まえのはなし↓
Q1
答えは少し下に。
答え;E△
(またはEだけでも表記OK)
Q2
3度と7度を先に見つけてね。
答え;A♭m7
Q3
ヒント;半音でぶつかっている和音はなんだっけ?常に基本的な和音ならどっちかがルートだよ(テンションでm3rdと9thがぶつかっていない限り)
答え;BM7
Q4ノーヒント!
答え;D7
Q5ノーヒント
答え;Ddim7=Fdim7=G#dim7=Bdim7
同じ音程なので、それぞれの音をルートにして考えることができます。
どの和音をいつ解釈するかは、前後の和音で考えますが今は上記が答えられればOKです。
CM7 C#dim7 Dm7
というように、ベースラインが順次進行するように当て込んだりします。
またA♭dim7と表記をしてもOKですが、一応上行するときは#表記で書くのが習慣のようです。
Q6ノーヒント
わからない時は、一個一個ルートにして音程関係を見ていくしかないです。
どれかをルートにした時、それより高い音が長三度か短三度でない場合はルートではないかも、とかです。
答え;F#7(#5)
<考察1>スプレッドヴォイシング
CM7(9)
スプレッドヴォイシング。ここではテンション9thを置いています。
五度であるGはルートに良く響いて、全体の響きにあまり影響がないために除外=省略されることがあります。低音を広く、高音を狭くしていくとよく聞くサウンドになります。
<考察2>4way close
CM7(9,13)
<考察2>4way close Voicing
このメロディを下記のコード進行でヴォイシングしてみましょう。
かならずDAWがある人は自分で打ち込んで研究してください。
BbはA7のb9thです。G#もG7のテンションb9thですね。これをまずこんなふうにしましょう。できる人はやってみてください。
素直につけるとこうなりますよね。
半音でぶつけるのもいいのですが、最初は基本的にはメロディの下の半音は近所のテンションに変えます。メロディを乖離させたら、あとは四声にまとめるためテンションを優先し、五度や根音を省略していきます。
オーソドックスな感じ。これでも良いですが、それぞれを一人が担当しているホーンセクションの場合は、吹いていくメロディがやはりカッコよくないとカッコよく吹いてもらえません。
オーケストレーションは全部そうですが、社会的制約や人間関係などが全て縮図のように入っていますので、これをコントロールしていくオーケストラの作曲家や指揮者はとてつもないカリスマとかリーダーシップが必要です。
人は心で演奏するからですね。
もうちょっと各ラインを工夫してみましょう。
ヴォイシングはお家芸なので、必ず、誰かの師事を仰いで初めて一人前に認めてもらえる仕事です。むずかしい・・・。
エリントンとか、グレンミラーとか、カウントベイシーとか好きなオーケストラを見つけて、スコアを買って研究してみてください。
これでまだ二声目がなんかつまらないなぁ‥ってなったら、あなたはどうしますか?
もちろん7thコードでM7を使ったり、半音を二重に重ねるような、変格ソリヴォイシングをやってみても構いません。
こういうのを「不定形ソリヴォイシング」といいます。
不定調性とは名前の関係はありません。