音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

自分のイメージを感じ、具現化する作業に意味を持つことについて〜(2019)★★★

例えば「ビートルズのコード進行は変わってる。」

と一言で済ますのは簡単です。

でもその曲が作られた背景には多くの人の人生が詰まっているわけで、容易に雑誌の記事の文字数の範囲内で評価するように落とし込み慣れるのはリアリティを奪い取るだけです。

   

 

彼らの作品の中にもボツになった沢山の曲があるわけで、発表された曲だけについて語らうことでも、彼らの音楽性を適切に評価できるとは思えません。

また、アーティストを語るなら一曲だけを見るのではなく、全曲聴きこまないといけないし、一人のアーティストだけではなくその時代の別のアーティストも全員、全曲聴くことではじめて適切な自分なりの判断ができるでしょう。そうしないといかにもな独自論が混じってしまうことでしょう。

変わっているのではなく、彼らは独自のことを押し通せただけです。

みなさんにも変わった癖があるでしょう?

人に言えない性癖があるでしょう?それを自分だ!と声高に訴え続けることができますか?

なかなかできないと思います。ビートルズはそれをやったんです。

「素人細工の音楽」と言われながら彼らは自身のやっていることを信じ続けて伝説になりました。

ここから学べるのは、本当に自分やりたいことを見つける、その手段を見つける、続ける、の三段階が必要です。

私は今「続ける」のところにいます。不定調性論で括られる音楽う発想のやり方全てが自分がやりたかったことの全てであり、なんとか頑張って体系を残し続けたいと思っています。またはこれを引き継いでより全く違う思想体系に消化いただける方を待ち望んでいます。

 

 

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まず"創造"する

ある時間と時間の間を「ある音集合が支配している」と想定し、音楽的脈絡を連鎖していきながら音楽を作るのが不定調性論の作曲法です。

ビートルズ的作曲法の浸透は「コードから曲を作る」という作曲法を一新し、再確立した、とも言えます(ビートルズがコードから作ったかは問題ではなく、結果的に確立されたこととして)。 

ビートルズが全て最初にやったわけではないでしょうが、彼らの前代未聞の商業的成功により、それらの音楽的スタイルが大きな地位を持ち、意味を持ってきたのは間違いありません。

コードを三つ知っていたら、世界を変えるヒット曲を作れる可能性があるのだ、と改めて世界に示したのです。

音楽大学なんて行かなくても、音楽で世界を変えられる、というわけです。

これは決して音楽大学がどうこうではなく、貧しく教育が受けられなくても、安いレコードしか聞けなかったとしても、音楽で夢を叶える、という可能性は誰にでもあるのだ、という概念を彼らは世界中に示した、という価値観の一新なのです。

 

 

作曲経験者なら楽曲の展開に困った時、コードを並べて曲の展開の概略を作る、ということを試してみたことがあるでしょう。

では「その流れからメロディができるんじゃないか?」とあなたはなぜ思えたのでしょう?
ただキャンバスを目の前に置いたからと言って絵が描けるわけでもないのに。


ある順番でキャンバスを並べると書きたい絵が見えてくる能力。和音を並べたら「これだ!」って思える能力。メロディが浮かぶ能力。俺はビートルズが持っていた能力と同じです。意外とみなさん持っているけど、それを具現化してまともな音楽できるの??と半信半疑なんじゃないでしょうか。そこを乗り越えていくのが、個性を作る、という作業だと思います。例えば、


CM7 |DM7 |EM7 |BM7 :|


という進行の上で、誰でも歌いやすいメロディが作れる人、自然なソロが取れる皆さんは、不定調性感覚をすでにお持ちです。その"感覚"に私が勝手に名前をつけただけです。

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その力を認知し、早期から育成し、これからの未来のための素晴らしい音楽を作る才能に育てる!というのは音楽教育産業にとっては使命であると思っています。

ちょっと歌が歌える子供には、ピアノをやらせてみれば良い、という程度が音楽教室の役目だと思われていますが、そうではないと思います。それはどうすればいいかわからなかった時代の手法であり、今は、先生と一緒にメロディを作って、TwitterやYoutubeで歌ってみれば、何がウケて何がウケないかまでサクッと分かってしまいます。

     

音楽だけに限らず、「感覚教育」「イメージ力強化教育」と言いますか、「想像力」「創造力」を磨くことが必要だと感じています。

それを音楽だけでなく、社会性として育て、将来の仕事に役立てるようにイメージし、人間関係充実、人間力向上を図るわけです。

 

そのあとに"学習"する

 

例えば、

I-IV-VIIb-I

という進行は、ビートルズ得意のサブドミナントマイナー終止的な流れですが、これがどういう意味なのか、いつ使うのか、自分にとってどんな音楽的印象なのか、ということは音楽理論の学習では学べません。

学ぶべきは、このコード進行が自分にとって、どんな風に感じられ、どういう感情や情況を表しているのかを言えることです。それを講師も問い詰めてみましょう。

それがわかれば、あとはそういう曲を作ってみたり、メロディを乗せてみて歌詞を作るだけでうす。

「フランジャー」というエフェクターの機能の科学的根拠はわからなくても、どんな雰囲気をそれが作り、どんな時に使うべきか、自分でわかるのと同じです。

 

音楽理論学習で大切なのは、人の感覚の多様性を認め、一日でも早く自己の方法論を確立し、音楽的活動の成熟を目指す段階に移ることであると思います。一般音楽理論はあなたと一般との差異を教えてくれます。

教科書に書いてあるこの方法、俺は好かん。

と思ったら、それはあなたがそういう人物であることを示しています。

だからそれを認知した上で、伝統を受け入れ、自身を追求していけばいいんです。

教科書はあなたを鍛えてはくれません。あなたを鍛えられるのはあなただけです。

 

具体的に個性を押し通した例としてのビートルズについて拙ブログではいろんな側面をほぼ全曲で解説しています。

www.terrax.site

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==コーヒーブレイク〜M-Bankのロビーの話題から==

にゃん、にゃん、にゃんんー。PC周りにネコグッズがあるとプレゼンも和やかに進みます。

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