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音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

50, Thelonious / Thelonious Monk

セロニアス・モンクの不定調性進行分析

50, Thelonious / Thelonious Monk

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Thelonious Monk - Thelonious - YouTube

 

Bb7 Ab7(9) |Gb7 F7sus4 |E7(#11)  Eb7 |D7(b13) Db7(13) |
C7 F7sus4 |Gb7  |Bb7 Eb7 | __       Cm7(b5) F7 |

Bb7 Ab7(9) |Gb7 F7sus4 |E7(#11)  Eb7 |D7(b13) Db7(13) |
C7 F7 |Gb7 B7 |Bb7 Ab7(9,11) |__    Cm7(b5) F7 |C7sus4 F7 |BbM7/A |

D7(b13)  |Ebm7(11) Ab7 |D7 |Db7sus4(9) |Ab7sus4 G7 |Dm7(b5)  G7|Cm7(b5) F7 |F7sus4/Eb |

Bb7 Ab7(9) |Gb7 F7sus4 |E7(#11)  Eb7 |D7(#11,b13) Db7(13) |
C7 F7sus4 |Gb7  |Bb7 Eb7(#9) | __       Cm7(b5) F7 |C7sus4 F7 |BbM7/A |

 

冒頭からテーマ部分です。

このテーマ進行を何回か繰り返すのですが、それぞれ微妙に解釈が異なるような演奏状態であり、時折事故のようなカラートーン(半音でぶつける音)が入ってきて、モンク節全開です。

この曲のように一つのコードタイプで統一して連鎖させる方法は不定調性論的な作曲技法です。

そういった固定される和音を「和声単位」というのですが、ビートルズならメジャートライアド、スティービー・ワンダーならm7、ユーミンならM7という具合に、得意なコードタイプがあるものです。そういった方法論は簡単ですが方法論として教えられる手段がないので、あえてそれを作曲に用いよう、という思考にならないだけです。

ここでは7thコードが和声単位になっています。

メロディは同じ音程を繰り返すので、テンション解釈になる部分はなるべく表記してみました。

m7(b5)やsus4が表記に見られますが、モンク師父が「sus4を弾いてるぞ」という意識が感じられるから、そう書いたのではなく、単純に垂直軸で割ると、その瞬間はsus4の構成になっている、というだけです。

 

またD7(b13)あたりからの流れは、すごく曖昧です。きっと単純なコード進行が書かれていたのかもしれませんが、はっきりしません。

 

さて。あなたはどう思うでしょう。

 

もし、料理人が、分量を図らず、大体の目分量でやって料理を作り、かつ味が普通だったら笑。

 

マラソンランナーが5kmのうち300mは目を瞑って走ってしまう癖があったら。

 

現代はなんでも「計算」「測定」「分類」できる時代ですから、こういった「適当な感じのする行為」に違和感を抱く場合が多いでしょう。

 

では、私が

「不定調性論使えば、ヒット曲がかけるよ!」

っていったら、どう思うでしょう。

 

とにかく、適当なのは許されません。

明らかに学習の怠惰から研究を誤ったり、面倒なので勘でやる、となったら嫌悪感を抱く人もいるでしょう。

 

それが今後様々な社会の問題を引き起こすかもしれない可能性が明らかな場合、それおを排除するのが法だからです。

 

じゃあ、音楽はどうなのでしょう。

リファレンスにぴったりの曲を書くことが素晴らしい。

ヒット曲を作る作曲家こそが一流である、、、

 

流行って怖いですね。

 

マネやルノワールが赤貧に喘いで、その作品が認められなかった時代にサロンで一流と呼ばれた作品が現在は全く残っていない、という話を思い出します。

 

決して社会に順応することが悪いとは思いませんし、そうあるべきであるという無難な生き方も理解できます。

ただ、あなたが別にそれを目指す必要はなく、そうでなければならない必要もない、ということを教える人も必要です。

 

もしあなたが

「このBメロのところは、毎回後ろ向いて適当に弾いたコードでメロディを当てたい」

という欲望があるなら、ぜひ実行してください。

「ここの部分はだいたいでやろう」

みたいにいうことが、適当で怠惰だ、と決めつけ続ける必要はない、ということをこの人の演奏から教えられます。モンク師の場合は適当、というより、俺のペースでやらせて、という感じです。

時代の音がします。

 

怠惰や怠慢は良くないですが、自分らしく生きることを咎める絶対的必要性はどれ程のものでしょう。

私は不定調性論を掲げているので、個性的過ぎるものがどんな扱いを受けるかよく知っています。並大抵の気合いではやっていけません。

普通の感覚で生きられる人にまで個性的であれ、とは勧めません。

自己責任のウエイトがとても大きいです。

でも個性的生き方の最後尾にいることでその手前の人の背中を押してあげられることもあります。

モンク師の演奏の奇抜さは個性そのものです。

いつもこの演奏を聴くと、居住まいがピンとなります。

立体的な和声です。

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こういったコード進行の実習としては、12個の7thコードを上手く紡いで、自分だけのテーマを作ってみるのが良いです。

というと難しいので、12小節の「変なブルース」をちょっと作ってみましょう。


<Blues For Monk>
C7 |E7 |C7 |C7 |
F7 |Ab7 |C7 |C7 |
D7 |Bb7 |A7 |G7 |

はどうでしょう。題名まで付けちゃいました。

不定調性では、機能や調を考えませんので、このように「ブルースの印象」を用いながら、行きたいコードに行きます。ここではブルースの「12小節」というコンセプトと「7thコード」というコンセプトを用いて直感で並べてみただけです。

あとはあなたが面白いと本当に思うことをしてください。

ファッションではなく、もって生まれた信念とともに。

アンダーグラウンド+3

とりあえずジャケットが最高。

今の時代だったら、発売禁止になるかも???

銃に手榴弾にダイナマイトにナチスに監禁拘束にタバコ。

こういうことができた時代にジャズが発展して、良い意味で自由とともに退廃化していった、というのは興味深いです。

   

 

==コーヒーブレイク〜M-Bankロビーの話題== 

え?バレンタインはチカラ技でしょ。

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