音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

<コラム>各種音楽理論と不定調性論は何が違うのか★★★★★

機能和声論との違い

皆様がご参照戴けるサイト様の内容を参考にご説明申し上げます。ご批判ではありませんのでご安心ください。

 

誰でもわかる!音楽理論

最初はこちらのサイト様のリンクを貼らせていただきます。

たとえば、最初に上記のサイト様を完全マスターしますよね、その後不定調性論を覚えたとき

「何だ、最初に学んだものは全然役に立たないじゃないか!」

とはなりません。ならないようにしました。

すべて覚えたことが役に立つように不定調性論は構成されていますから大丈夫です。

安心して正統な音楽理論を学んでください。ジャズとクラシックは別れますのでそれぞれのジャンルを自分で選択してください。

 

不定調性論はプラグインです。又は拡張機能です。それをインストールしても基本的なDAW(あなたの信念やワークステーション)まで変化させる必要はありません。

自由度が増すプラグインだったら、入れておきたくないですか?

 

具体的に申しますと、学んだテクニック、和声や代理方法などはもちろん使えて、その意味を阻害する事はありません。

たとえばスタンダードジャズの曲を普通にコンテンポラリーなアレンジをした後、さらに「自分らしさ」をくわえたい、という時にどうすればいいか、最初は迷うと思います。しかし不定調性的思考を学習時に入れておくことで、すんなり「自分が今何をしたいか、すべきか」について想いを巡らせることができ、それをアレンジに反映させることができます。この過程がスムーズであることがとても大切であると考えています。

 

長三和音(メジャートライアド) / 誰でもわかる!音楽理論

また、機能和声論では、上記のように三度堆積の和音形成は絶対です。でもこれが「何故絶対なのか?」という問いを一度持つと、いろんな理屈が崩れていきます。

この"和音の常識"をここで「和音の作り方1」としましょう。この三度堆積法だけで機能和声論は語り尽くせます。

しかし実際には四度堆積、二度堆積、ミラーハーモニー、ネガティブハーモニー、クラスター・・本来はいろいろ理屈は可能ですが、機能和声論が固まった当時、これらの手法はあまりメジャーではなかったため、伝統の形成が遅れています。だから皆こうしたハーモニーが作る世界観の追及に億劫になっています。

そこで不定調性論では、三度堆積も含め上記の近代以降の和音の作り方をたったひとつの数理から可能にしようと考えました。

それはつまり振動数の数理的関連性を個人が選択する事によって行う和音構築法です。

「反応領域」という考え方です。意識の中で音を響く、響かせる方法論です。

機能和声論は上方倍音の数理のみですが、不定調性論は下方、側面、相似、トポロジー的発想まですべて含めて様々な三和音を作ることができます。必要なのはあなたの美意識への信念です。

 

たとえば「四度堆積和音」っていうと、三度堆積の音楽理論とは外れた考えをしないと作れませんよね。

でも一度そこに不定調性論的発想を入れれば、それらはすべて同じように作ることができます。和音についての敷居がなくなるのです。

唯一の重心は「あなたの音楽的信念」だけとなります。だから機能和声学習時に同時に「自分とは何者か、何をしたいと潜在的に思っている音楽家なのか」を不定調性論的思考によって探求しておくわけです。それがある程度明確になっているからこそ、全ての音楽を学習した後、自分が何を今選択してどうしたいか、について迷いを極限まで減らす、ということが実現します。

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 <音現象の全体イメージを捉える>

c-c-g-c-e-g-b♭-c-・・・・

が機能和声が和音を作る根拠と材料になってます。

不定調性論は、まず1音の世界を下記のように拡張し、

f:id:terraxart:20180528104301p:plain

さらにこれを12音それぞれとの関係性に拡張します。

f:id:terraxart:20180528104555p:plain

12音の立体キューブです。音の意識場が立体になる感じです。

これは私のイメージですが、皆さん一人一人について吟味しイメージできるようにしていただきます。

それができれば、普段は機能和声思考で考えながら、いざ独自性を追求しなければならない時、これらのイメージが瞬時にあなたの創造性のために活躍するでしょう。

 

 

音階もありません

音階とは? / 誰でもわかる!音楽理論

不定調性論には音階、スケール、モードがありません。これらは皆さんがこれまで勉強してきたものをそのまま流用できます。だから知っていればいるほど便利です。

教材第四巻には、あらゆるスケールについての構造的な表も掲載されています。

音楽の可能性を求めるなら、これらをすべてマスターしていく必要があるのかもしれませんが、それはこれからは人ではなくAIにプログラムすべきものでしょう。人が一度に覚えて瞬時に選別、演奏できる量ではないからです。

もしあなたが機能和声について何の知識もない場合は、和音・和声と音階の構造だけは覚えていただきます。1ヶ月ほどでこれも終了します。

 

