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音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

コード感のデパート〜「贈る言葉」技法;ユーミンレポート47

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歌詞については掲載しておりませんので

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こちら等にて確認ください。 

   

瞳はどしゃ降り

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Aメロ(アルバム収録タイム 0:22-)

F/G |F/G |G/A |Dm7 B♭7|×2

Bメロ

E♭ B♭/D |Cm7 F7 Fm7 |F/G |F/G |

サビ

Am7 Bm7(♭5) E7 |Am7 D7 |Dm7 Dm7/G |

Em7 E♭m7 |Dm7 G7 |

Am7 Bm7(♭5) E7 |Am7 D7 |Dm7 Dm7/G |CM7 ~

ここでも展開感がさらに周到!!

分数コードが二つ続く停滞感でメロディを紡いで。

Dm7-B♭7は前曲のIII-Iと同じ。マイブームかな。

 

Bメロ。B♭→Amに戻ると思わせて、裏コードのトニックであるE♭に流れ、そこから不定調性的にAmに戻るための戦略的進行が画策。

 

F/Gさえ出してしまえばこっちのもの、そんな気概すら感じる。

まさに「コード感のデパート」とも言える楽曲ではないか。


   

   

 

ミラクル

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トニックにいかないようにするだけで、結構コード進行というのは、調を見失わせながら、連鎖させることができるものです。下記に例を作ってみました。

 例:
Dm7 |Em7 |Dm7 |Em7 |
Cm7 |F7 |Dm7 |G7 |
Am7 |Bm7 |Am7 |Bm7 |
Cm7 |Dm7 |Dm7/G |% |

聴いたことありそうな流れを連鎖していきながら、不定調性感をコントロールし、歌詞のメッセージとつなぎ合わせます。このバランスが作曲では難しく。言うは易し、です。

 

私らしく

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二曲、いいとこ取りしてみました。

「私らしく」歌詞で使われる「~より、~のほうがいい。」は「贈る言葉」技法。

 "悲しみこらえて 微笑むよりも
淚かれるまで 泣くほうがいい"
"信じられぬと 嘆くよりも
人を信じて 傷つくほうがいい"

できそうでできないって言うニュアンスが心の奥にふっとよぎるのですが、ああ、いいよね、って思える言葉になります。

このやり方で歌詞を作ることができます。

時に自分でなんとなく書いてて、名言が飛び出したりします。面白いです。

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