音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

制作メモ;耳コピの話。★★★

盲点ですよねぇ。。制作における耳コピの重要性とか。

 

コツはあるんですか、みたいな話になるじゃないですか。

 

予測してみて、音を聞いて確認、というのがコツだと思います。

合わせて普段音楽をたくさん聞いて、弾いてください。要領がいい人は初心者でもできます。勘違いしやすい大雑把な人も向いています。

 

ちゃんと聴取らないと殺される、って思ってる人が一番向いていない作業が耳コピです。

 

先に答え言っておきます。

・なんとなく耳コピしたい、と思うのはやめなさい。もう音楽で死ぬ覚悟をしてから下記に取り組みなさい。

・あなたに自由時間が30分あるなら尊敬するアーティストの曲のバスドラとスネアまたはベースだけ打ち込みなさい。

・あなたに自由時間が60分あるなら尊敬するアーティストの曲の歌メロを聞き取って打ち込みなさい。

・あなたに自由時間が90分あるなら尊敬するアーティストの曲のコードを聞き取って書き出しなさい。

・もしあなたが耳コピ初心者なら、これを1年間270日(週5ペース)で二年間やりなさい。耳コピに悩むことなどなくなります。

 

この過程で、楽譜の知識、 ヴォイシングの知識、楽器の知識、ジャンルの知識、そして自分が何者なのかを知る必要に駆られるでしょう。

そしてヘラヘラ遊んでる日は終わる事でしょう。

 

   

例えば私は次のように聞きとっていきます。

バズドラ

スネア

ハット、シンバル

パーカッション

ベース

FX類(サウンドエフェクトもの)

15分休憩

ピアノ、鍵盤もの

ギター、刻み系

ストリングス系上物

15分休憩

他。

 

みたいな感じです。同時に打ち込んでいくんで4−6時間ぐらいじゃないですかね。

 

バスドラやスネアから始めるのは、聞き取りやすいからです。

人の耳は「ちゃんと聞こうモード」になると、微妙な音も聞こえるようになります。

でも最初は「耳が寝てる」ので聞き取りやすいやつから聞きます。

ミックスの時、あんまり聞きすぎて「耳がバカになってる」のはめっちゃ耳コピしてる時と同じ、聴覚神経おっぴろげすぎの状態です。

 

 

バスドラはよく聞こえます。スネアもよく聞こえます。それぞれ一個一個集中して聞くことで分散聴取に耳が慣れてきます。

そのあと目立つ楽器、コード楽器を取っていきます。

不定調性論のおかげで、コードは「雰囲気」で取れます。IにはIの、IVM7にはIM7の雰囲気があります。それぞれテンションが乗っても「ああ、9thね」みたいに感じるわけです。コード進行の詳細は聞き取りません。頭の中にmapができてしまうからです。

これを教えるのは難しいです。

「自転車の乗り方教えて」と言われるような感じです。

これを教えることを職業にしているので、この部分の「脳の作り方」だけは直接駒沢に来て話をさせてください。

 

だいたいミュージシャンが弾いている音も、そんなにがっちり理論的ではありませんし、ミスもあります。勢いで録音した弾き倒した感じがコードとは違うけどいい、なんてものもたくさんあります。

 

だから聞いてて「ああ、ここVIだったんだろうなぁ」みたいな想像力は必要です。

この辺は不定調性論的に音楽に付き合うのが一番自分にフィットした方法が見つけられやすいのではないか、と思います。

 

一音一音構成音まで聞き取るだろう、と思っておられるかもしれませんが、弾いてない音もありますし、倍音が響きすぎて勘違いしちゃう音もありますから、その部分の楽曲全体のコードが何か、という推測をしてから答え合わせするように確認していきます。合っていたら、次にトップノートを置き、あとはヴォイシングの厚みの感じをだいたいでおきます。

(実際、コードの構成音は暗記していなければこのスピードではできないかもしれません。感覚でわかる人はそれでも結構ですが、F#m7(b5)!!って言われたらすぐに構成音が言えない場合、耳コピは2倍以上の時間を食う人もいるかもしれません。勉強すれば聞いた瞬間、m7(b5)の音であることがわかります。)

 

