- <その他使用頻度の高いスケール構成音表>
- <基本スケールの名称>
- メジャースケール系モード名
- ハーモニックマイナースケール系モード名
- メロディックマイナースケール系モード名
- ハーモニックメジャースケール系モード名
スケールは音集合の種類の名前です。スケールを音楽でそのまま使うのではなく、それらをアルファベットとするなら、そのアルファベットの文字を使って文章や単語をつくり表現に活用しなさい、となります。それらの単語や文章は先人の音楽の中に記されていますので上手に探して、活用し、新たに自分の単語を作って新たな文章を生み出してください。
<スケール構成音表>
ハーモニックメジャースケールはmolldur(モルデュア=短旋法化した長旋法)などと呼ばれています。"和声的長音階""和声長音階"などとしてロマン派時代から知られています。
(PDF) The 'Harmonic Major' Mode in Nineteenth-Century Theory and Practice | Matthew Riley
こちらの複製不可PDF後半にクラシック音楽のハーモニックメジャースケール使用例が楽譜で列挙されています。
<その他使用頻度の高いスケール構成音表>
※このスケールについては♭5th音をスケール構成音のひとつとして捕らえ、♭5を持つコードも作成可能と解釈してみました。
※ブルーススケールについてはメジャー系のサウンドを主として考えています。マイナー系のキーでも使用可能ではありますが、構成音にM3rdが含まれているため、同時に弾くと違和感が発生してしまうためです。
<基本スケールの名称>
下記はドレミで音階の形を目安として換算したものです。
メジャースケール(長音階=メジャーダイアトニックスケール)
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド
ナチュラルマイナースケール(自然的短音階=マイナーダイアトニックスケール)
ド・レ・ミb・ファ・ソ・ラb・シb・ド
ハーモニックマイナースケール(和声的短音階)
ド・レ・ミb・ファ・ソ・ラb・シ・ド
メロディックマイナースケール(旋律的短音階)
ド・レ・ミb・ファ・ソ・ラ・シ・ド
ハーモニックメジャースケール(和声的長音階)
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラb・シ・ド
メジャースケール系モード名
I-アイオニアン
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド
II-ドリアン
ド・レ・ミb・ファ・ソ・ラ・シb・ド
III-フリジアン
ド・レb・ミb・ファ・ソ・ラb・シb・ド
IV-リディアン
ド・レ・ミ・ファ#・ソ・ラ・シ・ド
V-ミクソリディアン
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シb・ド
VI-エオリアン
ド・レ・ミb・ファ・ソ・ラb・シb・ド
VII-ロクリアン
ド・レb・ミb・ファ・ソb・ラb・シb・ド
ハーモニックマイナースケール系モード名
I-エオリアンM7
ド・レ・ミb・ファ・ソ・ラ・シ・ド
II-ロクリアンM6
ド・レb・ミb・ファ・ソ・ラ・シb・ド
III♭-アイオニアン#5
ド・レ・ミ・ファ・ソ#・ラ・シ・ド
IV-ドリアン#4
ド・レ・ミb・ファ#・ソ・ラ・シb・ド
V-フリジアンM3(フリジアン#3,ハーモニックマイナーパーフェクト5thビロウ)
ド・レb・ミ・ファ・ソ・ラb・シb・ド
VI♭-リディアン#2
ド・レ#・ミ・ファ#・ソ・ラ・シ・ド
VII-オルタードミクソリディアン
ド・レb・ミb・ファb・ソb・ラb・シbb・ド
メロディックマイナースケール系モード名
I-ドリアンM7
ド・レ・ミb・ファ・ソ・ラ・シ・ド
II-フリジアンM6
ド・レb・ミb・ファ・ソ・ラ・シb・ド
III♭-リディアン#5
ド・レ・ミ・ファ#・ソ#・ラ・シ・ド
IV-ミクソリディアン#4(リディアンドミナント7th)
ド・レ・ミ・ファ#・ソ・ラ・シb・ド
V-ミクソリディアンm6
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラb・シb・ド
VI-ロクリアンM2
ド・レ・ミb・ファ・ソb・ラb・シb・ド
VII-オルタードアイオニアン(オルタードドミナント/スーパーロクリアン)
ド・レb・ミb・ファb・ソb・ラb・シb・ド
ハーモニックメジャースケール系モード名
I-アイオニアンm6
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラb・シ・ド
II-ドリアン♭5
ド・レ・ミb・ファ・ソb・ラ・シ・ド
III-フリジアン♭4
ド・レb・ミb・ファb・ソ・ラb・シb・ド
IV-リディアンm3
ド・レ・ミb・ファ#・ソ・ラ・シ・ド
V-ミクソリディアンm2
ド・レb・ミ・ファ・ソ・ラ・シb・ド
VI♭-オルタードエオリアン
ド・レ#・ミ・ファ#・ソ・ラ・シ・ド
VII-ロクリアン♭♭7
ド・レb・ミb・ファ・ソb・ラb・シbb・ド
※赤文字の三和音=、四和音=はそのモードから作られる代表的な主和音です。
複数のスケールからCメジャートライアド(表の表記では「C」のみ)が出きますので、C△でそれぞれのスケールを弾いて雰囲気を聴いてみてください。
※スケール名は様々別称があります。
※スケールはアルファベット順に並ぶようダブル#やダブル♭を用いてます。