音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

(動画解説・補足)現代和声機能〜不定調性論全編解説22★★★★★

今回はこちらの動画

www.youtube.com

AD

   

 

コード進行というものの存在の形態に迫ります。

何でコードが展開するのか、ということを最初考えました。

これはいろいろな学問の側面から答えがあるのだと思います。

心理学、音響物理、脳科学、意識、生理学。。。

でもここでは、コードの変化の理由は考えません。というか上記学問の専門家ではないので考えられませんので、コードが変わる、というのはどのような状態を指すのか、という形態分析に特化しながら、既存の音楽理論の範疇を超えていきます。

 

そのためには既存の和音の性格もフラットにしなければなりません。

たとえば、

sus4は不安定なコードではない、

という理解です。

suspended

なんて書かれると、いかにもある状態から不安定な状態に持っていかせた、というニュアンスがあります。

 

CM7    | Dm7     G7    |CM7

と比較して、

Csus4    | D7sus4     G7sus4    |Csus4

なんて書くといかにも後者が不安定なコードなんだろうなぁ、と感じてしまうように私たちはプログラミングされています。

ゆえに、そういうふうに聴こうとしてしまいます。無意識に自分がそう思う、という方向に理解を進めていってしまうわけです。

まずそれを止めましょう。

 

音を聴いて、どう感じるか初めて考えましょう。

f:id:terraxart:20180210120100p:plain

ゆえに

f:id:terraxart:20180210120122p:plain

ということを考えると、

f:id:terraxart:20180210120137p:plain

こういったコード進行もsus4コードの展開と同様に、1音が変化したコード進行、という類別ができる事になります。

f:id:terraxart:20180210120326p:plain

つまり、解決する、しない、ということが無くなるのであれば、あらゆるコード構成音の変化が「コード連鎖」であり、それらをまず類別するところから、機能和声論の範囲はどこなのか、を定めていくことで、スッキリ理論がまとまっていくのではないか、と考えます。

  

AD

   

動進行と静進行の進行分類

f:id:terraxart:20180210120624p:plain

f:id:terraxart:20180210121507p:plain

f:id:terraxart:20180210120817p:plain

 

ゆえに

C△-Cm-C△

も静進行ですね。

f:id:terraxart:20180210120925p:plain

f:id:terraxart:20180210121543p:plain

 

      f:id:terraxart:20180210121937p:plain

====================================

f:id:terraxart:20180210122118p:plain

 

f:id:terraxart:20180210122131p:plain

f:id:terraxart:20180210122158p:plain

 

===================================

f:id:terraxart:20180210122236p:plain

今回のテーマメロディは、

G7   BM7   G7

です。果たして解決感があるかな??聞いてみて下さい。

 

これによって、あらゆる和音の時間的変化の解釈を拡張してくれます。

これを発展させますと、

f:id:terraxart:20180210122842p:plain

これは「静進行」で、

 

f:id:terraxart:20180210122905p:plain

これは「動進行」ですね。

 

さらに発展させると、

静かなピアノ演奏→いきなりピアノに火をつける

は「動進行的」な変化であると言えます。これが「音楽ではない」とは言わないところがポイントです。

 

現代音楽など音楽ではない、

 

偶然性の音楽など音楽ではない、

 

ロックなど音楽ではない、

 

EDMは音楽じゃない、

 

色々歴史上は言われてきましたが、やがてそれは音楽として認知され、その価値や影響力、商業的意味や、新しいアーティストへの影響は計り知れません。

 

だからどのような音楽的表現が現れても、同じ静進行、動進行、といった考え方で解説できるような要素があれば、思考はどんどん柔軟になり、自分がどこまでを認められ、どこからを認められないか、も分かるはずです。

 

 

 

AD