音楽教室運営奮闘記

不定調性論からの展開紀行~音楽と教育と経営と健康と

和声単位と和音構築法〜不定調性論全編解説8(動画解説・補足)

2017.11.16→2019.11.04更新

前回

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今日はこちらの動画の解説補足でございます。

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C△という洗脳 

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たとえば、上方領域ですと、

基音がcのとき、3,4,5倍音にc,e,gが現れます。

これをひとまとめにしてC△とし、cが基音であり主音である、としたのはジャズ理論までの流れですが、その先に進みましょう。

 

c,e,gが実音となった瞬間に、これらの音は「音楽的に平等である」としました。

 

たとえば、C△ってgを中心に書くと

G6sus4omit5

となります。

いかにもこの和音はgを中心にすると書けない、だからこの和音は二次的なものだ、としようとする作為を感じます。

  

つまり

C/E

C/G

も本来はそれぞれ「別の表情」を感じられる意識を最初に身につけます。

これらは「あ、Cの転回形でしょ?」と最初から考えない、ということです。

 

     

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さらに自然倍音の数理からできる三和音は何も長三和音だけではない、同じ位置に後三種類あるではないか、としたのが「基本和声単位」です。

 

上下第8倍音までに拡張して作り出す四つの三和音です。

 

c-e-g-b♭-c(上方八倍音までの出現音)

c-a♭-f-d-c(上方八倍音までの出現音)

これらを分断して、四つの和音を作ります。

 

c-e-g=Cu5

c-g-b♭=Cu4

c-f-a♭=Cl5

c-f-d=Cl4

としました。

 

音楽の方法論と構造をブルースや民族音楽、現代音楽にまで広めて、それらの音楽を肥大した機能和声の考え方と平等に考えていこうとおもうと、これらの範囲にまで三和音集合の基礎を拡張する必要があります。

 

現代音楽と機能和声音楽は違う、とか

アフリカの音楽と白人の音楽は違う、とか

現代のグローバル社会でそんなことを学問的差異とは別に区分けしてどうするのか。

皆さんそれぞれが尺度を持てばよいと思いますが、私にとってはこの「基本和声単位」がそれに該当します。

 

 

やみくもに無方法論的な現代的音楽に走ろうとする前に、結局12音を使うなら、どのようなやり方で12音を使うか、という信念を少し明確にすると、自分の生まれ持って練り上げてきた人生観が表現に活かされると思います。

 

その9

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