音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

<コラム>「モーダル」って何??★★★

受講生の質問から。 

「モーダル」っていうのは、英語的な基本的な意味はともかく、世間で言われていると思われるのは

「旋法的」

という意味です。

   

で、「旋法的」ってなんだよ、っては話になります。

 

旋法は「音階」の別の呼び名です。楽典的、ジャズ用語の略語的、と言ってもいいです。

 

例えば「カレー風味」

ってどういうものですか?

カレー味、ってことですよね。

カレー風味のサラダ。

って、カレーの匂いとか風味がありますよね。

「旋法的」

って言うのも似たようなものです。

 

それぞれの旋法=音階にはそれぞれ特徴である、と言われる音があります。

Cアイオニアン

c  d  e  f  g  a  b

 

Cリディアン

c  d  e  f#  g  a  b

 

二つの違いは何でしょう。

そう、fとf#が違いますよね。ファがシャープしているのがリディアンという旋法なんです。リディアンという音階、リディアンというモード。

 

だから「カエルの合唱」でやると、

Cアイオニアン

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Cリディアン

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ようは、このようにリディアンにすると、「リディアンぽくなる」わけで、このような行為は、まさに普通のサラダにカレールーをくわえたような作業になります。

#4が入った感じになると、もうリディアン的、です。ホールトーン的、と気付かれた方もおられるでしょう。

 

このようにそれぞれのモードに転換していく作業を「モーダルな感じ」、モーダル、といいます。

また「これはリディアンを使った旋律だから旋法的だねぇ」みたいな云い方をするだけです。

 

さらに1番がCアイオニアン、2番がCリディアンである場合、まさにモーダルインターチェンジ(このばあい同軸の旋法変換)が起きてことになります。

なんかモード的な旋律を使って複雑になっているような音楽を「モーダルな展開だねぇ」などと言ったりするわけです。ポップスではなかなかありません。やってもアートにできるのはユーミン氏ぐらいでしょう。

 

 

で、ここからが不定調性。

リディアンのカエルの合唱、どうですか??

なんか変ですよね。きっとこの子たちは上手く歌えないのでしょうか。

それとも梅雨があまりに長すぎて疲れてしまった感じでしょうか。

いずれにせよ、カエルたちはいつもとちょっと様子が変です。

そういう変な感じ、というのを感じ取って、そういう音楽にしていくのが不定調性的な作り方になります。

ありのまま受け取って、それが訴えているものを自分で解釈して自分で拡張し表現にしていく作業です。

限界や制限がなく、面白いですよ??