音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

歌詞の流れの定型を考えよう~ユーミン歌詞・コード考29

ユーミンの不定調性コード進行研究

ユーミン歌詞・コード考 / アルバム「昨晩お会いしましょう」2

歌詞については掲載しておりませんので

www.uta-net.com

こちら等にて確認ください。

各種レポートはM-Bankにお問い合わせいただければPDF似て無償で配布しております。宜しくお願い致します(日本音楽理論研究会にて発表も行いました)。

 

1,守ってあげたい

 

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魔法の言葉ですね。

 

守ってもらいたくない人がこの世界にいるでしょうか。

 

幸福を求めないで生きられる人がいるでしょうか。

 

不可能なことでも、願望を述べることは結構大事!と教わりました。

「そんなの無理無理」なんて十代の頃は勝手に決めつけたりしていて、笑っちゃいますよね。変に悟っていました。。素直に追及していくしかないのに。

 

2,手のひらの東京タワー

 

  

視点が手元に移り、金色の東京タワーの鉛筆削りが、まるで一日の余韻のように印象に残ります。詞のスタイルとしてとても勉強になりますね。

 

・あなたに~~をしてあげたい

・私の持っている~~は~~ができる

・つまらないとおもわないで

・あなたに今度は~~してほしい

(又は今度は一緒に~~したい)

という流れでストーリーをあてはめていくと詞ができる、というわけです笑。

 

これも願望を表わした歌詞です。

だれだって恋人とこういうことをしたいはずです。したくない人は書けません。

この願望にはスタイルと流れとストーリーが決まっています。

妄想を打ち明ける、突っぱねられる、でも食い下がる、という流れを詞的に書くわけです。もちろんユーミン歌詞を決して軽んじているわけではありません。

 

ポピュラーソングを書くとき、または書けなくなった時、この大枠を覚えておくとスランプとか関係なくなります。

・あなたにお弁当を作ってあげたい

・私の持っている畑で取れたニンジンは甘いの

・くだらないとおもわないで

・今度一緒にお弁当したい

こんな具合に。

ストーリーは決まっているんです。あとはそれをどう表現するかです。そこが作詞家の凄いとこ!

 

 

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(ユーミンレポートより)
Aメロ(アルバム収録タイム0:20-)
Am7/D A♭aug/B♭ |Am7 |A♭7 F/G |CM7 |
Am7/D A♭aug/B♭ |Am7 |Dm7 F/G |CM7 |
=degree=
(key=C)
VIm7/II VI♭aug/VII♭ |VIm7 |VI♭7 IV/V |IM7 |
VIm7/II VI♭aug/VII♭ |VIm7 |IIm7 IV/V |IM7 |


この曲も独創的進行といえる。分数コードの雰囲気が、ふんわりとした暖かさを感じさせている。

 

このような進行も、和声の微妙な変化に合わせて雰囲気や音楽的脈絡が感じ取れるようにトレーニングすることで可能になる。

 

この曲ではこの浮遊感に合わせるようにユーミンの声もどこか不可思議な軽さがある。
声と和音とアレンジが曲の印象を柔らかくどこかやつれた思い出になっているような感じさえする。

 

昨晩お会いしましょう 

 

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