音楽教室運営奮闘記

不定調性論からの展開紀行~音楽と教育と経営と健康と

作曲初心者が一日で1曲(1コーラス)を作れるようになるまで

2018.5.30⇨2020.6.25更新

この記事は、プロ作曲家ではない方が趣味で音楽をしっかり作っていきたい、という方向けに書かれています。

自由時間を書き出そう

あなたの生活の中で、現在一日で作曲作業にどのくらい時間を割けますか?

できれば60分、音楽活動の時間に当てていただけると幸いです。

でもそうなる前に初心者の方ですと、下記のような学習準備が必要になります。

・DAWまたは楽器の練習期間(4か月)

・様々なジャンルバリエーションの吸収期間(2か月)

・基礎音楽理論の学習期間(6ヶ月)

気合が入るまでだらだらyoutubeを見るだけで結構ですので、毎日60分「音楽の勉強を本やyoutubeでする!」と決めてください。

動画も本も他人に勧められたものではなく、自分で検索して自分で選んでください。

これ大事です。全部自分の意思でやると成功しやすいです。

後は出会いを待つだけ。たくさんアプローチしても出会いがない時もありますし、信じられないところから仕事が降ってきたりします。誰かに声をかけましょう。

   

DAWが苦手な人、楽器が苦手な人、人付き合いが苦手な人、いろいろいらっしゃると思います。人付き合いが苦手でもDAWが面白いなら作曲できます。

パソコンや楽器が苦手でも友達がたくさんいれば、鼻歌を音楽にしてくれる友達を見つけられます。

全て一人でやりたい人、仲間とやりたい人、ご自身の気質に合ったやり方をクリエイトしてください。

予算があるなら、3ヶ月〜半年だけ音楽教室に通って全部質問しちゃう、というのも手です。

また音楽理論研究や楽曲研究、というのは一生かかります。研究に一途になると制作はできません。研究は中途半端にしておくぐらいが良いです。

理論的な勉強で難しいところは曲を作りながら同時進行してください。曲を作るのが先、勉強は後、と思っていただいて。

この時期はたくさん音楽を聴いても体に入ってきません。

とにかく刺激をくれるyoutube、刺激をくれる人、わかりやすく解説してくれる人からきっかけをもらいましょう。

  

・DAWまたは楽器の練習期間(4か月)

DAWを用いた制作の場合は、楽譜の知識、コード進行の知識、ドラムの打ち込み、ベースの役割、シンセ、エフェクトの役割などの学習が欠かせません。

昨今ですと、ほとんどウェブで学習できます。

作りたい作品のテイストを想定しながら初心者向けのDAW動画をご覧ください。

DAWソフトも解説サイトがしっかり存在しているDAWが良いと思います。

使い方がわからないと作業が進まないので。

または身近に教えてくれる人が持ってるDAWを選んだ方が良いです。

ウチはDigital Performer。

ブログ・HP等のお問い合わせ

DPについてのメールお問い合わせは無料でお応えしています(初心者向き)。

 

 

 
・様々なジャンルバリエーションの吸収期間(2か月)

youtubeのBGMやドラマのBGMやアニメの効果音などをよく聞いていると、現状の自分でも作れそうな作品、作りたい作品が見えてきます。

それまではなんとなく作って行かなければならない時期があります。

どうしても歌モノを作りたければ、毎日歌詞1節、メロディ一つ、だけでも作って録音してストックを増やしてください。

作曲はストック制作です。いきなり依頼を受けて、天啓を受けて一曲作るわけではありません。たくさんの断片を作る作業を眺めているうちに大きなヒントを得てサクッと一曲できたりする時があるだけです。

そうやってストックが増えてくると「これを今日は詰めてみようかな」とか、「この素材を深掘りしようかな」とか思えてきたりして、一から作る気力がない時とかはとても楽です。そうやってストックが増えてくると、一週間で3曲、5曲、10曲、と作れるようになるんです。自分で必ずノルマ、数値目標を決めてください。

やる気満々のレベルに合わせて満々の時は1コーラス作る!

