M-Bank Digital Perfomer使用法のお問い合わせ
↑こちらからご連絡いただければ、メール返信かブログ上でお答えします。
INTENSITYの音を再現する
もともとDPはピッチ関連の技術にZynaptiqの技術を導入しているので、音については折り紙つきと感じています。
普段は、ボーカルならDP付属のEQで
こんな波形にしとけば、キラ!!っとした音は簡単に作れます。
じゃあ、INTENSITYの音ってどうなんだろう!と思って、購入してみました。
いつも買ってるプラグインブティック!でトライアルバージョンげっとできます
右側のツマミは耳に聞こえないレベルでの低音域と高音域を持ち上げたり、ひっこませたりします。マスタリングで厳密にチェックしていかないといけないところをカバーしよう、という感じです。
一瞬変化がわからないレベルです。
右にあげると、上下のeqがぐわっとかかります。
10k以上、100以下を持ち上げます。逆にカスタムで自分で一つ一つ加減を調整もできます。使い方はフリークスさん。
注目はここ
カスタムにして出てくるEQの値。
こんな風に値までしっかり出るので、これをFAB EQで全帯域再現してみます。
まあだいたいこんな感じ?
カーブQ種類幅が微妙なのは今やってる曲のためで、カーブは推測の域を出ませんので各位でトライください。
全体的に音量がアップすることはもちろん、聞こえないレベルのハイとローを上げていくことで厚みを出す。。という感じでしょうか。全体が上がり気味なので音量が単純に上がります。だから
INTENSIYをさすときは、全体のトラックのコンプやEQを抑え気味に。
またはINTENSITYの右のつまみは回さない。
が良いと思います。
または
数トラックしかない簡単なミックスの時、一気にキラ!!!!っとさせるならINTENSITYを使う
という感じでしょうか。けっこうEQが得意な人が掛けると、それ以前の全体のバランスが取れているだけにINTENSITYを掛けるとウェルダンになっちゃうかも!
あと曲調も選ぶと思います。
ボーカル全面に出てる曲は、いい感じにまとまります。そういう方は是非。
ミックスに迷った時一気にきら!!っとさせてくれます。
INTENSITYの実際
もともと音圧のある曲にさすと、コンプ感が強くなるのでINTENITYのCOMPは切ってみましょう。
インプットボリュームを減らして、アウトプットボリュームを増やすと、INTENSITY効果が増えます。
AIがコントロールしているので、うまく読み込まないよ、曲の場合もあり得るということを覚えておきましょう。
ボーカルトラックに挿すと、自動ハイパーコンプ&マキシマイザーみたいになるので決して「挿せばなんでも自在にいい音になる」ということはなく、とにかく「激しく」なります。
これもAIがどのように計算するかで変わってくると思います。
もし全て自分でコントロールしたいのならば、やはりアナログのイコライザーで少し時間をかけてキラキラとさせた方が良いと思います。
キラキラ!とするかどうかの加減がすごく難しくて、最初にわかりやすいのは、Defaultの状態で、まず右のEQを
この辺で微妙にあげます。これで少しだけキラっとなります。highが上がるからです。
左のINTENSITYは左90度ぐらいまでがちょうど良い感じで、これより上がると、きつめのマキシマイザーになります。
あとはこれで、キラキラと、音圧を細かく調整していく感じです。
もしサウンドが合えば、バッチリ合いますが、音が分厚い曲の場合はやはりのぺっとしてしまいます。
ですのでまず「どうしたいのか」がわからないとマスターには挿せないと思います。
「何でもかんでもいい感じにしてくれる」
ということはありません。
自動小銃みたいな感じです。ゾンビが20対襲ってきたらこれでとりあえずは凌げる!という感じです。持っていて損はありません。いざっていう時に使えるので安心ですから。
おまけ。そして少し重いです。当たり前ですね。
ピアノに挿すだけでこういう感じです。
なのでメモリ8GBとかのPCでやってる人はマスターに挿すとブツブツ止まります。そんなのウチだけか。