音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

<コラム>自分の好きを"克服"する

 

これは「好き!」と思った要素が、邪魔をして本来の夢の達成が遅れることがある、という話です。

短距離走が好きすぎて、膝を悪くした、とか。

ゲームが好きすぎて目が悪くなった、とかにも通じますが、もっと複雑な意味合いを含む問題です。

 

そのためにも自分の気質を理解する、ことが大切です。

もし今あなたが10年前のあなた自身に「これからの10年、こうやって生きろよ」ってアドバイスできたら、そしてそれを素直に聞けたら、どんなに素敵でしょう。

しかしその際に「10年後膝を壊す」と直接的に言ったら、潜在意識の効果で確実に10年後膝を壊します。だから、走り方をこういう風にしろ、と言えばその負担の原因や、故障の原因を取り除けます。

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自分だったら。曲の分析とか研究とかもっと効率よく学んで、早く曲を大量に作り始めなさい、っていうかなぁ。。そんなんで聞くかなぁ自分。めちゃくちゃ研究に興味があったからなぁ。それで時間を忘れていたからなぁ。。そんな奴にこんな大雑把なアドバイスで心が動くかなぁ。

もっとプレゼンテーションを考えないといけないですね。

 

という具合に、まさにこれがレッスンでのアドバイス・プレゼンテーションになります。これが適切にできれば、受講生の力はまっすぐ伸びます。

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不定調性論では、「自分がやりたいと思うことを見つける」ために学習し、それが見つかったらひたすら邁進!なのですが、その「邁進の過程」は前進だけではありません。その「あなたの"好き"」が社会からどう思われているか、どんな位置づけかを直視売る段階もあります。これが厄介です。もし一人だったら「自分、才能ないかも」って思うレベルの問題です。

どんなに自分が「これはやばい!」「これ最高!」と思っていても、それがあまりに世間一般に浸透してしまった価値観と異なっていたら 生涯認知されない恐れもあります。

 

 

きっかけとなった音楽はあくまで「火種」です。何としても音楽で食べたい!という言葉を信じながらも、本当の能力がどこにあるか、いつも探しています。

 

「音楽」というのは社会文化が作り上げた存在であり、「生命」のように必然ではないため、「音楽が好き」だからなんでもがっつりその文化的枠組みに収まるとは限りません。音楽も絵もダンスも得意、という人はすごいな!って思われるかもしれませんが、そのバランスは個人にとって正確な円である、というだけで、どれかに特化させてしまうと、完全な円が崩れてしまいます。その落とし所がどこか、っていうのを一緒に探す場がスクールです。

 

ゆえに。

ヒット曲を作りたい、と思ったら、あなたはヒットの社会学を研究しなければなりません。どういう歌がウケるのか、を研究するわけです。

英語を学びたいなら、外国人に会いに行かなければなりません。

当たり前かもしれませんが、たいていは「ヒットしたいと思っているのにそれに相応する学習ができない」のがほとんどです。それを理解して考えて、信念を切り替えるには潜在意識の助けも必要なので、経験上、真剣に考えて数ヶ月ぐらいかかると思います。そのあとは勝手に体がその方向に行くので数年はほおっておいてもその道に進みます。

もし若く時間が残っているなら、何年のうちにこれを勉強し、その次の何年でこういうトライをして、そのあと何年のうちに目標を達成する、と決めます。

3年後からスタートする!!と決めたら3年思い残すことのないように思い切り遊びます笑。今思っている「好き!」は将来も重要か、ということを考えるわけです。

こじつけることもできるので、そこに第三者(講師)が入ることで冷静な議論を展開して行くわけです。これはとても難しい問題なので、できればマンツーマンでレッスンしながら導いてください。ただのカウンセリングではありません。楽器について、作曲について教えながら、現状からの進化について常に話題がブレないようにします。

 

小中高校生で受講してくれる人達には、この段階を踏んでいます。

中学校の3年間をどんな風に使うべきかを自覚するまでこちらはそのモードでいきます。時間は有限だ、ということを知ってもらって、目標の達成を決めて、それまでに何年かかるかを決め、今日から始める!!と言ってもらえるまでコミュニケーションします。

その場しのぎの言葉はすぐわかります。だから本気で考えて見えてくるものを一緒に探します。これができるのは両親でも学校の先生でも塾の先生でもなく、私たち趣味のスクールの講師しかいません(もちろん優れた講師、人物であればそれができていると思います)。もちろん社会人になっても、理解が及ぶ人は修正できます。

M-Bankでも私は最初なん度も失敗しましたが、それは真剣さが足らなかったからです。音楽レッスン、て音楽を教えてるだけじゃダメだ、と気がつくまで失敗し続けました。相性もあります。受講生の結果が出るまでもう少し時間がかかるかもしれませんが、自分が思う夢を掴んでいただきたいです。

心を形成する、というのは音楽のスキルを形成するよりも実は大事だったりするのではないか、と思います。

 

今のあなたの「やりたいこと」、それ、どのくらい未来のあなたが必要としていますか?その好きが満たされた先のもっとすごい「好き!」を創造して、目指しませんか?

それに応じて時間のウエイトをうまく配分してください。