はいくらでも自分の理屈に落とし込むことができる、という特性を逆に利用することで不定調性論は個人を再創造します。もちろんそこに行き着くための総合音楽理論教育は必須です。

不定調性論は12音の関係性をいかようにでも作れます。それを分子構造図に書くことができます。これは例えばE7/C#6の分子構造図です。

 

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これは自分がイメージした和音の構造です(自分にしか通じない)。この形、というよりもVIIbである、という意味をちゃんと自分がくみ取れる意味をそこに描いていくわけです。これまではこれが「普通のV7だよ」とくくられてしまって修正を余儀なくされる可能性もありましたが、ここに理屈を作っておくことで、それは方法論になります。それがとても重要でした。

これは自分だけの方法論なので一般概念での理解との差異を論じる、という意味において機能和声論を知っておくこと必要です。

 

こうして具現化できることで、あなたが作った和音は、「ただのドミナント亜種」ではなく、あなただけのものになります。そしてそれは機能和声論があるからこそこうした一方的な個別解釈も成り立つんです。

 

様々な表を作ったり拡大解釈の方法論をいくつも列挙しているのは、様々な解釈を可能にするためです。

たとえ何も考えずに作った音の配置でも、なんらかの意味を紐解ける、ということを理解できれば、大切なことは、自分がどうしたいか、の方だ、とわかるはずです。

あなたはリディアンクロマチックコンセプトを用いて3曲以上作曲をすることができますか?

ネオリーマンシステムをあなたの思考に沿って活用し、作曲をすることができますか?

なかなか純粋に一つの理論の理論的根拠を明確に活用して作曲をすることは困難でしょう。それはあなたの方法論ではないからです。

だからこそ学習した先に、自分が思うように作品を作れる長い道のりに早く入っていただかないといけません。

私たちはあなたが不十分な知識のまま作った作品を認め、どんな風にしていけばいいかその価値を見つけることを仕事にしています。価値がないから、理論を学習せよとは言いません。あなたの「こうしてこうやってこう生きたい」を具現化するお手伝いをします。

そのために機能和声論の対極に位置する(と思える)方法論を策定いたしました。

 

音階に意味を感じるのもあなたの解釈

調的重力を感じるのもあなたの解釈

曲の良さを感じるのもあなたの解釈

それは人を好きになるのと同じくらいプライベートなあなたによる解釈

 

とどこまで認められるかであなたが使いたいと思う方法論は変わってくると思います。

 

 

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==コーヒーブレイク〜M-Bankロビーの話題== 

何にでも接続できて128GBのUSBとか便利じゃん??て話になりまっした。

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