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音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

コード構成音とメロディの関係、それが作る雰囲気を知ろう;ユーミンレポート25

2018.3.1→2020.4.6更新

ユーミンレポート全楽曲目次 

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歌詞については掲載しておりませんので

https://www.uta-net.com/artist/2750/

こちら等にて確認ください。 

 

グレイス・スリックの肖像
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Aメロ~(アルバム収録タイム 0:30-)
Fm7 |Cm7 |Fm7 Fm7/B♭ |E♭M7 |
A♭M7 |D♭M7 |Cm7 Cm7/B♭ |G7sus4 G7 |→Fm7
=degree=(key=Cm)
IVm7 |Im7 |IVm7 IVm7/VII♭ |III♭M7 |
VI♭M7 |II♭M7 |Im7 Im7/VII♭ |V7sus4 V7 |→IVm7

 IVm7から始まる緩やかな印象。

E♭M7→A♭M7→D♭M7という流れに意味を感じる人は応用できます!

 

グループ

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イントロ(アルバム収録タイム 0:00-)
Aメロ
F#m7 B7 |E |F#m7 B7 |C#m7 |
F#m7 B7 |C#m7 |AM7 |G#sus4 |
F#m7 B7 |E |F#m7 B7 |C#m7 |
B♭m7 E♭7 |Fm7 |D♭M7 |Dm7/G |
=degree=
イントロ(key=C)
IVM7 |IIIm7 |IIm7 IIm7/V |IM7 I7 |
IVM7 |IIIm7 |IIm7 IIm7/V |I |
Aメロ
(key=E)
IIm7 V7 |I |IIm7 V7 |VIm7 |
IIm7 V7 |VIm7 |IVM7 |IIIsus4 |
IIm7 V7 |I |IIm7 V7 |VIm7 |
(key=Fm)IVm7 VII♭7 |Im7 |VI♭M7 |(key=C)IIm7/V |


イントロ、CM7からAメロのF#m7への根音増四度進行が見られます。

このときメロディはCの三度音eがF#m7の七度音に引き継がれる形で歌いだしています。職人技。

コードトーンとメロディの関係性を繊細に把握できる人はこれがピンときます。ユーミン氏はコードトーントかにあまり詳しくない的なことをラジオとかで発言されていますが、ピアノを弾かれるので、それぞれの関係性が全くわからない、ということはないでしょう。

楽器が弾ける、ってすごく作曲の繊細なスキルを上げるためには必要です。


後半でFマイナーキーに転調しますが、ここでも前のC#m7の五度音をそのままB♭m7の七度音に引き継ぐ形で歌いやすさを出している。もう確信犯ですね。それが何度の音か、が分からなくてもそういった差をユーミン曲(またはあなたの好きなアーティスト曲)で鍛えてください。わかってて損はないですから(損したことないです)。

 

だめ押しで最後にD♭M7で伸ばしたg音はDm7/Gの11thの音として響きます。この絶妙な違和感がセオリー的ではなく、クオリアと感覚で音楽に挑み続けているユーミン音楽の個性を作っていると信じています。

 

CM7を弾きながら、

ド〜レ〜ミ〜ファ〜ソ〜ラ〜シ〜ド〜

とかって歌ってみてください。また、

ド〜レ#〜ミ〜ファ#〜ソ#〜ラ#〜シ〜ド〜

 とかも。不定調性感を持っている人は不協和感を感じず、ゾクゾクっときたりします。

そういうのが音楽的クオリアのトレーニングであり、勉強です。

 

A HAPPY NEW YEAR
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Aメロ(アルバム収録タイム 0:13-)
E♭m7 |B7(#11) |B♭m7 | B♭m7(9) |
E♭m7 |B7(#11) |B♭m7 | B♭m7(9) |
G♭ |D♭/F |B |B♭m7 |
E♭m7 B7 |B♭m7 |G♭ A♭ |E♭m7 |~
=degree=
(key=E♭)
Im7 |VI♭7(#11) |Vm7 | Vm7(9) |
Im7 |V♭I7(#11) |Vm7 | Vm7(9) |
III♭ |VII♭/II |VI♭7 |Vm7 |
Im7 VI♭7 |Vm7 |III♭ IV |Im7 |~


参考文献では最初のB7(#11)はFmM7/Bという解釈だそうです。#11thがベースに来てます。

 

 

CとC/GとC/Eは異なるイメージを与えるコードだ、とかってわかって来るとこういう響きも自分にとって意味を持ちます。

 

G7→C

G7→C/G

 

は全く違う意味を持つ、とあなたが感じたら、それを表現に使ってください。

世間がどう言おうと、あなたの中の声が一番あなたには大きいはずです。

 

<参考>

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昨晩お会いしましょう