音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

エオリアンとドリアンのグラデーション;旅立つ秋~ユーミン歌詞・コード考6

ユーミンの不定調性コード進行研究

ユーミン歌詞・コード考 / アルバム「MISSLIM」3

 

各種レポートはM-Bankにお問い合わせいただければPDF似て無償で配布しております。宜しくお願い致します(日本音楽理論研究会にて発表も行いました)。

歌詞については掲載しておりませんので

www.uta-net.com

こちら等にて確認ください。

 

7,私のフランソワーズ

 

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まったりとした夕暮れ時を感じる歌詞。

 

"夕暮れが溶けてゆく"って表現。

 

世間は家路に急いだり、これから仲間で飲みにいく、というざわざわしている空気感の中で、ゆっくり夕焼け色の様を見ている。

 

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8,旅立つ秋
(ユーミンレポートより)

Bメロ~Aメロ(アルバム収録楽曲タイム0:46~)
CM7 |Em7 Bm7 |Em7 Am7
CM7 |Em7 Bm7 |Em7 E|
Aメロ
Am7 Em7 |FM7 |Dm7 Em7 |Am7 |
=degree=
Bメロ(Key=Em)
VI♭M7 |Im7 Vm7 |Im7 IVm7
VI♭M7 |Im7 Vm7 |Im7 I|
Aメロ(Key=Am)
Im7 Vm7 |VI♭M7 |IVm7 Vm7 |Im7 |

たとえばCメジャーキーとGメジャーキーでは、その二つのダイアトニックコードには、CM7、Em7、Am7、Gといった共通コードが存在する。これらを行き来することで、転調感を押さえながら、使用できるコードの選択肢を増やすことができる。

またこの曲の場合は、AメロがAエオリアン(エオリアンの特性音が出ているわけではない)の、Am7-Dm7-Em7が出ているので、BメロでAドリアンに変化した、と捉えることが出来る。


Bメロ、「明日あなたのうでの中で 笑う私がいるでしょうか」と「明日霜がおりていたなら それは凍った月の涙」における"明日あなた「の」うでの中で 笑う「わ」たしがいるでしょうか"は、Aドリアンのナチュラル6thがメロディ音として使われている。


よってAマイナー→Eマイナーの交換は、AmのIのAmから、EmのIVのAmに変化するモーダルインターチェンジとも解釈することが出来る。

このモードの変化と、微細な転調感、歌詞とメロディと歌声の淋しさの印象から、ゆらゆらと微細に揺れる陽炎のような人の思いやその地に残された残留思念に影響を及ぼされてそういう気持ちになってしまうかのような印象を与える。


用例;
CM7 |GM7 |CM7 |Em7 |
FM7 |CM7 |D7 |Dm7/G :|
=用例参考degree=
(Key=G)IVM7 |IM7 |IVM7 |VIm7 |
(Key=C)IVM7 |IM7 |II7 |IIm7/V :|
GメジャーキーとCメジャーキーを微妙な色合いで行き来する例。

 

MISSLIM 

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