「この絵を30分で弾こう。」みたいなテーマです(フリー画像)。
初めての試みです。
クオリア、印象力、共感覚だけを全投入しました。
機能和声で作ってもいいですし、不定調性的でもOK。
映像に当てる音楽みたいに考える必要はありません。常識的に考える必要もありません。あなたのヴィジョンに浮かんだ音楽的表現を勇気を持ってやってみましょう。
法には触れないように。
下記は逆に一番オーソドックスなピアノの音色を使った曲例です。。
下記楽譜はDPからそのまま出力したので表示記号等はなく、音高の参考用でございます。
不定調性的に作る場合は、基本的に和音がどのような連鎖になっているか、と言うことを論理的に確認はしません。
DAW上のピアノロールでどのような配置になっているかをなんとなく「感じ」ながら、あとは聴覚を頼りに作っていきます。
結果として調性的になっても、無調的でも映像から受ける印象と合致しているようであれば、それでOKと言うものです。頼りは耳だけ。DAWに慣れている人は視覚的な情報も活用できるでしょう。瞬時に調性的な理屈を視覚情報から得られてしまう人は、もちろんをそれ活用しても、無視しても構いません。
一番和声的なとこ、どうなってんのかなぁ、って後で調べてみました。
FM7(b5)/B A7sus4/G Bm7/F# |Dm7 C#m7 Cm6 Badd9 |
とか。なかなかランダム。
これがどのような理屈でつながっているのか、を考えるのではなく、「それで良い」のかどうかを判断していただけばOKです。コードネームだけを見ても、上記の絵のどの部分の感じなのかパッとは想像できないと思います。
そこで耳を頼りにして、それでいいのかどうか、ということを考えていきます。
何度か聴いているうちに「絵の世界観とのギャップ」が生まれる時があります。該当の音を必要に応じて直します。
そのとき気が付かぬうちにドミナントモーションを創ってた、みたいになるときもありますが、その辺は瞬時に判断しましょう(つまりそのくらいわかるような位の音楽理論学習は絶対必要、となります)。
憂いを求めてドミナントモーションにしちゃったのか、自分で判断できないような状態ではおそらく機能和声の魔力(擦り込み)に勝てません。
この手の感性判断は、例えば、その女性が綺麗かどうかを、理屈ではなく、感覚で判断するのに似ています。何となく感じる瞬間がありますよね。見た瞬間とか、会話した瞬間とか。それは経験に裏打ちされた瞬時の脳の判断です。それを音楽制作でも使っていこう、というわけです(機能和声の音楽でも使いますが、おそらくそれを指摘したり行使したりする教育はまだ主流ではないでしょう)。
そのために基礎理論を学習したら、どんどんさまざな制作経験を積んでいく必要があります。そしてその嗜好は人それぞれなので、どんなに極めても、「あなたの感性キライ」って言われることも覚悟してください。
不定調性は実践あるのみ。です。