音楽教育活動奮闘記

不定調性論からの展開紀行~音楽と教育と経営と健康と...旧音楽教室運営奮闘記。

言葉にメロディをのせる~不定調性論的作曲の発想

こちらも先生向けの記事かもしれません。

「ばざーるでござーる~」

 

って、この文章、皆さん、メロディ乗せられますか(世代)。


では、


「コ~ヒ~ギフトはAGF」


はどうでしょう。メロディ浮かんできますか?

これら"サウンドロゴ"は、大きなビジネスの一つでもあります。覚えてもらえますし、強烈なイメージが伴います。


では、上記をマイナーキーにして歌えますか?

作曲やってる人はできるでしょう。まったくもって繁盛しなさそうな、美味しくなさそうなメロディになる場合があります。おもしろいですね。

 

映画やアニメ、ドラマ、ゲームなどで視覚情報を伴うBGMを日頃から聴いているはずです。

 

では、


「おはようございます~」


にメロディ乗せられますか?


では、


「お昼、何を食べようかなー」


はどうでしょう。

考え方はサウンドロゴと同じです。これにいくつもメロディが載せられる人は、作曲ができます。

 

では、楽器を弾く人、


Cメジャーコードを弾きながら、

「おはようございます~」

を歌えますか?


最初は日本語のアクセントに沿った自然なものができるでしょう。では次に、わざと日本語のアクセントから外れたようなメロディって作れますか?


「おっはようっぅううごっざいまっすぅぅぅぅ」


ロックですね。


これを一音程のみにしたら、ロボットになります。

また音程を設けず、幽霊がうらみがましく囁くように言ってみたり、怒って言ってみたり、とにかくその発せられた音を、言語であるのと同時に、音楽である、と認識するようになると、あらゆる現代音楽に通じる表現を感じることでしょう。

現代音楽はいつも怒っているように、塞ぎ込んでいるように、余計なこと悩んでいるように、キレているように感じるから一般大衆がはちょっと「まるで自分の嫌な面を見せられ続けているようで」好きになれない、という方もおられるでしょう。

そして、明るい分かりやすい現代音楽はpopsとされます。 


あとは楽器などを用意頂き、せめてスリーコードだけでも弾けるようにします。


まず、A,D,E,を覚えて頂いて、順繰りに弾けるようにしてください。どのコードから始めても、どのコードで終わってもかまいません。大切なのは、「自分にとって心地いいか」その一点だけです。


おぼえたら、たとえば、ワンツースリーフォーを一区切りとして、| |でくくって、


①進行

| D  |E |D  |E  |A  |A  :|


みたいにして、

|おれの財布 |は   |すっからかん|だー  |

|ぜー(*^_^*)。  |


というようなメロディをリズムに乗せて作ってみてください。

 

あとは訓練です。

覚えたコードが増えたら、どんどん混ぜていってください。

順番も適当で結構です。

世間の曲を見ていて、すごいなぁ、って思ったコード進行があったら、それはあなたに向いていますので真似してみてください。

 

自分の研究をせずに、最初から教科書を見て音楽を勉強する、というのは、試験中に正答が記入された解答用紙を上からなぞっているようなものです。

 

 

最初はどんなメロディになっても構いません。

自分が納得いかなかったら諦めましょう。何回やっても楽しくなかったら諦めましょう。それがストレスになったらやめましょう。音楽以外の道できっとあなたにとって素晴らしいものをもたらせてくれるものがある、ということです。

 

それでも楽しいならやり方を考えましょう。

たとえそれが誰もやったことのない不思議な方法でも貫きましょう。

あなたが興奮することをやりましょう。