音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

<コラム>音楽を学ぶ機会があるならやって欲しい事!

音楽を学べる場で、「授業面倒だな」って思うのは、飽食の日本で、食べ物を捨てるようなものです。講師の責任も大きいです。

そう甘えてしまうのは誰でも同じなのに、講師としてそれを放置しておけばそれは講師の責任です。でも学生様もこう思ってください。

「あ、自分のことを棚に上げてるな、人間て弱いよな。」

ここでは講師について、音楽学校で学べる事について、書いておきます。

 

全て講師の責任

戦場で部下の命を預かる優秀な上官は絶対に無駄な犠牲を出さないよう日々の訓練に厳しくあたります。

学校の勉強が退屈で面倒なのは、戦場の大変さを知らされぬまま学ばせている講師の責任と、その怖さを知らない学生の未熟さゆえです。

 

古文や漢文といった授業は、人生にほとんど必要ではない、と考えるでしょう?

古典には一生かけても学べない先人の知恵が詰まっています。経営をしていると漢詩に諭されることなんて沢山あります。

テストのための勉強としてしまって、先人の知恵がいかに素晴らしいかを教えることのできない講師の責任は重いと思います。

また、それをしっかり教えられる講師は、せめて高級待遇されてほしいものです。

CDは売り上げで判断されます。講師待遇は生徒の全国模試の得点、ないし卒業後の進路で待遇が考えられるようになるといいですね。

音楽の学習も同じです。どのような音楽の仕事で、どのような知識が、どれだけ役に立つか明確に教える必要があります。

しかし、そこに「お前はどうせ未熟なのだから四の五の言わずにやれ」という上官意識が変に絶妙に混入しているのが問題です。これでは戦場で死ぬかもしれない、と逆に不安を与えるだけです。

 

■音楽学校でやって欲しい事

もし大学でオーケストラに触れられる人はできる限り沢山の楽器の人と知り合い、その演奏法や技術を間近で共有し、同時に指揮なども勉強できるなら寝る間を惜しんでやってください。これは大学を出た後では学習はほぼ叶いません。

管弦楽法は音楽理論の最高峰です。

学校に入った次の日から色んな歌、楽器の演奏者とコミュニケーションしてください。

作編曲家として名前が付くかどうかの境目です。

 

■古典技法に触れる

和声や、対位法などに客観的に触れられるのは人生で其の4年間だけです。詰め込んでください。

遊ぶのは大学を出てから。仕事でイヤというほど遊べます。仕事が(実は)遊戯=エンターテインメント=高度な遊び、だからです。

「普通の音楽の感覚」が身につきます。これがあれば無敵です。そこからアウト(不定調性)することもイン(機能和声)に留まることも簡単です。

「人がこれはいいよな」って言って受け継いできたことをあなたが知識の一つとして持っていることで、あなたはいつでも「人にウケるもの」を創造できます(たとえそれがあなたの音楽性にマッチしていなくても体が反応します)。これはお金になりますし、芸は身を助けてくれます。

卒業後は誰でも我流になります。その時に大切なのは不定調性的価値観です。

 

(■もし嫌な先生に出逢ったら)

これは信号無視の車に轢かれるようなものです。理不尽な不運以外の何物でもありません。しかし事故と違うのは死んだわけではありません。やり直せます。

いやな先生は誰にとっても嫌な先生です。その先生が偉大であればあるほど、卒業後それがあなたの免許証にもなりますし、同じように学んだ先輩がいれば、あなたは大きな信頼を勝ち取れるでしょう。先生の存在そのものが免状なんです。皆我慢して学んで卒業していったのです。

 

■ジャズ、音楽学、民族音楽、DTMあらゆるジャンルの音楽を学ぶ

音楽の仕事は、演奏家、作編曲家しかありません。現代では誰でもなれます。100%全員ができる仕事です。自称ですから。稼げるかどうか関係なくても続けられる不思議な仕事です。

全部授業は録音しましょう。4年間で学ぶ事は4年間で学び終えられません。

録音して社会人になってからじっくり何度も聞きましょう。

それそのもの全体が「あなたの音楽理論」となります。

 

■在学中から発信。

そして大学に入った翌日から、いつでもプロ演奏家、作曲家として活動できる準備をしていってください。一週間後にスカウトされてアイドルになった人がいますが笑、その瞬間からお金を稼ぐプロ音楽家になります。プロ音楽家とは偶像ですから、知識とか経験とかは関係ありません。だからいつでもなれます。あなたがそれなりの雰囲気を放っていれば。あなたが思っていたのとは違います。「金になる」のは実力や才能だけではなく、ニーズです。ニーズは発信しながら探してください。教科書に現代のニーズは書いてありません。教科書は過去を紐解くものです。

 

そういう気持ちで勉強して、どんどんライブやって、へたくそな演奏動画配信とか無知なブログを書きまくってください(広告を貼って)。

最強のレッスンは自主体験です。

 

■怖い時

怖くなって勉強したり、辞めてしまったり、進路を変える必要はありません。

悩む代り一日のスケジュールを見直しましょう。

6:30-起床、一日のスケジュール決め(前日夜でも良い)

7:00-読書、コーヒー、軽い朝食、生活行動

8:00-移動

9:00-大学・勉強・実習・練習ー16:00

17:00-バイト

23:00-データ整理、生活行動

24:30―就寝

こういった流れを毎日続けられれば4年掛けずとも1年目の後半ぐらいから状況が変わります。続かないから変われないのです。続けられれば潜在意識から受け取るものが変わりますから、変われるのです。

バイト=実習、勉強、練習になったり、大学がバイトになったり、ブログなどを書いていれば「生活行動」や「読書」がバイトになります。

音楽以外の行動で生活費を稼ぐ時間が一番ストレスです(社会人能力を付けると思って割り切りましょう)。

でも今だけです。

仕事をするようになれば、あなたが今感じている100倍の不安がやってきます笑。学生時代の不安くらい乗り越えられなければとてもプロ音楽家にはなれません。

怖くなったらスケジュールを見直しましょう。

今月やることを整理してスケジュールを立て直しましょう。不安を明確にするんです。そしてそれを解決するスケジュールを立てましょう。

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私の仕事は、この「スケジュールを立てる」仕事が最も重要だと思っていて、受講生のスケジュール、目的意識、不安材料、などを真剣に相談して解決策を創り出します。

歌や楽器はやっていれば必ず上達します。問題はその練習時間が取れないことです。

 

ぜひそういう先生を探してお近くの音楽スクールにご相談ください。

それが大学で解決できるなら、それでもかまいません。

 

酒を飲んでも解決できませんよ?笑なぜかって?それはその飲み会後、数日経てば分かります。何も変わっていないので。

 

学校で学ぶ、なんて夢のようなことです。

ぜひ死ぬ気で楽しめる方法を模索してください。

本来、勉強は現代人として最高の幸福の一つです。