音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

<不定調性論用語/概念紹介54>四つのモードのダイアトニック

 

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とりあえず、一般的な四つのスケールに出現するあらゆる和音をディグリー別に並べた表です。

・メジャースケール

・ナチュラルマイナースケール

・ハーモニックマイナースケール

・ハーモニックメジャースケール

です。

 

これらを自由に組み合わせてコード進行を作ってみて下さい。

 

「level4」と書いてあるのは、4段階目ですよぉ、という意味です。使えるコードをどんどん広げていきながらメロディ作りの難易度を上げていくわけです。

 

こうやって限定していくことで、スケール的にもダイアトニック感をある程度意識した集合になるかと思います。

 

これらの集合から

II-V-I

を作ってみましょう。

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色んな組み合わせできますでしょ?

 

機能和声では、最初にこれを理屈に合わせて理解します。

やがて個人がだいたいいつ使えばいいか分かってきます。

この

"だいたいいつ使えばいいか分かってくる"

のが音楽的印象、個人の和音に対するクオリアの性質だと思います。不定調性論ではこの「感覚」を活用します。感覚を使う時には、機能や理論的理屈は考えません。

 

たとえば、夕焼けのシーンを歌う場面で、

 

Dm7  G7  CM7を

Dm7(b5) G7  CM7

としたとき、「Dm7をDm7(b5)にサブドミナントマイナーにした」と考えません。

 

夕陽なんだから当たり前だろ??

 

ぐらいに理解できる段階まで持っていきます。

で当たり前すぎるから、

 

Dm7(b5) Gm7(b5) CM7でritしていった、、とかどんどん発想を広げていくわけです。

 

その時にどのレベルで拡張するか、みたいな目安を学習段階で儲けるのがこのlevel表、というわけです。最終的には、天から降ってくる自分だけのコード感を信じて作って行けるところまで、感覚を磨いていくわけです。

 

天才、という人は、これが最初からできているので、音楽理論要らねー論が展開されてしまうのですが、上記の通り、通例そこに行けません。行く道が基礎理論の発想ではなかなかないんです。

そこで不定調性論は、天才の思考と一般理論のブランクをどのように思考の展開で埋めていくか、を考えていくわけです。

私も天才ではないので、皆さんそれぞれが「ああなるほどね」と思われたら、、ご自身の飛躍の方法をご自身の感性の行き着くところを想定しながら作っていってください。

 

これがもう音楽学校卒業後の極意そのものですよね。

もちろん不定調性論がすでにあるわけですから、在学中にやっていいですよ。

まだ抵抗勢力があるでしょうが。気にしないで。あなたの人生は自分で掴め!