音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

<不定調性論用語/概念紹介10>基音の反応領域1★★★★

あなたはとんかつにソースやしょうゆをどの程度かけますか?

そこに何かセオリーを持っていますか?誰かが決めたルールに従っていますか?

ラーメンに唐辛子を入れる時、どの程度入れよう、って決めていますか?

誰かが決めたルールに従っていますか?

 

「基音の反応領域」

 

とはこのことです。

 

とんかつにかけるソースの量など、自分でだいたいで適当にやってる、というのがほとんどでしょう。

そんなこと自分の自由にやりたいじゃないですか。

そうやって生まれた、ブルース、ジャズ、ロックという分野において存在する表現の自由はもはや崇高です。

 

それを方法論でどういうふうに示すか、が難しいわけです。

かつ、機能和声の伝統に準じて、っていうところとかも。

 

そこで自然倍音を用いたわけです。

基音cに対して、一切の音が無関係であるとしたら、この音と一緒に調和して使える音はないわけですから、一音だけしか用いることができません。

いわゆるレンジ0の音楽です。

 

これをレンジ1にすると、オクターブ音だけが使えます。

 

そしてレンジ2にすると、c-gという二音が使えます。

 

そしてレンジ3の前半だけをピックアップすると、c-e-gです。

これで機能和声論ができます。

で、これ以上が不定調性論が扱う範囲である、とするわけです。

 

それでも教材ではレンジ3全般に留めています。

つまりc-e-g-b♭の四音です。

そしてこれらを下方にも拡大していき、それらの音が作る11音の音集合の、どのレベルまでを使うか、ということを自分で自在に決められる、または音楽性やジャンルの伝統によって、自分伝認識して展開することができる、としました。

 

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最終的にまとめたのがこのモデルです。下方の音が発する上方音まで取り込みます。

そもそも下方音の基音との関係は、下方音が基音になった場合に上方に発生する音の序列の中に基音cが含まれているからです。

この辺は異論があるでしょうから、これらの基音に近い関連音のどこまでを「使用可能にするか」というのをその都度決めてよい、という解釈をすることが、「謳歌された自由の尺度」になるのではないかと考えるわけです。

 

たとえば機能和声論はCメジャーコードで使えるのは、Cメジャースケールですが、その他Cリディアンもあり得ます。

そうなの??って思いませんでした?確かにGメジャーキーのIVがCだから使えないことはないと思うけど。。。みたいな不思議なお得感。まるで、

 

「とんかつには自家製のソースをかけるのが普通だが、この自家製みそでもいい。」

オーそれは二度楽しめる!と思いますが、音楽の場合、そんなに自由が利いても、その人の音がどれだか分からなくなります。Cにおいて7つのスケールが使える、と言われても、使いきれません。使えるのは分かったから、自分の性質からどんな時に使えるの?という話まで織り込めば先に進めます。

 

この表で見ると、基音c一音しかないのに、関連音が10音出現しています。cの半音上のc#、半音下のbだけ出てきていません。それ以外は使える、というわけです。

この表をc,e,g、それぞれを基音にして拡大したら、12音すべて出現してしまうでしょう。そうなるとC△では12音全て使える、となります。

 

これをどう使うか、です。

続く。