調性もありません

下属音と属音って何? / 誰でもわかる!音楽理論

不定調性論はその名の通り、調的枠組みがありません。枠組みの中で行う音楽を「機能和声論」というわけです。

CM7  |DM7  |EM7   |FM7 |  

というような和音進行を機能和声的にアナライズしてみて下さい。恐らく煩雑になるでしょう。それを理解しながらこの進行を弾いている人がどれだけいるでしょうか。

ギターなら、これは同じフォームをスライドしていけば二日酔いでも弾けます。

これが先に述べた「イメージがあれば弾ける」というやつです。アポフェニア。

 

じゃ、この進行で何が起きているからその演奏が成り立つのか??の答えは、

「君がそれを了承して弾いているだけ」

であるとするわけです。

そして「君が何をなぜ了承したか」ということは曖昧である状態をしっかり把握します=クオリアを感じること。

「そう弾きたい」と思っている感覚が、音楽が生まれる最も重要な原因、とするわけです。

「そうなると機能和声論勉強する意味ないじゃん」

そうではありません。それを勉強したからこそ、自然とそういう表現回路が作られているんです。そして最後は、

「あなたがそれをしたい、と感じたことを信じて実行できるか」

というところに行き着きます。ここには勇気がいります。

「お前は俺たちがいいっていう曲だけ作ってりゃいいんだよ!」

という世間の声をいかにかわしながら自分の世界を表現するかの戦いになってきます。

 

もしすでにこの戦いをしている人は、不定調性論的なアプローチがすでにできています。高校生とかでそれが出来ている人もいます。大変でしょうがそのまま自分を信じて突き進んで結果を出してください。

 

和声について

これも機能和声論を学習したらそれがそのまま流用できます。

そして理解しているからこそ、平行八度、平行五度、のような禁則も自在に使えます。ただしあなたがそれを本当にその場で心地よいと思っていれば。

和声記号も独自なものがありますが、コードネームシステムをそのまま使うこともできます。

 

ジャズ理論と不定調性論

netJazzTime(ジャズ・プレーヤー・サイト)

今度はこちらのサイト様を。

ジャズ理論は「アドリブ理論」「編曲理論」です。

それに対して不定調性論は編曲手法も含んだ、作曲についての方法論です。

作曲に特化している、と言っていいでしょう。

だから厳密には不定調性論をアドリブ学習のために学ぶことはできません。

しかし「なんかつい思いっきり適当に弾いて我を忘れたけど、今夜のアドリブはそこが一番盛り上がった」理由を不定調性論は説明できます。それはイメージできたことが実現することで脳内にもたらされる快楽が正統なものかどうかを言い争うことになり、ここには答えがないので、やはりイメージしてやったことが最善である、となります。もしそれが間違っているなら、また精進していけばいいだけのことです。

あなた自身が「適切な快楽」を得るためにたくさん勉強してください。そして最後の最後でステージで全てを忘れて本能にしたがって表現してください。

 

テンションという発想もない

和音の「基底部」という考え方がないので、テンションという考え方も不定調性論にはありません(もちろんコード論をそのまま流用することができたうえで)。

ヴォイシングを学べばテンションなど存在しない、という段階がジャズ理論にもやってきます。そしてその先はまた最初の手放しの状態に戻ってしまうのです。

その時指針になってくれるのが、あなたのイメージを後押しする不定調性論というプラグインです。あなたは理論から解放され、あなたのイメージを前面に出せる状態になるわけです。でもそれまでに全くやっていない破廉恥な方法をいきなり学校を卒業してすぐは使えないと思います。だから学校にいる間に、破廉恥なことを試して失敗しておく必要があります。イメージが磨かれればあなたの破廉恥はクールなアートになっていくはずです。

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これが不定調性論の一つの中心音から和音を作る可能性の表ですが、機能和声論は、この中の

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この部分だけで作りあげられる音楽理論です。この制限感がやはり機能和声論の素晴らしいところ。将棋は駒の動きが制限されているから面白いんですよね。不定調性論は、いきなり、チェスのクイーンとナイトの動きが合体した駒が突然現れてもイイよ、と言っている方法論なので、ルールを厳密に守っている方からしたら迷惑な話です。

 

しかし音楽は将棋ではありません。表現の自由、発想の自由が最終的には許容されていきます。難しいのは、それで、どうやって自分らしく、かつアートであり、それが認知出来得るものか、を作ることはとてつもなく困難である、ということです。

 

これらの感性を鍛えるには、基礎学習時から破廉恥な方向性に自分がどれだけ耐性があるか、ルールを破ったところに自分の信念がないか探しておく必要があります。

その具体的実践としてこのブログを書いていますので、もしよろしければ毎日ひとつずつ記事を読んでいただければ幸いです。順番はバラバラでもOKです。

内容を理解しなくてもOKです。これは意図してそのようにしています。

「自分は自分のやり方を追求すれば良いのだ」

という思いだけ持ち帰ってください。とても大切な感情です。

あなたが不安な気持ちや落胆するような言葉を用いていませんから安心して読み流してください。

 

