音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

連鎖された和声の流れに作者自身が意味を当てはめながら作る~ユーミン歌詞・コード考5

ユーミンの不定調性コード進行研究

ユーミン歌詞・コード考4 / アルバム「MISSLIM」2

 

各種レポートはM-Bankにお問い合わせいただければPDF似て無償で配布しております。宜しくお願い致します(日本音楽理論研究会にて発表も行いました)。

歌詞については掲載しておりませんので

www.uta-net.com

こちら等にて確認ください。

 

4,海を見ていた午後

 

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絵が感情とともに浮かぶ詞。

心がけたいところです。

 

 

7,たぶんあなたはむかえに来ない
(ユーミンレポートより)


Bメロ(アルバム収録楽曲タイム0:42~)
D♭M7 Cm7 |B7 A♭m7 |G7 E7 |E♭sus4 E♭ |
=degree=
(Key=A♭)
IVM7 IIIm7 |III♭7 Im7 |VII7 VI♭7 |Vsus4 V |


1コーラス目での歌詞は「心はもうホームにすべり込んでいる」、同部分2コーラス目では「心はもうとっくにくやんでいるのに」となっており、聴感上は「あぁあ」という女性の溜め息が、聴こえてきそうな和声進行である。


ベースラインが下降(D♭-C-B-A♭-G)していきながらその感情表現に沿うように和声が当てはめられている。


B7 A♭m7 G7 E7という流れで一旦A♭メジャーキーから乖離しているが、キーを顧みず、連鎖された和声の流れに作者自身が意味を当てはめながら、音楽を作っていく方法で、慣れるまでトレーニングが必要である。


作り方の方法としては、IVM7からの下降を押し進めながら、「どこかで元のキーに戻る工夫」をしなければならない。ここではV7に結びつかせることで、このセクションのあとは何事もなかったかのように元のA♭メジャーキーに戻ることができる。

 

その間のコードは実際どのようなコードでも良く、響きを感じながら、自分の意識の中で意味を見失わないコード展開を保ちながら作る必要がある。ここでは下がっていく、というコンセプトであったので、用例として上がっていく和音進行を下記に提示する。Cメジャーキーから始まり、一旦Cメジャーキーを離れ、また戻るように考える。
用例
CM7 C#m7(♭5) |DM7 D#dim7 |EM7 FM7 |F#m7(♭5) F/G :|

 

MISSLIM 

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