音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

<不定調性論用語/概念紹介2>"平均律ピッチクラス"からの解放と到達点を示すこと

不定調性論はピッチや音楽主義の関係なくなるところで音楽意識を解放することを目指しています。

つまり、風の音も、縦笛の音も、心がそこに情感を感じればそれは全て「自分が生きているっていう意味」と捉えこだわりのない状態で音現象そのものを楽めるようにしたうえで、自分の音楽を作っていきましょう、という考え方です。表面的にはどんなにこだわってもいいです。でもあなた自身を傷つけないようにムチうつ、というのが芸術活動の未来のステップなのではないかな、という発想です。

 

そのために生まれた時から聞いてきた平均律または純正律で出来た音楽の美から沈黙の芸術的意味まで自在に出入りできる精神性を構築していくわけです。

不定調性論は、機能和声論が進化を止めてしまった段階、つまり調性が無くなる、なくならない、で音楽の表現を色々な意味で二分してとどまっている現状をスタートラインにしたわけです。

そしてそのスタートラインの音律を平均律としたために、12音が作る音世界をまずフラットなものに再構築して、そこから音程のない状況まで拡張していくわけです。

すなわち平均律が生まれる前の状態にも後の状態にも自在に行き来できるところをめざすわけです。

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これは2の24乗根による振り分けですが、a音を

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の範囲で考える、というものです。だからどんな音も必ずこの平均律音名に置き換えて考えることができ、同時に個人の自由な調律もこれらのように代入されるので、方法論の解説の上では統一できる、という発想です。

それでも人の印象は振動数が一違えば、同じ振動数でも発する人が違えば、受け取る印象は違うわけですから、同じ音名だからと言って同じ役割を最後まで果たすわけではありません。

 

教材の後半では、半音と半音の間にも同じ数理を用いていけるようにし、最後には音程がなくなり、音現象がつくる「雰囲気」をそのまま感じることが「音程の識別」と同等の反応となり、結果、「音程の識別」も「カミナリに驚くこと」も「波の音に何かを感じること」もすべて、自分に心がそこにあるから生まれる反応である、とします。

 

名曲を名曲と思うのも、音楽にこだわりを持つのも、自我という存在が引き起こしていること、と考えてみましょう。

 

そんなこと言ったら元も子もないじゃないか。。そうかもしれませんがちょっと違います。

目指すところは、そういったこだわりを持ち、驚きを感じ、感動を感じながらも、それに囚われすぎない事、一生懸命こだわって2年掛けた高さ100メートルのトランプタワーが一縷の風で2秒で倒れてしまっても、囚われない事。

まあこの境地っていわば悟りの境地に近いところがあるのでなかなか達成できるものではないのでゴールとしては最強かな、と。

 

そんな物分かりのいい話なんてなかなかないと思うかもしれませんが、それは初期教育にかかっていると思うんです。そこがゴールとして最初から見えていることが、音楽を行う人をより高いところに持っていくんじゃないか、という考えです。

苦しんでる、こだわってる、貫いてる、こうした感情は幻想です。実体などありません。そんなところに自分を追い詰めないで、あなたには幸福になるための選択を通じて懸命になってほしいんです。辛くなって自分を放棄しながらでないといい音楽が出来ない、なんてところに追い込まないでほしいんです。これは「本当に命を削ったから良い音楽が出来る」というプラシーボであり思い込み、についての議論です。

これは幾人かの活動期間を短くしてしまったり、命を失わせています。

音楽に限りません。

思い込みが作る完璧な論理に圧迫され精神と肉体が騙されてしまうわけです。

 

教育段階での準備が必要です。

この準備とは、潜在意識の準備です。気楽にやれ、という言い方ではなく、心を上手に使う、ということです。命を削って40%の力を振り絞るのではなく、潜在意識の力を使って70%の力を止めどなく発揮してほしい、という提案です。

まあ、文字で書くのは簡単です。

一人でも優れたアーティストが長く頑張っていけたらいいな、と思います。そのために不定調性論は根本の考え方からリセットしていきます。

 

上手く行くかどうかは、これからの教育次第です。自分も日々踏ん張りどころです。

 

まあアーシングやってるんで、どんだけ気合入れて作業にのめり込んでもお風呂入ってるときみたいに気持ち良くなってしまうんですがね笑。

 

こうしてアーシングについて書くのも刷り込みなんですが。

何より自分の体を大事にしっかり強靭にしたうえで負荷をかけてください。