音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

(制作メモ)ピアノ全く弾けないけどピアノ打ち込みやってます〜その方法と手順・必要な知識

M-Bank Digital Perfomer使用法のお問い合わせ

↑こちらをクリックしフォームに質問内容を入力し送信ボタンをクリックしてください。(※一週間経ってもメールや記事がアップされない場合は、内容が不明瞭であったかお答えできない内容があった場合でございます。)

こちらからご連絡いただければ、メール返信かブログ上でお答えします。 

 

www.terrax.site

 

=====

ピアノが弾けないっていうのは致命傷なのですが、それでも死ぬことはありません。

www.youtube.com

これ聴いて、まあこのくらいできれば弾けない奴にしてはマシじゃね?って思ってくれた方で、ピアノの打ち込みがわからない、という方のみ読み進んでください。

この動画は原曲フルバージョン発売前のアレンジなので、みなさんのカバーを参考にしながら自分でアレンジしました。

 

どうやってピアノが弾けない人がピアノを打ち込むか。つの手順。

1、まず2オクターブぐらいのMII鍵盤を買います。

 

この当時はAKAI MPK mini使ってました。毎日アレンジする、という方はせめて15000円以上のコントローラーを買ってください。鍵盤がボロボロになりますww。AKAI様すいません。。使い倒しました。

(追記2019)

二台目はこれ。

Roland A-500S MIDI USBキーボード・コントローラー 

やっとピアノっぽくなってきて。凄く楽。

 

ピアノのプラグインはいつものWAVES GRAND RHAPSODY。たくさんピアノはいい音源がるのでググってみてください。「おすすめ ピアノ プラグイン

一応わかっていると思いますが、みんなと一緒のやつ使うと、みんなと一緒になっちゃうよ??です。不定調性論では標語みたいなもんです。自分でいくつも買って選んでください。

f:id:terraxart:20190328120750p:plain

↓これがめちゃくちゃお得です!

■Grand Rhapsody Piano: 

■Electric 88 Piano: トップクラスのFender Rhodes VI級サウンド”と呼ぶサウンドを余すことなく収録。

■Electric 200 Piano:古典的ウーリー・サウンドをサンプル収録。

■Electric Grand 80 Piano:CP-80エレクトリック-アコースティックピアノ。

■Clavinet: スティービー・ワンダー愛したクラビネット・サウンド。

 

音が良いかと言われると、わからないのだけど、好きです。

ドラえもんにはのび太、のび太にはドラえもん、という相性感でしっくりきてしまってずっと使っています。

(内緒ですが、ピアノの好みは、女性の顔の好みとおなじです。みんなこじつけトークで自分の好みを攻めてくるんで話半分に聞いて、自分で最後は選んでね!!あと最後の最後は腕だから笑)

2、曲の感じを掴んで、1コード周辺をただピアノっぽく弾きながらMIDI情報を打ち込んでいく。

Cメジャーコードだけで弾いていく感じです。分かります??ただ1コードで曲を弾いてる感じ笑。あとでいくらでもクオンタイズできるので安心して悦に入って弾きましょう笑。すごく間抜けで、自分でやってても面白くて仕方ないです笑。現代音楽。

これ、ピアノ曲をたくさん聴いていないとできません。今回のようにロックポップス、という場合は近いジャンルのピアノバラードテンポ70−110ぐらいの曲が参考です。そういう曲をテンポごとに4−5曲ストックしておくといいです。毎年末に新しいトレンドを少しずつ入れるようにしていけば、演奏法もサウンドも古くなりません。そこは努力でしょうか。

なぜ弾いたほうがいいか、というと、ヴェロシティをあとで1音1音直す時間が勿体無いので、あらかじめ弾いたほうがいいんです。その代わりある程度雰囲気をイメージして練習してから臨んでください。あとでまるまるヴェロシティ直し、とか二度手間ですので。

 

3、ヴェロシティを揃える。

当たり障りのない伴奏にするため、ヴェロシティに変に気取ったクセが出ないようにしています。

f:id:terraxart:20190328101848p:plain

これは0’55ぐらいからのサビのところです。ヴェロシティが揃ってますよね。どうやるか、というと、

f:id:terraxart:20190328102721p:plain

赤ぽっちが音の強さ=ヴェロシティです。

このように最初は当然バラバラです。これを下の方のヴェロシティを上に持ち上げます。

f:id:terraxart:20190328102857p:plainこれを

f:id:terraxart:20190328103000p:plain

こうじゃ!