意気消沈している時は、企画・作詞ノート開いて10分眺めるだけでもOKです。

大切なのは、毎日毎日やって脳の中に音楽の思考回路を作り出すことです。

 

人によっては最初の半年〜二年間ぐらいは1曲もできない日々が続くかもしれませんが、ストックが溜まってくると少しずつ曲をまとめる時間も短縮され、どんどん完成品ができることが多くなります。

毎日2フレーズストック、毎週1コーラス1ひとつ完成とかってペースができると、あとはそのペースアップするだけです。

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こんなふうにピンときたものをいつでも作れるようにプロジェクトを月ごとにわかりやすくしておきます。
大切なのは、やりながら自分のやり方が見つかる、という体験です。

こればかりはインターネットには書いてありません。

自分で自分のやり方を見つけて構築していくことに頭をいかに使えるか、です。

 

 

・少しずつ同時制作(3か月)

そしてあとはひたすら作業感覚に慣れることです。人間が習慣を作るには60日具合必要なんだそうです。だからそれだけ続けていれば毎日にリズムができます。

本気の人しか残れないので、残った人はそれだけで選ばれた人!です。

最初はコードとメロディだけの外観だけで結構です(それだけでも弾き語り発信はできます)。

どうしても楽器が触れないとき歌詞と曲の雰囲気を書きつけるだけでも結構です。結局一日自由時間90分しかないのに1曲を創るのはとてつもなく大変なので、ストックを作り、いざ制作!となった時に一から作るのではなく、あのワンコーラス、今度のコンペに使えるんじゃないか、みたいなストックがあれば制作は速くできます。

「つまらない曲だ」って思っても捨てないでちゃんと保管してください。

ショパンの「幻想即興曲」は遺作でしたが、現在は一番演奏されるショパンの曲です。

彼はなんであの曲を生前公表しなかったのでしょう。

 

商業音楽の場合、その曲がいいか悪いかを判断するのはお客さんです。

 

・頑張って何かを達成しても幸福になるわけではない

これも頭のどこかで覚えておいてください。

100曲作る!と言って作り終わると音楽活動を辞めてしまう人もいます。

作り終わったあといろいろ感じるからでしょう。

大切なのは作り続けて残し続けて行くこと自体があなたの人生であるかどうか、です。

音楽表現は「達成する」ということはありませんし、先人も誰もそんなことを一生を終えた人はいません。

もし飽きて続かないようでしたら、どんどん他のもっと楽しいことにトライしていってください。音楽にこだわる必要はないと思います。 あなたのやりたいこと、信じることに向かって人生を作ってください。

 

いつまでも成長しないとき

一定時期からパターンが決まってきて、アイディアが枯渇してしまう、という段階があれば、それは、

「勉強不足」

です。

習慣化しすぎてパターン化しすぎています。脳がそれ以上の冒険をしなくても「まーこんなもんでいいでしょ」と回路の回転を止めてしまいます。

脳とはそういう機能です笑。だから脳の機能を拡張し活用しましょう。

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そうなったら脳には刺激を与えないといけません。

・自分がやっていないジャンルを改めて0から勉強し始める

・自分が効いていないアーティストの音楽を聴いてみる

・自分が認めていないアーティストの音楽を聴いてみる

⇨自分が感知していない音楽を聴くことで脳は喜び始めます。数日も経つとアイディアの出方が変わってきます。

・Soundcloudの好きなジャンルを1時間長しっぱにしてみる。

⇨本当に才能の塊のような無名の音楽がたくさん聴けます。絶対に刺激を受けます。

・誰かに厳しく怒られる

⇨負けん気が出るか、全てが嫌になるかどちらかですが、いずれにせよ翌日には脳の回路が新たな動きを始めるので気分が新たに作業にむかえます。

どれも脳には効果的です。「マンネリ」「才能の限界」などありません。脳の回路が便利に作られすぎていてサボってるだけです。

新たな音楽理論とか勉強しなくていいです。とにかく音を聞いて、耳に新鮮な表現をどんどん曲に取り入れてみてください。最初は代わり映えしませんが、脳は新たな回路を作り始めます。

 

疑問点やジレンマなどを下記からご相談いただいても構いません。

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