2018.3.20⇨2020.5.4更新
前回
歌詞については掲載しておりませんので
https://www.uta-net.com/artist/2750/
こちら等にて確認ください。
Bonne annee
ある体験を別のありふれた体験に置き換える、という表現技法、としても良いのではないかと思います。人生を山登りに例えたり、するのと同じです。応用できそうですね。
展開部がおもしろいので書いておきます。
CM7 |F#m7(b5) Fm7 Bb7 |AM7 |Am7 D7 |
GM7 G#m7 C#7 |F#M7 Gm7 C7 |FM7 F#m7 B7 |EM7 |Bb7sus4~
II-Vの表記はここまで厳密ではないかもしれません(IIはなくV7だけかも、、)。
ボサノバのリズムありきの進行です。
Wings of Winter
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AbM7 |Gm7 Cm7 |
というサビが印象的です。これ、キーがCmですから、AbM7はおなじみのVIbM7です。
Northern Lights
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不思議な曲です。北欧の空を歌ったものということです。
この曲はAm7 →G →FM7 →E7という流れと、FM7→Em7という流れが印象的です。
おなじようにここでもFM7がキーAmのVIbM7です。
ここではVIbM7が北欧の空になっているんですね。
"何だ同じコードの使い回しじゃないか。"
と、まあ一見そうなのですが、それを言ってしまったら「音楽は皆同じ」です。
ぜーんぶどんなポピュラーミュージックもピアノで弾けるんですから、トポロジーの考え方を活用すれば、ポピュラーミュージックは全部同じ、という話になってしまいます。
そうではなく、この絶妙な機微を感じ取れるかどうかがポピュラーミュージックに限らず、芸術鑑賞に必要になる心の感覚だと思います。
アーティストは油断すると、「考えないと答えを得られないような作品」をつい作ってしまいます。
「いつもはじめて出会う新しい和音だと思って取り組め」
と先生が教えてくれたことがあります。これって本当に飽きてしまってすべてを投げ出した後に、気が付く境地なのだと最近思います。最初からこの心境で音楽ができるほど甘くはないです!ね。
ただわけもなく
ジブリのような色合いですね。青空が浮かんできます。
でも同時に夕焼けも同居しているような不思議な空の感じを素直にイメージ出来ました。
心の中には時間という概念がないんですね。昼間と夜が同居できるのが心の中の空間であり、不条理や非常識が勝手に妄想を繰り返す場所です。
潜在意識をコントロールしているのかもしれません。
Rodeo
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サビの進行を見てみましょう。
DM7 |% |AM7 |% |
DM7 |% |Dbm7 |Gb7 |
Bm7 |E |DM7 |% |~
キーはAですが、サビの入りも終わりもDM7でIVM7が使用されています。
これが爽やかな感じ、飛んでいく感じを出していると思います。
次の進行でマスターしてしまいましょう。
下記は参考用に考えたもので曲とは関係ありません。
作成例;
Aメロ
CM7 |Dm7 |Em7 |FM7 |
CM7 |Dm7 |Em7 |E7 |
Bメロ
FM7 |% |Am7 |% |
FM7 |% |G7 |E7 |
サビ
FM7 |% |CM7 |C7 |
FM7 |% |Em7 |A7 |
Dm7 |G7 |AbM7 |% |
IVM7と同様にVIbM7であるAbM7も「飛び立つ感じ」ありますよね、ですのでここでも使ってみました。
Painting the sea
「あなたを失った人の心情」を描いた歌だそうです。
絵を描くユーミンにしか書けない心情。
"そうか、一人で海を見ているとき、というのは、海を抱きしめているのか"
なんて感動したり。
"海のたてがみ"。。。
歌詞の教科書ですよね。
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