 

で、その次に、上の方を下に下げます。

f:id:terraxart:20190328103140p:plain

f:id:terraxart:20190328103204p:plain

こうじゃ!これでヴェロシティがだいたい揃います。

これは経験です。いつも同じようにするわけではありません。

f:id:terraxart:20190328103428p:plain

なんで曲は作り続けないと良くならないか、というと、こういった目分量的なものはセオリーではなく膨大な経験的直感だからです。

最初はピアノだけで7日ぐらいかかるのが、毎日やっていけば、60分でできます。経験値が判断力を上げていくんです(不定調性論でもある)。

二十歳になった人が初めてお酒を飲むとき、ちょっとびびったでしょ?

でも1年もすればただの酔っ払いになれます。なぜでしょう?「慣れ」だけです。知識云々ではなく、とにかくたくさん作り続けていろいろ批判を浴びないとうまくはなりません。

 

4、パートごとの作成

各音を、曲調に合わせて4小節ごとにおかずを入れたり、二拍目四拍目を弱くしたり、ピアノっぽくします。この時あらゆるMIDIデータをいじります。

コードはコードサイトを見てもいいです。私は耳コピが主なのでコードサイトは見ずに、早速作ってしまいます。

理想はピアノ未経験の人がポピュラーピアノを打ち込むには、コードトーンを全部覚えることです。そして作り続けて体に染みつかせれば、半日アレンジ締め切りとかでも踏ん張れます。コンペなどにトライする人は是非覚えて!この辺に音楽理論が必要なんですねーー。あとで述べます。

www.terrax.site

f:id:terraxart:20190328104824p:plain

これが冒頭です。この時点でありえない、という感じもありますが、この辺からDTM文化になります。

(ピアノソロでは実際に弾けないようなプレイは作りません。これとかエレピですが

DTM個人制作は最終的に譜面に落とすわけではない場合、聞こえ方がそう聞こえているか、を重視します。なるべく両手で弾けるようにしたほうがいいのですが、場所によっては、隠し味で、1オクターブ高い音、低い音を小さいベロシティで混ぜる事があります。そうやる事で逆に現実味が出る、ということをDTMerは知っています。

そういうのも経験です。ここではがーんとくるイントロなので、トップの目立たせたい音を一定にして、他をばらつかせています。

ここまで20分。ピアノが弾ける人なら20秒です。弾けたほうがいいに決まっています。

この流れで必要な和音にクオンタイズをかけていきます。

実際は、

f:id:terraxart:20190328121758p:plain

こういうのとか 

f:id:terraxart:20190328121808p:plainこういう和音が「柔らかさ」を出したりします。この辺は、普段ピアノの人の演奏、ピアニストが弾いたMIDIデータなどをチェックして覚えていきます。弾けませんから、弾ける人のデータを見て学ぶしかないんです。これも経験。

わたしはスタジオでピアニストが録音した時のデータを参考に「ずれ」を勉強しました。

 

f:id:terraxart:20190328105602p:plain

そしてAメロからBメロ。4小節の区切りに少しおかずを入れます。なぜ入れるか、というと、ちょっと印象に残るメロディが入ることでピアノがさりげなく主張できます。

ピアノ=女性的
ですから、女性ボーカルの時は、最終的に「歌最高!!」となるようなおかずを入れていくのが秘訣です。これが難しいですよね。だいたい「オケ最高!!」とかなるように打ち込んでしまいます。でもこれも年齢を重ねて、イキリ若僧を卒業すればだいぶ変わってきます。それまではどうしても我が我がになるものですね。いいと思います。。とにかく文句言われても「才能ない」って言われても作り続けて、ぶっちぎりで続けていけば、みんながあなたのアレンジに慣れて「ああ、それもありかな」って人が出てきて、若い人は「あなたの音を聞いてきました」と言います。とにかく続ける事。好きなことを続ける事。

f:id:terraxart:20190328102347p:plain

 

====

もっとピアノアレンジに力入れたやつとしては、最近では

flamingo / 米津玄師 cover - YouTube

f:id:terraxart:20190328111225p:plain

原曲から少し離れないと米津マジックに食い破られるのでわざと離れました。

ラスト

f:id:terraxart:20190328111719p:plain

グリスは2オクターブぐらいやって、それをコピーしたり継ぎ足したりします。これも打ち込みより実際の鍵盤で弾いた方が断然自然です笑。

(追記2019;新しいコントローラのおかげでグリスができるようになりました笑)

 

おまけ;ペダルは??

