音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

One Note Samba(旋律という存在について考える)★★★★

2017.8.17→2019.8.11(更新)

82, One Note Samba

〜One Note Sambaを題材に旋律という存在について考える〜

One Note Samba ; Antonio Carlos Jobim - YouTube

主要コード進行です。

Bm7 |Bb7 |Am7(11) |Ab7(b5) |
Bm7 |Bb7 |Am7(11) |Ab7(b5) |
Dm7(11) |Db7(b5) |CM7 |F(9) |
Bm7 Bb7 |Am7(11) D7(9) |Ab7(b5) |G6 |

Cm7 |F7 |BbM7 Eb7 |BbM7 Eb7 |
Bbm7 |Eb7 |AbM7 Db7 |Am7 D7 |

Bm7 |Bb7 |Am7(11) |Ab7(b5) |
Bm7 |Bb7 |Am7(11) |Ab7(b5) ||
Dm7(11) |Db7(b5) |CM7 |F(9) |
Bb7(13) |A7 |AbM7 |GbM7 |

 アントニオ・カルロス・ジョビン one note samba(amazonに飛びます)

この曲は、曲名のとおり、メロディを主要な一音で固定する、というコンセプトで構成されています。

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和音は低音に重心がある、と初期学習します。
でもそれならば、なぜメロディは高音にあるのでしょう。

西洋音楽文化圏でその商業音楽に親しむ人は高音のメロディと低音のベースにそれぞれ違った重心を置くことができます。

 伝統調性音楽は低音に重心がある、ということを重視しています。

生物学が立証、バンドで最重要なパートはベースだった | ギズモード・ジャパン

上記では、脳が低音のリズムを捉えやすいから、という研究結果を報告しています。

同様に、メロディに集中して音楽を楽しむ、という慣習または脳の性質も私たちは自覚しています。

 

同曲はトップの繰り返される同音に意識を集中させることで、低音の不定調性的進行をマスキングしたような、いわゆる「高音安定」とも思えるような意識の状態を作ってくれます。

 

不定調性論では、「低音の安定」と、「高音の安定」の二極の中心を設けました。こうすることで、ベースラインの音楽、主旋律の音楽、内声の音楽それぞれの重要性を改めて考えることができます。

   

例えば和音の転回形。

基音が低音になくても和音は成り立つ。

当たり前ですが、これは転回形が持つ和音の表情の違いを明確にします。

|:C G/B |Bb Bb/A |Ab Eb/G |Dm7 G7 :|

といった進行に美しさを感じる人は、転回形の和音が独自に持つ和音の美しさを理解している、ということです。

 

これは、

G/B ≠ G
である、ことを確認するわけです。構成音が同じだから一緒、という和声学的な合理性と実際の音楽を一緒にしてはいけません。

 

でもそれだと和音分別がラモーの和声論生成以前の状態に戻ってしまいますから、G/B=G

と同時に、情動的には

G/B≠(ヒトシクナイ)G

という矛盾を頭に入れておけば良いことになります。 拙論はこうした矛盾を認めることで成り立ってしまう不思議な意識の世界を受け入れます。

和音はどの楽器で、どの流れで、どんな長さで、強さで、雰囲気で鳴らされるかで当然全て異なります。構成音が同じ、という記号だけでは実は計りきれず、記号論への特化は学習時に済ませ、改めて1音1音の存在を豊かに感じることのできるスピリットを呼び戻しましょう。

ジャズにおいては、ベースラインが4ビートで経過音を伴い、自在に激しく動きますね。それでも音楽は安定していると感じるでしょう。聞き手が低音の安定を想定して自在に音楽を聴けないとジャズは面白く感じないでしょう。

 

ex.1

|:C B7(#9) |Bbm7(b5) A7(b13) |AbM7 Gm7(9) |

F#m7(11) FM7 |E7(b13) Ebm7(b5,b13) |

DM7 DbM7(#11) |Csus4 Bm7(11) |Bb7 Am7 |

コード音源はこちら

このコード一つ一つにメロディを

c-d-e-f-g-a-b-c-c-b-a-g-f-e-d-c

とつけてみてください。

スラントライン、という理解をされている方もおられるでしょう。

 

ex.2

Dm7(11) Eb7 |C |(topをgに固定)

FM7 EbM7(#11) |CM7(13) |(topをaに固定)
等を行うだけで、変わった終止進行を作ることができます。

下記ページで流れを組み込んだコード進行を作りました。

one note samba記事の参考資料

 

音楽における、メロディって何だ、ベースラインて何だ、と考えてみると、全てがそれぞれの音域における"旋律"である、とわかります。

 

One Note Sambaみたいな和声進行を不定調性進行と当ブログでは呼んでいます。

   

 

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何にでも接続できて128GBのUSBとか便利じゃん??て話になりました。

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