音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

「枕木ひとつづつ自由になる」って?~ユーミン歌詞・コード考14★★★

 

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歌詞については掲載しておりませんので

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こちら等にて確認ください。

アルバム5;『紅雀』(1978)その1

 

1,9月には帰らない

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ここでは歌詞について。

"青い空が泣いてる"

という歌詞を作ったとしましょう。

これ何の意図もなく書いた文章です。

皆さんは、この文章からどんなイメージを受けますか?
私は何の意図もなく書きました。

読み取ろうと思えば、

"青い空があまりに美し過ぎて、自分の今の身の上があまりに切な過ぎて、青い空に覆いかぶさった心が泣いている"

みたいな思いをデフォルメした歌詞なのか?とかって誰でも何となく感じると思います。それを不定調性論では、「音楽的なクオリア」と呼んでいます。上記のような感情を文字の通り感じなくても「青い空が泣いてる」と読んだ瞬間に感じる脳の力。音楽表現はこれを活用しています。そしてユーミンはその手法に独自な天才性があると感じています。

 

こうした感覚を鍛えるには、沢山こうした天才たちの詞を読んで、それこそ引き出しを広げて、「読み慣れ」「解釈慣れ」していくしかないと思います。

 

でもどんなに深読みしても、作家とあなたは別人格なので、作者の意図とは違う解釈に寄ってしまうことが多いと思います(心酔しているようなファンの方はユーミンの方に寄っていけるかも)。

不定調性論では、作者の意図は関係ありません。あなたの耳に入った音楽は、脳にとってはあなた独自の情報です。だからそれをどのように解釈されようと、それはあなたがこれまで生きてきた人生の中の情報と照合させて解釈されて当然です。

何故かその曲を聴くと泣きたくなる、のはその曲の音楽理論的な構造が素晴らしいのではなく、幼いころに切なくて泣いたときに流れていた音楽と似ていた、というような解釈が言葉とならずにあふれるから、と考えたほうが、あなたの人生にとって先々有意義であると思います。あなたは音楽に生かされているのではなく、自分で生きている、だから自分を大事にして、自分の意思で生きる、だから自分の意見が言える、みたいになったらいいな・・なんて思うわけです。 

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2,ハルジョオン・ヒメジョオン open.spotify.com

 この頃のユーミンの声は本当に幻想的。

"私だけが変わり みんなそのまま"
であり、同時に、
"みんなだけが変わり 私そのまま"
ですね。。人生って笑。不思議ですね。

孤立していない孤独+夕闇に添わせているようで、不気味で美しい声ですね。

 

3,私なしでも 

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 "まくらぎひとつづつ"、なんてすごい歌詞だなぁ、と。枕木って距離を保って、並んでいますから、まさに30cm単位で自由になっていく心のありよう、とはさていかがなものか。

 

 

またラテンビートの元気な曲なんですよね。

ハッピーな空間を追い求め、その中で忘れ去られていく悲しみ、というリアルタイムな動きを感じることができる凄いアレンジです。

 

紅雀 

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