和音の表と裏と上下左右の領域がある

ジャズがオルタードの概念、ネガティブ・ハーモニーのような対称の概念を創り出しています。それが全方向に存在できるとしたらどうなるか、ということを不定調性ではまとめています。結局それは1音が、12音にどれでも代理できる状況を作るだけです。

そこに立体的な座標のように音を配置する事で、様々なサウンドをイメージすることができます。あとはあなたの希望、意思、好みだけです。

ジャズ理論も自由であり、最後は「色々試してみてほしい」で文章が締めくくられているはずです。この「色々試すため」には、あなたの意思とイメージが必要です。そして音楽的意思とは、試しながら初めて生まれるものです。

だから試しただけで終わると「やっぱり、教科書のこの手法が一番いいなぁ」で終わってしまいます。これはビジネスですからそう仕向けているだけで、やはりその先に行かなければなりません。そこはあなただけの世界ですから、教科書にもネットにも書いていない世界です。そうなると不安ですよね。でもそこに切り込んでいくことで、生まれて初めて「自分」に出会えます。

だから「色々試して」その先に「自分はもっとこうしたい」を見つけ、自分なりに工夫し、5年ぐらい活動すると、個性の芽が生まれます。そしてそこから10年、20年ってやっていくわけです。だから気付きは早い方がいいですよね。そして信じていないと長続きできません。

いずれにせよ、ネットのメジャーなところにはどこにも載っていない方法に辿り着いてしまったら、それがあなたの個性かも。または先人が先にやっていて、「これだ!」って思うこともあります。この辺も個人差があるので色々試してみてほしい笑。

 

リディアンクロマチックコンセプトと不定調性論

http://dangozaka.la.coocan.jp/njthatten.htm

ジョージ・ラッセルは、基本となるスケールは宇宙の仕組みから見てもリディアンこそ真理だ!と限定してしまいました。

ゆえにCM7でCリディアンではなく、Cアイオニアンでも使える理由は何?とされると答えが難解にならざるを得ません。この時、。

長調は短調を挟んで初めて長調になるんです。そこにあるのは「矛盾」。矛盾即ち世界を構成しているものです。

あなたも音楽理論を学んで実践してこれを感じたことがあるでしょう。

だから勉強しながら矛盾の味を知りましょう。あなただって私だって、矛盾だらけです。それでも生きていけます。なぜなら矛盾に葛藤する意識のエネルギーがとても大事な感情だから。それでいくつかの音楽も生まれますし。

自分の中の音楽理論という「真っ白でありつづけるべきキャンバス」をあなたが最初に黒く塗り始める必要があります。

弾かなければ批判されないのに弾きたい。

作らなければ誰も傷つかないのに作りたい。

付き合ったらいずれ別れるかもしれないのに付き合いたい。

矛盾こそすべてのバランス、だから理論の正当性を追求するのではなく、そこにあるコンセプトからどう自分を生み出すかを考えさせたのがリディクロです。

精神的な音楽方法論の最初でしょう。

 

不定調性論では、CM7において、

・アイオニアンが使えるのは、あなたがそれを勉強してきて、使えると信じているから 

であり、

・リディアンが使えるのは、モードの勉強をしたり、リディクロのような存在も知っているので飛び道具的に使える、と信じているから使える

となります。そして

・CM7でCミクソリディアンやCフリジアンを使える、と信じることができるのは、不定調性論的な立体的な協和感に基づいて使える感覚を得ているから使える

となります。

 

これは本人がどの程度その効能を"知っているか" です。

CM7でCフリジアンを弾くと、酸っぱい味が浮かぶ、という人がいましたが、これはまさに個人的なイメージが出来ている例です。

それが分かっていれば、使う機会も見つけられるでしょう。

そしてこの人が有名になり、音楽雑誌やテレビなどで宣言したら、その手法は一躍有名になるでしょう。それは確率の問題です。

あなたがそうしたいのに、そう出来ない理由が、「一般的でないやり方であるから」だとしたら、その点はすべて不定調性論が理論的な正当性を補いますので、堂々とやり続けてください。法治国家に著しく反さない限り、擁護できるところはします笑。

 

基本は和音の自由な使い方、連鎖の方法から不定調性論は入っていきます。その考え方をリズム、作詞、プロモーション、ライブパフォーマンスなどの音楽活動全般に、そして最後は人生経験そのものへのアプローチにまで拡張して生きます。

全てあなたのイメージが頼りです。チープなものにならないよう、普段から色々妄想して実行して鍛え上げていくわけです。

 

あなたの一回きりの人生があなたの望む通りに進めていけるように心から願っています。

それから、「一回きりの人生」なんて、誰が決めたの?

証拠がないことを信じてはいけません。

 

(どんなまとめだよ笑、でも、音楽やってたら、自分の生き方まで辿りつく音楽思考になりたくないですか?笑) 

==コーヒーブレイク〜M-Bankのロビーの話題から==

スマホがリモコンになったらなぁ‥・・あるよ(ノ゚ο゚)ノ オオオオォ

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