良い制作はリラックスした心から生まれるのではないか
アーシング(静電気除去と自由電子交換で血液をサラサラにして体内の様々な炎症を除去する仕組み)で体の不調が無くなり、気持ちも落ち着いてきました。すぐに制作スピードが上がりました。それでまた無理をしたようで手荒れが発生しました。体感はなくても内臓は疲れていたのかもしれません。またまだ完全な体調復帰の過渡期だからかもしれません。でも体調が安定し心も安定しました。中年音楽家はぜひ心身の健全に全力で臨むべきでしょう。
(追記2022;手荒れもほとんど起きなくなりました。)
意識呼吸と無意識呼吸
徳川家康の大河ドラマで、太原雪斎が幼い家康に向かって
「まず息を整えよ。息の乱れた者は何もできん」
と言って心乱れる家康を諭すシーンが印象的でした。
意識して行う呼吸は、その瞬間から、自律神経が勝手に行うものではなく、脳が意図的に行う呼吸になります。
意図的に行う呼吸は、雪斎が言う通り、自分を落ちつかせ、冷静さを取り戻すための技なのだと思います。
呼吸には二種類あるわけです。意図的に行う場合と、無意識に行われるもの。
この二種類を人は自在にコントロールできるわけです。
音楽制作時の呼吸は荒く不規則
音楽の流れに臨場感を作るために、息を止めたり、静かに慎重になったり、激しく不規則に行ったりしています。無意識的に音楽の作り出す雰囲気を模索しているんだと思います。
パソコンでの音楽制作が主流になって、体の疲労も変わってくるでしょう。半分スポーツみたい。
自分が自然に行える呼吸法を。
これまでの私の学習が正しければ、
自分にとって最も良いものは自分で発見できる
です。
いま、自分にとって一番楽なのは、ゆっくり深くお腹を膨らませて大きくゆっくり呼吸することです。自分が眠りに落ちるときと同様な呼吸を覚えておいて、それを起きている時に行うためにとてもリラックスできます。
寝ているときの無意識呼吸の感じに近いからだと思います。
呼吸の筋肉を鍛える
呼吸で使われる「不随意筋」は筋トレで鍛えることができません。衰えれば、前屈になり、呼吸が浅くなり、肺や心臓への負担が増すそうです。
前屈になってホルモンのバランスが崩れる話は、プラシーボ効果での話でも述べました。
そのために日頃から呼吸を意識して行う、という時間が必要だ、というわけです(または有酸素運動)。
吸う時の筋肉;胸鎖乳突筋、前斜・中斜・後斜角筋、外肋間筋、横隔膜、上後鋸筋、外腹斜筋、内腹斜筋
吐く時の筋肉;内肋間筋、横隔膜、下後鋸筋、腹横筋、腹直筋
吸う時と吐く時で使う筋肉は違うのですね。
いちいち意識できないですから、深呼吸やスポーツ時の一定の呼吸などで鍛えられる時に鍛えましょう。
こちらにも図が、、
2017.8.31
良い曲ができれば誰でも興奮します。そしてクリエイティビティが高まり、血圧が上がり、脳はフル回転します。そして一気に完成させます。
しかし翌日聞くと「あれ?そんなに良くない」。。。誰でも経験します。
だから確認する際に、「冷静」になればよいのだと思います。
つまり呼吸を安定させて、「冷静に聴くぞ」って意識をコントロールすればだいぶ違います。
経験が必要。
呼吸によって、ストレスや感情を意図的にコントロールする方法があって、現代人はそれを忘れてしまっているのではないか。