M-Bank Digital Perfomer使用法のお問い合わせ
こちらからご連絡いただければ、メール返信かブログ上でお答えします。
プラグインについてはまだまだ"素人"なので、素人の感想文としてご参考いただければ幸いです。
公式さんも動画出たよ!
旧nanosampler
最大20秒のデータ伸縮型サンプルプレイヤーインストルメントです。
とてもいい感じにサンプリングできる高機能なサンプラーですが、現代っ子からしたら旧式サンプラーと言わざるを得ません。
投げ込んだサンプルはピッチによってスピードが変わってしまいます。
だから、強いて言えば、これはループ作成マシンです。
こちらでも書きましたが、このサンプラーを最強にしてくれたら軽くて音が良くて最高!!!なんですけど、、今回のDP10ではサンプルに特化した方法論が展開できるようになったので、以後のアップデートを期待しています。
ピッチが変わらないサンプルをDPで使う場合には、
DP10から連携しているUVI WORKSTATIONにするか(画面に投げ込んで「STRETCH」モードにするだけ)、Kontaktを使うと良いでしょう。kontaktについてはスリープさんが詳しいです。
プラグインシンセとして
普通にプラグインシンセとして使えます。
ここをいつも通りクリックすれば出て来ます。
もちろん自分で作ったプリセットは、.dpfxclipの拡張子になって、フォルダに保存されます。上記画像の「プリセットをファインダに表示」で格納場所が出て来ます。
プリセットの編集は簡単です。
これは小窓に出てるサンプルの出音はじめと採用範囲までを選択できます。これらを回すと小窓のサンプルの採用範囲が動きます。
ループは別途指定範囲を決めて、そこだけを綺麗にループしてくれます。このループ機能を聞くだけでMOTUの技術の高さに昔感動した経験があります。
緑ぽっちを点灯させないと画面音源が鳴らし終わると音は止まります。かなり長い音源が採用されているのが分かります。フェードはループのスタートとエンドのフェードです。揺らぎがいい感じにな流ので好きですね、このプラグインのループな感じ。
フィルターは文字通りフィルター。緑ぽっちを点灯させて、かけたいフィルターを選びあとは周波数のどの辺か(フリーケンシー)、尖をどのくらいか(レゾナンス)、キートラッキングの割合はどのくらいか(トラック、これを加減できるのって珍しいよね)、かかる度合い(ベロシティ)。
これは左が出音のエンヴェローブ、右がフィルターのエンヴェローブ。
ここは省略しますね。
そしてLFOセクション。
ピリオドは振れる周期、シンクを点灯させれば、ピリオドの右にあるちっちゃい矢印をクリックすると、楽曲の拍数や小節数に沿って選べます。シンク点灯がないときは、「レート」となっており、自在に変えられます(0.0001Hz-25Hz)。
形状は
トリガーは弾いた時にLFOをリスタートするかしないかの選択です。曲想に応じるので、流してみて決めてください。流れが寸断されるほうが時が良い時とそうでない時がありますので曲のメッセージに沿って決めてください。
ディレイはLFOがオンになるまでの時間を遅らせます。
ランプはLFOがオンされて正常起動し始めるまでの長さに余裕をもたせます。高速道路のランプと同じです。インターチェンジに入って本線に入るまでどのくらいグルグル回されるかです笑。
ピッチはLFOでピッチをうねうねさせます。
フィルターも上のフィルターセクションが点灯している時にフェルターにかけるLFOです。これがLFOで使う肝になるものです。
小窓の話。
ポリ=同時発音数。
ベンド=ピッチベントの設定数。これがサクッと変えられるのがSERUMとともにともて嬉しい。
上の窓で、薄青の縦線が三つあります、これがサンプルのスタートとエンド、ループのスタートとエンドです。ひし形になっているのがフェードの感じですね。
スタートエンドの位置がひっくり返るとフェードが表示されませんし、ループも起きませんので気をつけて。
出音のスタートとループのスタートのなぜ二つあるかと言えば、ギターでいうと、
ジャラーンと弾いて、後半んがずっとループしているわけですから、ズーーーーっとサスティンが続くみたいなプレイができる、というわけです。
これらは手動で動かせます。画面をマウスでこせこせしてください。
画面右クリックでズームメニュー。
サンプラーとして使う
また画面のこの赤丸の下矢印をクリックすると、
ここで初めてサンプルが選べるんですね、これプリセットではありません。サンプルです。これはサンプルなので、格納されています。
ライブラリからアプリケーションサポートを開いてみてください。
ライブラリが二つある方は、どっちかにあります。
Windowsですと、Program data→Motu→Plug-ins-nanosanmpler→Samplesの中にあります。
で、
これを右クリックで、
「パッケージの内容を表示」
とやってもらうと、
サンプルが見れるのですが、全部.aifです。
で、私の場合はこの小窓にwavファイルを投げ込んでも読み出してくれません。
そこで、
Userというフォルダを作って、ここにサンプルで使いたいwavを投げ込みます。
こう入れておけば。
読み出せますし使えます。
もちろんループの範囲とかオートメーションがかけますので、トリッキーなループの変調が可能です。
またピッチ変化による出音スピードの伸縮をできる限り避ける方法としては、短い時間を指定してループさせれば、リズムを伴うような音源でない限り伸縮は感じません。
どうしても綺麗なループや綺麗なリズム変調をオートメーションなどで起こしたい時の一つの選択肢として置いておくのが良いのではないかと思います。
nanosampler2.0
2021.7.8現在、あと8GB以下のメモリのPCは、サンプルを切り替えてどんどん聞き流していくと、いきなり激しいホワイトノイズが耳をつんざきます。サンプルの切り替えはゆっくりいこないましょう。スピーカーなどで鳴らすときも十分にご注意ください。
またよく音が出なくなり、よく落ちます。今日だけで10分に1回落ちています。
そして本当にアップデートされました!