でもコードはだいたいなんです。

 

で。

 

ピアノ、ギター、その他plcukものやpadものなどどんどん打ち込んでいきます。

 

以下は最近思ったことなど、その他の作業なので読まなくていいですw。

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楽器をある程度打ち込んだら、耳がその楽器を追っているうちにPANや音作りをある程度やっちゃいます。次の楽器に行ったらまた耳が変わってしまうからです。

 

これらの作業をリズミカルに行って、最後にバランスをとります。

原曲がある場合は簡単です。原曲と同じようにしていけばいいんです。

楽器の音色とか、微妙に違う場合はちょっと変わりますが、そこは不定調性。とにかくその質感がどう感じるか、それだけに集中していると、あ、これバスドラが固いんだな、とか、ストリングスのアタックが弱いんだな、とかわかります。原曲と違ってもどうすれば原曲の雰囲気の類似性を作れるかがわかります。それは耳で聞く、というよりも、内面で聞く、っていう感じですよね。

この時「このギター左チャンネルより、右チャンネルの方がいいじゃないの?」

みたいなことはしません。これは制作者としての気概を尊重したいからです。バンド全員がそれがいいと思った!っていうものに対してこちらも「いいっすね」って反応できる感覚がないと社会と仕事はなかなかしづらくなります。

この辺は、あなた自身に聞いてください。ルールを設けようとは思いませんので。

 

あとはEQを見る。

そして時々EQで、実際どこがどうなっているのかを目で見ます。

見やすいのは、やっぱりFF。スリープさーん!!!この動画制作の尽力尊敬しますわ。

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これも好みですが、実際どのつまみを動かした時、どこがどれだけ上がる、っていうのが主観ではなく、絶対的なデータで観れる、っていう確認経路がないと、それこそ本当にオレ流の俺の自由、みたいな音作りになってしまうと思います。

 

自分の感性を優先するのはもちろんなのですが、それが一体どういう特性を持っているのかを把握した上で、この曲はこのオルガンのせいで、ここが集まっちゃってるので、もうちょっとここを絞ろう、みたいに自分の感性の良いところを変化させて対応させる、みたいなことができたほうがいいのかな、と感じています。

 

で、最後はモニタリングなのですが、

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banvoxさんみたいに、windowのスピーカーでマスタリングまでやっちゃう、なんて人も出てきた時代です。「マスタリングしないで欲しい」みたいなインタビューを読んだ時は、拍手しました笑。

元々の音源やDAWが作り出す音がそもそもある程度のアベレージになって出てくる、という時代ですから、あとはそれこそ自分の信じる感覚の感じをどこまで貫けるか、で、目を瞑って、どのくらい崖の端まで歩けるか、っていう自分との勝負ですよね。

で、結局その人が作った音が、その人のマスター音源になるので、それがいいか悪いか、ではなく、好きか嫌いか、だけです。

 

いかにもな嫌いな理由をあまり設けてしまうと、それもまた攻撃的な人になるだけかな、と。

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お気に入りのチャンネルで昨日アップされた作品。これ0:47からのバスドラって割れてます?

「さすがに割れた音は絶対NGだろ」

っていう常識論とか、あるじゃないですか。

じゃあ絶対割れてない作品しかこの世の中にはないのか、そういう作品は論外としてその存在を忘れればいいのか、みたいな話になります。

 

勇気を持って「音楽自体に実は意味などない」「自分が健康で今日を生きられればあとは遊び」って覚悟していれば、こういう作品は、興味深い「考える素材」になります。

「ルールを設けると途端に安心し、しばらくするとつまらなくなり、ルールを破る人間を攻撃したくなる」という性質があります。講師にとっては致命的です。

  

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もちろん、お客様が「これ割れてない?直して?」って言われたら直せる素直さがあればいい、って意味です笑。

もし元が割れていたら、De-Clip。

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これ、確かにある程度なら直ります!!!もちろん最終手段ですが。

 

それについてどう思いますか?とりあえず今は忘れますか?それとももっと自分を柔軟にしますか?

 

ルールはどんどん変化していくので、もしあなたがそれに興奮するなら、なんか理由があるから変でも自分に耐えてとにかく発信して?

 

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