I Want You Back / TWICE 映画 - YouTube(COVER)
です。
制作時間は6時間です。
原曲は、
TWICE「I WANT YOU BACK」Music Video - YouTube
もちろん元ネタは、
I Want You Back - The Jackson 5 - YouTube
midiデータだけでJackson5のノリを作るのはとても困難です。
基本は16ビートなのですが、歌のリズムや、ちょっとした気分の高揚で演奏に現れるシャッフルビートが、まるでグーっと押さえつけられたようににじみ出る感じがランダムに表れるからです。
一瞬ハネてるように聞こえると思います。
でもデータ上は、どっちかというとハネてません。フツーの16ビートです。
このモータウン独自のノリが画期的で、真似のできない音楽を創り出していたので、素晴らしいわけで、当然この曲をカバーするとなれば、このノリの表現スキルが問われます。自分にそのスキルが本当にあるかどうか、と思うと「頭で分かってるだけ」かもしれませんね笑。
下記は、あえて学校的に説明するなら、ということで一つの説明の仕方としての概略を書いておきます。
下記は音価についての解説ですが、もちろんアタック部分のモタリも実際影響があります。ほんとうにモータウンのモタリとシャッフルの混じったような16ビートを再現したい場合は既存のリズム概念にとらわれず、既存のギターの刻みなどをDAWに並べてグリッドと合わせて視覚的にチェックするなどして追求してみて下さい。
いずれにせよ、日本人の演歌のこぶしを外国人がDAWで再現しようとするようなもので、日本人からみたら変な感じになるのと同じレベルの話ですので実際の制作では、どういうふうにしようか、というアジェンダが決まったら、まずはカンでやってみましょう笑。DAWでは耳が勝負です。
学生様とか、モータウンの研究、みたいな状態で学習できる人は一度完コピ目指してみると興味深いと思います!
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図A
これは六連のグリッドにした状態で、16分音符二拍だけ伸ばしています。これがベースラインだったとしましょう。
つまり、
図B
これとおんなじですね。
例えばドラムが正確に16ビートを繰り出しているとき、このようにベースラインを演奏したら、モータウン的なノリにはなりません。
こういうふうに演奏しているつもりでも"彼らのノリが"出てしまうのは、そもそも普通の16ビートそのものが下記のようなノリを含み持っているからです。
図C
本人が図Aのように弾いているつもりでも、図Cのように弾いてしまう民族性、または音楽性、リズム感があるがゆえにあのノリが出ています。
タ タ タ タではなく
タァッタァッタァッタァッ。
「アツ」の部分は不正確で感情的なタメとか、刻みとか、息継ぎとか、手拍子の揺れとかです。これをトレーニングでマスターすることもできますが、生涯あらゆる音楽がモータウンになってしまうかもしれません笑。
DTMでこのノリを出すときは三連グリッドを活用してランダムに作るのかな?という感じです。
TWICEさんのオケも正確な16ビートの上で、ベースラインが時々三連シャッフルでノリを出してきます。現代的でポップなモータウンビート、というコンセプトを感じます。
ボーカリストの皆さんもこのノリ大変だったんじゃないのかなぁ、なんて思うのですが。
三浦大知さんの伝説のパフォーマンスは、リズムも歌い方も完全にシャッフルに寄せた作品になっているのが分かると思います。
Folder-I WANT YOU BACK - YouTube
Jackson5とのノリのニュアンスの違い、お分かりいただけますでしょうか。
モータウンの独自のノリはそれぞれの感性が相まって生まれる独自的すぎる偶然性によって生まれるグルーヴを含んでいるので、ダンスをある意味メインにおく「Folder」の場合、全員のノリを一致させるためには、シャッフルで正確にノリを固定してしまった方が合わせやすい、というのもあろうかと思います。
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