音楽教育活動奮闘記

不定調性論からの展開紀行~音楽と教育と経営と健康と...旧音楽教室運営奮闘記。

ユーミン楽曲(コード進行・歌詞)研究レポート公開シリーズ11~ユーミンの名作詞

日本人の心の情景を変えたシンガーソングライター(改訂版)

―研究レポート;ユーミン楽曲の和声分析と音楽的クオリアが紡ぐ作曲の手法―

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7歌詞の音楽的風景 その3

ユーミン楽曲はこちらから

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アルバム『DA・DI・DA』より 

<もう愛は始まらない>

「さわらないで 今心を時の中に捨てていったものとひきかえに 思い出は汚されない」

 

<2人のストリート>

「ここですぐに降ろしてよ いいからここで止めて ドアがへこむほど蹴飛ばし 歩きだす渋滞の中」

「コートを合わせ ヒール鳴らせば街は私のもの」

「見せものじゃないのよ ちょっと私達 クラクションの洪水 2人をとり巻く」

「賑わう人に 肩を押されて街は12月」

「金のモールに 雪のスプレイ 街はクリスマス あせるあなたが ガラスを走る やっぱり別れない」

 

<SUGAR TOWNはさよならの町>

「昨夜できたての砂糖菓子の道 タイヤの跡だけあなたについてゆくわ」

「遠去かってゆくリアウィンドウめがけ 何度もぶつけた思い出 雪で固めて」

「もっとダンスしてよ Sugar Town 空も見えなくなるくらい」

 

<メトロポリスの片隅で>

「さようなら あのひと ふりきるように 駆けた階段 ひといきれのみ込む 通勤電車 涙ぐむまもなく

ごらん そびえるビルの群れ 悲しくなんかないわ」

「Planet 私に気がついて 愛の望遠鏡で」

 

<月夜のロケット花火>

「防波堤に腰かけて 誰もがはしゃいだ 満月が海原に道を作ってた」

「黙らないでよ せつなくなるわ 波が聞こえる ね、次はいちばん派手な花火に 火を点けるのよ」

「マッチ擦るたびすぐに風が吹き消した 私達あきらめず夢を見たかった」

 

<シンデレラ・エクスプレス>

「あなたの街を濡らす雨は もうじきここまで来る 私は傘をささず帰る 笑顔だけ抱きしめて

出逢えたことをとても感謝して」

「意地悪なこのテストを 私はきっとパスしてみせる 同じ時間生きるの どんな遠くなっても」

   

<青春のリグレット>

「笑って話せるね そのうちにって握手した 彼のシャツの色がまぎれた人混み」

「私を許さないで 憎んでも覚えてて 今では痛みだけが真心のシルエット」

「ほんの三月(みつき)前は 指からめた交差点 今も横を歩く気がする」

「私を許さないで 憎んでも覚えてて 今でもあなただけが 青春のリグレット」

 

アルバム『ALARM a la mode』より 

<Holiday in Acapulco>

「どれくらい眠ったかしら 機内のアナウンスは陽気なスパニッシュ」

「ドアのキイを回して パタンと閉めた 散かった荷物とひとりの私」

「安くされてもいらないわ お土産買うあてもない」

 

<白い服、白い靴> 

「地下鉄で肩をたたかれた すっかり見違えてしまったあなた」

「今はもう大切な人がいるのと 云えなかったの 楽しかったの 来週会うこと約束したの あなたと」

「目覚めて外を見たらひどい雨降り 何も云えずに 服をたたんだ 予定ができたと電話を切った 雨降り」

 

<土曜日は大キライ>

「さっきまで泣いていた瞳に 映る街はプリズム」

「少しほっといて欲しかったのに 誘いの電話にのせられて はずむ 心 土曜日は大キライ 次の恋を予感させるから」

「みんな出会う 土曜日は大キライ 恋の傷を笑いとばすから」

「踊るライト 土曜日は大キライ 次の恋を予感させるから」

「さっきまで泣いていた私を うかれさせる土曜日 だからキライ」

 

<3-Dのクリスマスカード>

「屋根に上って遠くを見わたせば 空がシュガーをふるいにかけている」

「汽車は凍った小川を横切って 広い銀色野原を急いでる まるで立体の Christmas card」

 

<さよならハリケーン>

「話したいことがあるの いつからか覚悟してた こわさを知らないあの頃のように

抱き上げて フェンス越えさせて あなたはハリケーン いとしいハリケーン 私の胸を砕いていって」

「いっそ思いきり肩をゆさぶって 責めたらまた愛し合えるの」

 

