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歌詞については掲載しておりませんので
https://www.uta-net.com/artist/2750/
こちら等にて確認ください。
ガールフレンド
Bメロ(アルバム収録タイム 0:47-)
DM7 |DM7 |AM7 |AM7|
Em7/G(またはC#m7(♭5)/G) |F#7 |Bm7 |Bm7 |
GM7 |GM7 |DM7 |DM7 |
Bm7 |Bm7/E |A |A |
=degree=
(key=A)
IVM7 |IVM7 |IM7 |IM7|
Vm7/VII♭(またはIIIm7(♭5)/VII♭) |VI7 |IIm7 |IIm7 |
(key=Bm)
VI♭M7 |VI♭M7 |III♭M7 |III♭M7 |
(key=A)IIm7 |IIm7/V |I |I |
三回の転調が起きてます。
でもメロディがシンプルであるために煩雑さを感じません。
Em7/G-F#7からBm7への流れも変則的。このII-V感でもなく、IV-V感でもない微妙なポップスらしい色合い。
また同一コードBm7が二小節続くことで、主和音的に性格を変化をさせてしまう技法です。このBm7がVI♭M7であるGM7を呼び覚ますように連れてきます。
そして二小節続くDM7によって機能や調が曖昧になり、Bm7-E7-AはDメジャーキーのV7である進行感を持ちながらメロディでAメジャー感を作り出してしまっています。
調性感に全く依拠せずブルドーザーのようにメロディとキーを押し進めるような印象。
ダンデライオン ~遅咲きのたんぽぽ~
"本当の孤独を 今まで知らないの とても幸せな 淋しさを抱いて"
主人公としては、「ぱっとしない女性」かもしれませんが、この歌の感じがとても良いです。
二人で感じる「幸せな淋しさ」のある生活、「本当の孤独」を知らぬことの怖さ、いろいろなテーマについて歌われていると思います。
大人の何気ない機微を歌えるアーティストですね。
不思議な体験
Aメロ(アルバム収録タイム 0:24-)
Am7 |Dm7 |G |A A/G|
FM7 |Em7 |Dm7 |F/G |
=degree=
(key=Am)
Im7 |IVm7 |VII♭ |I I/VII♭ |
VI♭M7 |Vm7 |IVm7 |VI♭/VII♭ |
マイナーの陰った調子から四小節目で急に明転。
同主転調。
これが転調という感じではなく、セカンダリードミナントコードであるVI7やII7に流れた時に感じる変化感に似たような変化に感じました。
ImのキーでI△を使うのは、IVmに流れる時か、メジャーキーへの転調の場合だけです。
しかしここでは両方の中間色のような存在感です。
先入観でコードを決めてしまっていると、こうした曲の流れで起こる新たなどっちつかずな(パステルな)変化感を見つけることはできません。
Tropic of CAPRICORN
表題は「南回帰線」の意。
これ以上先に行ったら戻れない、というようなイントロのニュアンスからワクワクしませんか?ベースが固定されていますね。こういう印象を自分なりに発明してください。
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