音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

アッパーストラクチャートライアド(拡張型冠状三和音)の一覧表(2018)

とある和音へのご質問をいただいたのでアップいたします。
アッパーストラクチャートライアド分類表です。

(追記・改訂2018.8)

   


表 其の一

其の一は主なダイアトニックコードの上部に作成可能なUSTがディグリーで書かれています。

2018年度編纂より、実践的なタイプの掲載に一旦絞りました。

あわせて従来のメジャートライアド、マイナートライアドだけでなく、sus4、オルタードトライアド=X△(b5)、dim、aug=X△(#5)もUSTとして拡張解釈できるように追加いたしました。

まずは無視して飛ばして読んでいただいて構いません。

USTの基本的知識がある方が対象になってしまいます。申し訳ありません。

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拡大してご覧くださいませ。

 

まずは理解せずに記事下まで俯瞰いただいてOKです。

其のニ

其の二はCのキーで書いたものです。

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其の三

其の三は結果どんなトライアドがどの和音に含まれるかをCのキーで振り分けたものです。

 

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例えば、USTでC△を持つ和音でコード進行を作ると、
Dm7 |C |FM7(9) |G7sus4(13) |
などが、
C△/D |C△ |C△/F |C△/G |
などの分数コードに展開できることが分かります。


また、
C△ |Eb△ |A△ |Bb△ |
は同一和声単位の進行と不定調性論でいうことができますが、これをこじつけて解釈すれば、其の三の表から、この進行は、
C△ |G7(alt)   |G7(lyd) |G7(comD) |
というただのI-Vである、というような機能和声の拡大解釈も可能なわけです。
コルトレーンらが展開して、ビートルズが世界に広めた新たな和声解釈と連結方法です。

 

またこちらでのページに出典がございます、

soundquest.jp(復帰おめでとうございますm(  )m)

 

「Blackadder Chord」についてですが、

これが

IIaug/I

であるとしたら、

これはUSTをオーギュメントコードまで拡張する事でUSTの表に収めて解釈できる和音にすることができます。

つまり

G7   CM7

で述べるなら、このBlackadder Chordは

G7(9,#11)  CM7のaugを用いたUSTの拡張されたコード、とすることができます。

これを分数コードにしますと、

 

G7(9,#11)=g,b,d,f,a,c#=g,b,d+a,c#,f=G△+Aaugで

 

Aaug/G△のテンション部分をトライアド化した

Aaug/G  CM7 |

となり、これが裏コード化した時、

Aaug/G  GbM7 |

 のような進行が作れます。

 

厳密にはD♭augとして表記するのが正しいのでしょうが、展開が自在に可能なaugトライアドの呼び名をいちいち規定するのも現場的に窮屈かなと思います。

先の表ではリディアンb7thスケールを用いる際にD♭augの拡張されたUSTとして出てきます。

 

現在ジャズスクールでaugなどの変化三和音をUSTとして含んでいるのかちょっと分からないのですが、どんどん当たり前になってきているのかもしれません。

 

USTはメジャートライアドとマイナートライアドだけ、と、されていたものを今回は増三和音まで拡張したコードが理論家によってピックされた、ということになります。

ですので私どもも次年度に掲載する表から、aug、alt、sus4、dimもUSTに加えた表を添付したいと思います。

 

他の可能性を探りますと、

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G7各種において、たとえば、

Absus4、Asus4、A△(b5)、Bbsus4、Bb△(b5),Baug、Db(alt)

といった新たなUSTがみられます(USTって言っちゃいけないのかな・・笑)。

これらはすべて

Absus4/G、Asus4/G、A△(b5)/G、Bbsus4/G、Bb△(b5)/G,Baug/G、Db(alt)/G

というような拡張されたUSTコードに使用される可能性が出てくるわけです。

細かいヴォイシングでは面白そうですね。

 

ここでのBaug/Gはオーギュメントコードの展開可能性から、

Baug=D#aug=Gaug

で、IIIaug/I隣、Blackadder Chordとはまた違うコード感も探せるかもしれません。まあこれらもBlackadder Chord亜種として考えておられると思うのですが。

 

こういうのをアイドル曲にガンガン使うことで、余計にソリッドでカッコよく感じる、という効果が最高ですね。 これがまたヒーロー物で使うと、少し殺伐として来るのかもしれません。歌詞の内容によるのかな。。

 

 

2019年度教材には正規版をまとめて付録として付ける予定です。