音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

質問の仕方がわからない人へ

教育現場でよくありがちな話題を一つ。答えを書いておくと、

 

「質問したくならないような場所にいるな」

 

です。

質問したくなる人、仕事、現場に出会うまで無関心で良いです。

 

それを踏まえて頂いて。

 

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最初のマンツーマンレッスンで先生に質問する、とかって怖いですよね。

 

こんなこと聞いていいのかな。。。

 

これみんな知ってることかな。。。

 

これ聞いたら嫌な雰囲気になっちゃうかな。。。

 

まあ色々考えるものです。

権威がある先生ならなおさら。取っ付きづらいし、格の違いとかも感じたり、質問すること自体意味のない行為に思えたりします。

特に研究会とか、なんか自分も一つ質問しなければならないんじゃないか、とか感じたり笑。

 

しまいには、

自分て、実は本気で学びたいと思ってなかったんかな。。。

なんて思い始めます。意外と考えようによっては事実に思えたりするから困ったものです。

でも最初は誰でもそうです。あなたにやる気がないんじゃないんです。スイッチがまだ入っていないだけなんです。気にしないで。学ぶ、っていうのは強制されるものではなく、自主性オンリーなんです。質問がない、っていう段階もあります。そしてそのスイッチを入れられるのは先生だけ。本人はただ一生懸命生きていればいいんです。先生はそれをちゃんと見てあげること。

むしろ実は「面倒だから質問すんなよ」っていう思いで前に立っている人もいます。

その癖質問しないと「やるきがない」という。これはもはや脅迫とか詐欺に近い。

だいたい前に立っている人の責任だから。場の雰囲気は。先生の責任。

 

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作曲を例にとってみましょう。

 

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どうやって作曲をしたらいいか、というチョー漠然とした悩みから作曲のレッスンの受講にこぎつけるわけですが、実は作曲のレッスンで最初に知ってもらうことは「どういう風にやってもいい」と気がついてもらうのが作曲のレッスンの最初の気づきです。

(ポップスの場合は特に。)

学校の勉強や部活とかと違って、100%ワクワクしかない状態を高校生で経験している人は少ないものです。でも頭になんとなくメロディが浮かぶ人にとって、作曲はワクワク以外の感情ではありません、「こんなに人生楽しくていいんかな!!」って思えたら、それが脱洗脳です。社会のルーティーンからの脱出です。そこをレッスンでは目指しています。それが訪れないうちは質問なんかしなくていいんです。そこは確固たる自分ができないと不安になるでしょうが、そういうこともレッスンで身につけます。

 

メロディが浮かび、曲になるなら、手段を選ぶ必要はありません。

 

だから先生の方から切り出します。

 

・私、絶対午前中作曲するんですよ。歳だからかもしれませんが、夜は作れません。あなたは?どう?

 

・自分は最初鼻歌から作ってたんですよ。メロディだけ。それでフルコーラス作ったりしてました。それから歌詞を書いてそれからメロディのっけたりも面白いな、って思いました。それからギターを覚えてからはコードを並べて作ったり。あなたはどう?

 

・DTM始めてからは、なんでもできるようになったんで、ストリングスとかラッパとか、もうめちゃくちゃ適当に並べてそれっぽく作ってました。どうしてもそれっぽくならなかったんで、ひたすらサックスやクラシックをコピーしたり、楽譜を買ってきたり。頭でっかちになって逆に作れなくなったり。あなたはどう?

 

先生は上から目線で質問を待っていてよい立場ではありません笑。受講生が時給を払っているのです。時間を無駄にしては申し訳ないです。どんどん相手のモヤモヤしたとこがどこなのか必死で探りましょう。必死なのは先生のほうであるべきです。自分も苦労して学んだんだから、お前も苦労しろ、なんて負のループ作って誰が得するの??

たいていは先生の必死を見て、受講生はあとからスイッチが入るんです。

 

 

そして選択肢を並べます。

・どうします?ここで一曲作ってみますか?

・それともあなたの好きなアーティストのヒット曲などを分析してみますか?

・有名なコード進行集チャートとかあるけどみます?

・何か歌詞とか書いたことがあるやつとか今あります?

・デモ音源とか持ってますか?

・DTMの使い方からやってみます?今作ってる曲の作業見ます?

・作曲ソフトの紹介からしましょうか?

・独学に役に立ちそうなサイトを紹介しましょうか。

いくつか提案しながら、相手の反応をしっかりとらえます。受講生は意味がわからなくても、なんらかの潜在的な興味の方向に「快」の反応を示します。

目が開いたり、笑顔になったり、状態が動いたり、例えばそれが「音楽理論とかの質問てあります?」って聞いた後であれば、まずその辺から話し始めます。

 

 

先生は一回のレッスンで、受講生に「なるほど!!!」を3回言わせたら、受講料の価値、今日の分を提供できた、という感覚になる、ぐらいの気概で良いのではないでしょうか。なかなか難しいですよ。60分でもヘロヘロになります。

 

そしてできれば偏見をなくしてあげます。

・音楽理論をちゃんと知らないと曲はできない。

・人がいいって思ってる曲を理解できないと曲はできない。

・ヒットチャートの曲が理解できないとヒット曲はかけない。

・弦楽四重奏を半年で書けるようになるのは無理

・オーケストラ曲はかけるはずがない。

など、今潜在的に思い込んでいることがあれば、それが行動のブロックになっている可能性もあるので、まずそのブロックを外します。

あなたはここで何をやってどんな失敗をしてもそれがすごい利益になって最後に帰ってくることを約束します、。、。とちゃんと宣言してください。

 

最悪次回から独学でやりたくなって、学校に来なくなっても良いぐらいの気持ちでいましょう。目的は受講生の進化であって、売り上げの増幅のための行動になってはいけないのです。教育業は本当に人を幸せにしたい、という人間以外やってはいけません。

儲からないけど!!でも必ず儲けさせてくれる仕事を回してくれます!

特に受講生が!!笑

デビューして作曲、編曲、ボイトレの仕事振ってくれたりするから、ほんと!!

大丈夫だから!!っていつの間にか先生のカウンセリングになってるけど。

質問できない人の悩みよりも、質問が浮かんでこないような現場を作ってるそこにいる偉いやつが問題、と言いたいのです。質問できない人の側に別に大きな問題はありません。

 

義務で学ぶのではなく、自分で研究したくなる方向性を示してあげてください。

宿題や、練習課題などをあげずに、先生の方が受講生から宿題をもらってください。

受講生の好きなアーティストのCDを全部聞く、とか、ユーチューブの映像を全部見る、とか、それで傾向と対策を次週までにまとめて発表する、とかそういう宿題を先生の方がもらってください。

そういったやり取りをしながら、先生の音楽に対するアプローチを見てもらって、

自分で自分の魂に火を灯してもらうようにしてください。

 

そこから目標設定、実施計画、先生と受講生の役割分担、ゴールへ向けてのサポート体制が整ったら本格的にレッスンスタートです。

自主的に「やりたい」を引き出せば、必ず積極的な疑問が待ってます。

質問とは、その後に出てくるものであり、ほぼゴール前で白いテープが見えている状態です。だから質問したくなるぐらい高揚するんです。

 

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