音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

<コラム>(USM)アッパーストラクチャーマルティプルハーモニー★★★★

アッパーストラクチャートライアドは三和音でした。

www.terrax.site

これを四和音にして、かつ独立もできるような 表を作っておきます。

 

==== 

CM7  |A7   |Dm7   |G7   |

で考えてみましょう。

 

ダイアトニック亜種(七つのダイアトニック以外を含む)

f:id:terraxart:20181125220142p:plain

f:id:terraxart:20181125220149p:plain

斜体赤文字の和音は通例使わないが時折経過的に出てくる和音です。

 

メジャーマイナーで利用可能な汎用的なドミナント(ジャズ)

f:id:terraxart:20181125220344p:plain

GフリジアンM3、Gホールトーンをまとめたものです。

斜体字の和音は通例使わないが時折経過的に出てくる和音です。

 

 

f:id:terraxart:20181125220355p:plain

Gリディアンm7、Gミクソリディアンをまとめたものです。

斜体字の和音は通例使わないが時折経過的に出てくる和音です。

 

f:id:terraxart:20181125220416p:plain

Gオルタードドミナント、Gコンディミをまとめたものです。

斜体字の和音は通例使わないが時折経過的に出てくる和音です。

 

=====

例えば、

CM7  |A7   |Dm7   |G7   |

のコード進行にUSTを用いると、

G△/C |F#△/A | F△/D| Eb/G    |

みたいになります。

(ここでのA7に13thはのりませんが、和声の流れを考慮した作りになっています。ここではミクソリディアンm2スケールを該当させています。)

参考音源はこちら。

 rechord.cc

 

 

分数の上にトライアドが乗っています。

これをテトラド(四和音)以上にしてみます。

上記表のC△、Dm、G△(オルタードドミナント)、A7もオルタードドミナントの表を全音上げて使って次のような流れを作ります。

E7sus4/C |F7sus4/A|D7sus4  |Eb7sus4/G

参考音源はこちら。

rechord.cc

 

で、ベース音はベーシストに任せて、ピアノは上の和音だけ弾きましょう。

E7sus4 |F7sus4|D7sus4 |Eb7sus4 |

はい!できあがり。

音源はこちら。

rechord.cc

 

 

機能肥大の症状になったイチロクニーゴーです。

 

機能和声論の落とし穴です。

USTを三和音以上で使ってはならない、と学ぶのは、この機能性の保持がままならず、別の和音進行が出来上がってしまうからにほかなりません。

しかし時代はそうしたルールを飛び越えて、こうしたsus4連鎖の進行を作っています。そうしたら逆に機能和声論的には、そうした進行を機能論の側に取り込めるようにした方がいいんじゃない??

 

 

なんてことは不定調性論にはどうでもよく、「希機能」という考え方がありますので、これもその一つとして表を提示させて頂きます。

 

マイナーはこちら。

f:id:terraxart:20181125215811p:plain

f:id:terraxart:20181125215822p:plain

 

ドミナントの表は先のものを使ってください。

で、下記が一般化したものです。

<メジャーダイアトニック>

f:id:terraxart:20181125223733p:plain

f:id:terraxart:20181125223743p:plain

 <マイナーダイアトニック>

f:id:terraxart:20181125223951p:plain

f:id:terraxart:20181125224002p:plain

 

 <ドミナント>

f:id:terraxart:20181125224551p:plain

f:id:terraxart:20181125224602p:plain

f:id:terraxart:20181125224608p:plain

 

これにより、

たとえばDm7  |G7  |CM7  |は。

C6/D  |Fm7(b5)/G  |G6/C

などですから、この上部構造は、

C6  |Fm7(b5) |G6 |

となり、全く機能がめちゃくちゃな流れになりながら、「機能性が薄く含まれている」と聞くこともできると思います。

参考音源はこちら。

rechord.cc

四和音やっちゃダメ、っていうけど、この流れ。機能感じません?

もし感じたらあなたはどうする?

見なかったことにする?

 

 

I類、としたのは、さらに他のUST解釈や他のスケールを混ぜたものが存在するので、最も基本的な類別を表としています。

また来年の教材改定の折、参考資料として含めたいと思います。

 

www.terrax.site

 

 

 移動時間は本を聞こう。