音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

不定調性進行の種類と分類〜不定調性論全編解説16(動画解説・補足)★★★★★

2017.12.14→2019.11.18更新

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和音=シンセのプリセット

ソフトシンセの「Pluck」という項目から、ひとつシンセの音色を選んだとしましょう。それが気に入ったとしたら、それを使いますよね。

あなたはその音色を何故選んだのでしょう。

何かセオリーに基づいていますか?

たてえ基づいていた、としても、

 

・これまで使ったことのない音色を使いたかったから

・いつも使っている定番の音色を使いたかったから

・ちょっとキンキンいう音を使いたかったから

・ここ最近ずっとキンキンいう音ばかり使っていたから別の感じが欲しかった

 

とか、あなたの事情によるものがほとんどですよね。そこに

モーツァルトが30歳あの作品で使ったあの手法をここで使うべきだと文献から導き出した

ということがあなたの作品のその音色選びの歴史的に正しい観点からの正答であったとしても、その正答にあなたはどこまで興味が持てるでしょう。そしてどの程度の人がその正答に辿り着けるでしょう。

 

音楽制作の答えっていつも教科書に載っているでしょうか?

これから新しい作品を世に送り出すときに、何割ぐらいを過去の伝統技法に従うべきかはっきりパーセンテージを打ち出せるでしょうか。

でもそれが打ち出せなければ音楽理論て意味がなくないですか?

飛行機を飛ばす方程式がもし10回に2回ぐらいしか正しく機能しない、としたら。

それ方法論として意味を成していません。

 

それらすべての判断があなたがこれまで必死に勉強してきたこと、積み上げてきたことの集大成が直感となって降ってくるからこそその答えに確信を持てるんです。

だからこそ不定調性論は、理論云々だけではなく、あなた自身の内から沸き起こる判断力の精度を上げるためにどうすればいいか、どう勉強すれば良いか、どう訓練すればいいかを自分の責任で鍛えていきせんか?と提案します。

 

シンセの音色も、ハーモナイズの和音もあなたが選んだんです。結果的に分析できるものになったとしても、分析できるかどうかで選んではいないんです。 

     

 

音色があなたを揺り動かす

「いい、このサウンド太いねぇ」

なんて、いいシンセの条件ですよね。

その音色を聞くだけで、もうなんとなく作りたいメロディが見えてきたりします。これはそのサウンドにinspirationを感じて何かを創造できる態勢です。

また素晴らしいボーカリストの歌声を聴くと、新たな楽曲のインスピレーションが湧いたりします。

でも曲が出来ると、創った人の100%価値となります。

影響与えた人に権利は何もありません。まあそのために利益配分(悪い言い方をすれば天下り)、という慣習があるのですが。

でもこれはとても大切なポイントです。すべてが自分の力で出来るわけではないんです。あなたは「作らせて頂いている」んです。

 

空を見て、はっとメロディが浮かんだ時、あなたは「空に頼った」んです。なのに、そういう空の恩恵は忘れ去れ、孫利益は作った人にしか与えられません。本来は外界の刺激無くして意識は生まれません。

 

素材を切り貼りして音楽を作ることのクリエイティビティが最近ようやく認知されました。切り貼りなど音楽ではない、という人もいました。

でもあなただって、全く何物からも影響を受けず、全て0からすべてを作った、等とは言わないでしょう?

巧みにパクっているだけで、それが巧みに許されているだけです。

 

こうでなければならない

なんて世の中のどこにも存在しません。

あなたが決めているだけです。

だから。当然、適当に弾いた和音に影響を受けても、無作為に選んだシンセの音色にインスパイヤされても、たまたま買ったサンプル集のループにインスパイヤされても、友人の作品に影響を受けても、無名の少女のツイートに影響を受けてもいいんです。

それを作品に昇華し、手放し、音楽文化のために活かすのみです。それがまた誰かの適切な行動に反映され、それがまた巡り巡ってあなたの作品制作を刺激します。あなたはひとりじめはできないんです。

あとはあなた自身があなたのそういう嗜好を赦してあげる事だと思います。そしてあなたが求める芸術表現を作りましょう。 時々でも良いですので。

和音は変化した瞬間が最も美しい

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これは動画の図ですが、和音にインスピレーションを受ける、という時のカギは、和音が変わった瞬間です。

そしてそれがピアノであれば、ギターであれば、シンセであれば、ハープであれば、それ相応の印象を感じます。そしてすべて異なります。そのうちどれが今使うべきかを判断するのはあなたの脳であり、その情報はあなたがこれまで学習・経験・思考してきたすべての経験に基づきます。理論の責任でもシンセが悪いわけでもありません。

 

和音の美しい動きの例として、動画では説明していますが、これも主観です。 

 

以下は、「非機能進行」を類別した結果が形になった「不定調性進行」の基本モデルです。動画からの引用です。何らかのインスピレーションになれば嬉しいです。

拙論はあらゆる和音の連鎖を何らかの形態に分類できるようにしました。

「非機能進行」というまるで差別するような区分けをしないで済むように。

不定長調進行、不定短調進行、内定調性進行

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