レガートなアルペジオはいちいちデータを伸ばして作るのが大変なので下記右のような演奏が続く場合にはペダルデータを書きます。

普通にペダルをいつ踏むのかピアノアレンジの譜面を見て勉強しました。

f:id:terraxart:20190328112539p:plain

上記左右のアルペジオはどちらも同じ音がします。でも右のようにいちいち作って行くのは大変なので、CC64のデータでペダルデータを書き込んだ方が早いです。

これもピアノが弾ける人はダンパーペダルを接続すれば一発ですね。

 

ちなみにこのオートメーションデータはDPですと、

f:id:terraxart:20190328112941p:plain

ここ開いて

f:id:terraxart:20190328113006p:plainこれです。

一回書いてしまえば、

f:id:terraxart:20190328113109p:plainこのメニューから。

f:id:terraxart:20190328113122p:plain

64が選べるようになり、メイン画面でも修正できます。いちいち変換しないといけないのがうざいときは、先の下ウインドウで編集しましょう。

 

作業的には、

f:id:terraxart:20190328113416p:plain

二つぽっち!

f:id:terraxart:20190328113500p:plain

真ん中下げ!

f:id:terraxart:20190328113730p:plain

ペダルデータ完成!

この作業が早くなるのも必要。

f:id:terraxart:20190328114044p:plain

ラインが触れていればペダルが効きます。

f:id:terraxart:20190328114254p:plain

値64でonです。この辺りうまく扱ってください。
だから下記もペダルを踏んだことになり、音が伸びます。

f:id:terraxart:20190328114404p:plain

要研究です。というか慣れ。

また、普通のノート編集画面でも

f:id:terraxart:20190328114601p:plain

この灰色のぽっちをクリックすれば、

f:id:terraxart:20190328114651p:plain

すぐオートメーションの編集ができますので、いちいちメニューで切り替える必要はありません。

 

主役は歌い手です。彼女が引き立つ以外のことはすんな、です。

それはアートではない、と言われるかもしれませんが、これは文化です。伝統音楽が伝統になる前の状態、と言ってもいいです。100年後には私たちがやったことが伝統になってしまいます。

もちろんこういう捉え方で作らない時もあります。上手に思考を分けて行くのが不定調性論時代のものの感じ方、捉え方だと思っています。

商業音楽は嫌だから、商業音楽制作にアートの過程を持ち込もうとしてうまくいかなくなるのは、音楽や作業の方ではなく心がうまくいかなくなるからだと思います。

===

でも、なぜこれやったかっていうと、ピアノは弾けないけどもはや一流のプロ作曲家には、こんな記事書けないから・・・です。

だって恥ずかしいじゃん?

私の場合もっと恥ずかしい「音楽理論自分で作りました」という爆弾を公開しているので。。

同時にピアノが弾けないからDTM無理、っていうのは感覚と音楽理論で乗り越えられるよ、というお話をしたくて書かせていただきました。

 

この動画では実際に適当に打ってる感じで作曲する様が少しわかります。

www.youtube.com

 

あれ5つのステップって書いて5つ目がない!

・そう、0個目のステップがあるんです。

音楽学校で、楽譜の書き方、音程感覚とコード、コード進行とヴォイシング、そして声部連鎖(和声)をしっかり勉強して覚えてマスターする、これが5個目ですが、最初のステップです。街の音楽教室でもネット上のページでもいいです。とにかく和音が自在に打ち込めないと、または聴いてだいたいどんな和音か、という音楽的クオリアを十分に明確化できていないと、ささっと打ち込むのは無理です。特にポップス、ジャズはいちいち細かく動くので知らないと発狂するほど大変です。

半年で覚えてください。あと半年で耳コピ。

今4年かけていたら一国無くなるぐらい世界が早いので。

現代の音楽は「時間との勝負」なんです。だから凡人が音楽で食うには

・①曲が創れる(1年)

・②DTMが分かる(1年)

・③音楽理論が全てわかる(2年)

は最低条件、というとても厳しい状況です。

そこから毎日毎日ひたすら作るという根気が最後の課題です。そこからはじめて通用する曲ができるようになるのだと思います。厳しいことを書きましたが、それが現実なので。そして(2年)とかって書いたのは、マスターするまでの時間です。遅くとも4年あれば基礎知識は全て身につきます。今から四年掛けます。それまでは鼻歌でもギター一本でもとにかく曲を作ってください。ストックを作るんです。

①,②、③の順で重要です。これらを並行して勉強すれば早い人は半年でAudiostockで販売できるレベルの曲が創れるでしょう。

日本最大級の音楽素材販売サービス「Audiostock」  

がんばって!!!

ご相談も受け付けてます。

M-Bank スタジオレンタル・ブログ・HP等のお問い合わせ

 

 

 


==コーヒーブレイク〜M-Bankロビーの話題== 

DPでずっと制作してます。少なくともDAWについての問題とか何も感じません。それよりスキルだ、ということがよくわかりました笑。DP10はプロ志向初心者にも強くお勧めできます。一緒にのんびりDTMを趣味にしませんか??音楽を作って売って小銭稼いじゃいましょう。

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71KKogiD3lL._SL1200_.jpg

 MOTU マークオブザユニコーン/Digital Performer 10 クロスグレード版