DP11に付属されています。
これまで同様シンセとしても使えます。
またファクトリーメニューから、様々なサンプルを読み出して加工して使う、サンプラーとしても機能します。
サンプルの加工
例えばreverseのcello C1を選んで、このままだと複数の鍵盤を押すと終了時間がバラバラですが、
ストレッチボタンを点灯させておくと、全て同じタイミングで鳴ってくれます。
また長さも指定できます。8小節とかもありますが、ストレッチに限界があります。どちらかというと短くする方がオススメです。綺麗に短くなってくれます。
ドラムパターンとか使えそうですね。
サンプルの開始点、終了点は上部四角マスをドラッグします。
その下の三角ぽっちがfadeです。wavデータが視覚的にその変化を示してくれます。
ミニメニューからステレオ/モノラル表示や
サンプルの反転、ノーマライズなどができます。
サンプルコピー
また作ったサンプルは必ず共有メニューにコピーしおいてください。これをしないと次に開いたとき、毎回選んで切り分けて、と同じ作業を繰り返す必要があるので面倒ですから、使用したサンプルは保存しておいてください。
もし次回立ち上げてサンプルが消えていたら、それぞれの窓から前回編集した状態で立ち上げられるので、毎回サンプルを投げ込まなくても済みます。
プロジェクトで読み込んだファイルはいつでも「プロジェクト」のところに列挙されて出てきます。
コピーしたメニュー(上記「ファクトリー」の下の「共有」「ユーザー」「プロジェクト」)から開いたサンプルは、「ファインダに表示」で格納先フォルダが立ち上がるのでそこで整理できます。
クラシック、ワンショットモードは、旧来のnanosamplerに準じています。
ZTXモードはサンプルが綺麗に鳴るセッティングを選んでください。
クラシックモードの
「ゲート」は鍵盤を離したら音が止まります。
「トリガー」は一度打鍵されるとサンプルの最後まで鳴ります。
「スナップ」はサンプルの適切なところを鳴らすための自動処理でこちらからはコントロールができないので、押したほうがいいか、押さない方がいいか、その都度ご判断ください。
「スタート」「エンド」「フェード」「ゲイン」「チューン」は文字通りです。
「ルート」はこのサンプルの原音を表します。
クラシックモードでのループも健在です。
スライスモード
スライスボタンを押すと勝手に区切られて鍵盤名が表示されます。
スライスモードでビートで切るとか、音符単位か、拍か、手動かを選べます。
F3とかF#3とかは鍵盤の位置です。その鍵盤を押すとその部分から音がなります。サンプルスライスのできあがりです。これ便利。外部のサンプルをこの波形窓にドラッグしてもいいです。長いサンプルは20秒まで使えます。
この下メニューの「開く..」からハードドライブを指定してもOKです。ダブルクリックすれば線が追加され、自動的に該当鍵盤が左右にずれます。
線をつまんでドラッグもできます。
選択して白くした後でdelete押せば消せます。
リピートは、その鍵盤割り当て部分を鍵盤を話すまでリピートします。うまくループしない場合はsnapを押してみるか、手動で調整ください。
「再生長さの決定」で鍵盤の指定範囲か、そこからサンプル最後まで鳴らすか、など決められます。
「ランダマイズ」で分割割り当てされている鍵盤の中に自由な箇所が割り当てられます。
例えば、複雑なサンプルをいくつ細かく分割して、さらにランダマイズをかけて、鍵盤をバラバラに配置させた上で、
「再生長さの決定」をファイナルノートにしておくと、一つ鍵盤を押すだけで、そこから鍵盤の順に音が鳴りますが、割り当てがランダムなので、意外な効果が出ます。
例えば「ピリオド」を4にして、オートをクリックしておきます。
そのまま一つ鍵盤を押すと、ランダムサンプルひと回しを4回した後、新しいランダマイズになりまた別の4サンプルを繰り返します。
あとは型通りのエンヴェロープとフィルター、LFOです。それぞれ青いネームボタンはスイッチになっています。だからサンプルがリピート設定になっていてもアンプエンヴェロープがかかっていたらいずれ減衰してしまいます。永遠に繰り返したければ、フィルターとLFOとかだけにしてください。これらを全部切ると、元サンプル通りの音で鳴りますね。
これらの詳細は、右の「セッティング」をクリックすると詳細が設定できます。
これ、リセットボタンまたはundo機能欲しいです。
ところで、
なんか右側の二本、下が広がって見えませんか?錯視ですね。