アルバム『ダイアモンドダストが消えぬまに』より

<月曜日のロボット>

「甘い夢は鋼鉄のマスクの ああ 下に秘めて レスト・ルームのひとりの鏡で そっとウィンクしてみる」

「カード押して おじぎをして ファクスを受けて いつか愛するあなたとめぐり逢うまで

タイプ打って コピーとって ランチ広げて あなたもきっとどこかで戦う」

 

<思い出に間にあいたくて>

「10番線は最終電車 かけだす人にまぎれ 息をきらせばとび乗れたのに

もうあきらめてたの ホームにはひとりきり レールの音」

   

<SWEET DREAMS>

「この電話が最後かもしれない 他人事に思える 涙だけ溢れて 

もう切るわと何度も云いながら ひきのばすのは私の方」

「写真立てにはおどける二人 今日を知らずにキスしてる」

「あなたの夢 叶うころ横には どんなひとが微笑む 私ではないのね

明日が何も見えないと云うけど 思うより素敵よあなたは」

 

<SATURDAY NIGHT ZOMBIES>

「留守番電話には SATURDAY NIGHT 墓場へ行って来ると残し

おいでよパーティーへ 死人も生きかえる SATURDAY NIGHT」

 

<続 ガールフレンズ>

「複雑な気持ちよ あなたがいちばん先に 結婚してゆくなんて 前の彼のときも 旅行中のアリバイ

みんなで作ってあげたのに 今度も まとまらないと云ってたくせに なにさ ひとり 勝手に

オメデトウ 明日 晴れやかなミセス もう どこかのばかなやつのもの」

 

<ダイアモンドの街角> 

「こんな寒い日は 霧も凍って 光る結晶になる それは虫たちが灯すキャンドル あなたの街を漂う」

「タクシーをせかせてあの橋を渡ろう 待たせたら消えてしまいそうな恋 遅いワイパーはため息の音

いくつ数えたら着く 白い窓ガラス セーターで拭いて うるむ信号 見送る」

「待ちわびた電話は狂おしい催眠術 どこへでも私を呼び出せるのね」

「恋をしなければ見ることのない ダイアモンドの街角」

 

<霧雨で見えない> 

「探しはしないと誓った 忘れた日はなかった まつげに停まった光が ふるえて 見えない」

「歩きだせば 追い越すヘッドライト 長い影 生まれては消えてゆく」

 

アルバム『Delight Slight Light KISS』より

<リフレインが叫んでる>

「どうして どうして僕たちは 出逢ってしまったのだろう こわれるほど抱きしめた」

「すりきれたカセットを久しぶりにかけてみる 昔気づかなかった リフレインが悲しげに叫んでる」

 

<ふってあげる>

「今夜 私 死んでしまおうかな おどかしたって もう帰らぬ心

これ以上あなたを疲れさせちゃ 思い出したくもない恋になる」

「I know I know あなたが最後に悩まぬように ふってあげる」

「もっとしおらしい娘が似合うのに どうして私を好きになったの

気まぐれじゃないわと信じたから どんな努力でも楽しかったわ」

「シーズンのページがさかさまにめくれて いちばん笑ってるショットで止まってる」

 

<Home Townへようこそ>

「雲の輝きにまぶたをこすった 急に顔をのぞき込むのね」

「澄んだ瞳なのは 澄んだ空のせいね」

「ついてゆくから幸せにして 明日電話して あなたから云って 彼女はとても幸せですと」

 

<幸せはあなたへの復讐>

「昔のように気やすくされても 私にはもう恋人がいるの I'm so sorry

だから 手のひらだけをあずけて 踊るのはこの曲が最後」

「あなたのように身勝手じゃなくて 仕事が出来るおとなの彼なの I'm so sorry

だから 私やさしくなれたわ 嫌いだわ あの頃の私」

「いつか このぬくもりが 誰のものでもいいと思うときが来るまで」

「私 楽しく生きるの 幸せはあなたへの復讐」

「もっと 私綺麗になるから 呼び捨てにできないくらいに」

「いつか あの思い出が ほかの記憶と同じ色になってゆくまで」

 

<September Blue Moon>

「眠そうなストアーのレジスター 自動ドアつれて来た秋の風

信号機が街角染めて 少しは気分もかわったら いつものように家に帰ろう」

 

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